「イチローズモルト」まずはここからという1本
秩父蒸溜所のフラッグシップ的存在のウイスキー
イチローズモルト モルト&グレーン ホワイトラベル
長い正式名称から通称「イチローズモルト ホワイトラベル」と呼ばれウイスキー愛好家に愛飲されている銘柄。
入手困難な時期を経て流通が安定、手が届きやすい価格からも更なる人気国産ウイスキーへと成長を遂げました。
イチローズモルト ホワイトラベルの味わいをレビューし、定価をコスパで評価。
おすすめの飲み方や、使用されている原酒などを記載していきます。
イチローズ モルト&グレーン ホワイトラベル
蒸留所・・・秩父蒸留所
地域・・・埼玉県秩父市
ノンチルフィルター、ノンカラーリング
アルコール度数・・・46 %
イチローズモルト モルト&グレーン ホワイトラベル
秩父蒸留所が生産する唯一のレギュラーラインナップ「リーフラベルシリーズ」
「イチローズモルト モルト&グレーン ホワイトラベル」はエントリーモデル的存在。
市場流通を見ても、リーフラベル5種の中で最も入手しやすいのがこのトホワイトラベル。
アルコール度数が46度と僅かに高く、飲み応えがあるのもこのウイスキーの個性の一つ。
イチローズモルトの定番ウイスキー「リーフシリーズ」についてまとめました↓
イチローズモルト ホワイトの原酒は?
- 使用原酒:モルトウイスキー・グレーンウイスキー
- アルコール度数:46度
- 容量:700ml
イチローズモルト ホワイトラベルは「ブレンデッドウイスキー」
2008年に蒸留を開始した秩父蒸留所のウイスキー原酒をキーモルトとし、9蒸留所のモルト原酒と2蒸留所のグレーンウイスキー原酒をブレンド。
ホワイトラベルはワールドブレンデッドウイスキーというカテゴリーに属し、海外のウイスキー原酒も使用して生産されています。
残念ながら使用原酒の蒸留所名は明かされていません。
近年、原酒不足からか国産ウイスキーを生産する各社から世界の5大ウイスキーをブレンドして作るワールドブレンデッドウイスキーがリリースされています。
サントリーAO(碧) や 静岡蒸留所のブレンデッドM もこの代表格。
国産ウイスキーの良さを表現し、定価の設定を低く抑えられるのが利点。
バッチごとに振り分けられたロットナンバー
ホワイトラベルに代表される「イチローズモルト リーフシリーズ」のバックラベルには右下にロットナンバーが刻印されています。
このボトルだと「299番」
番号が違えばバッティングされるウイスキー原酒も異なり、多少の味の違いも現れます。
飲み比べしてみるのも一興。
ロットにより時代ごとの味わいの違いを顕著に感じられるのもホワイトラベルを含め、このリーフシリーズの魅力の一つ。
イチローズ モルト&グレーン ホワイトラベルの定価は?
イチローズモルト ホワイトラベルの定価:4,235円(税込み)
2023年7月に行われた値上げにより、これまでの3,850円から400円近く定価が高くなりました。
3千円台で購入できる貴重な国産ウイスキーだっただけに少し残念。
流通が安定する以前は、価格が高騰している時期もありましたが、比較的現在(2024年)は落ち着いているように思えます。
ネット通販を使えば定価に近い価格で入手可能。
安定供給が行われている現在ではホワイトラベルを使用した、イチローズモルトが香る「ウイスキーケーキ」なども生産されています。
お中元やお歳暮、バレンタイデーなど、ウイスキー愛好家への贈り物にも最適。
イチローズモルト ホワイトラベル テイスティング・レビュー
イチローズモルト モルト&グレーン ホワイトラベルの評価は?
実際にグラスに注ぎテイスティング&レビューしていきましょう
カラーは、少々鈍く輝くゴールド。
香りは、ハチミツの様な甘い香りと洋梨。
口に含むと、ドライでスパイシー イチローズモルト特有の香木系の香りが新鮮に程よい甘みを伴いながら広がってゆく。
ライトボディだがアルコール臭は強くなく軽やかで飲みやすい。
ブレンデッドウイスキーながらシングルモルトウイスキーを飲んでいるような個性と満足感を得られる。
フィニッシュは、ハチミツのような甘い味わいに潜む心地よい香木、スパイシーでオーキーな香りがフレッシュに広がる。
しかしそれ程長く続かずにスムースでドライに切れ上がる。
加水すると香木系の味わいに潜むビターな渋みを少々強く感じる。
ハイボールにすると不思議と印象が変わり、森林の様な爽やかな香りが立ち上り、軽やかで心地よい。
イチローズモルト ホワイト オススメの飲み方はハイボール!?
この手のウイスキーによくあるピりつくアルコールのネガティブな味わいが少なく、ストレートで飲んでも十分に楽しめる。
しかし、最もおすすめしたい飲み方は「ハイボール」
香りだつ香木、どこか森林を想わせるような爽やかな香りは、飲み心地良く印象に残る味わい。
ロケーションを問わず常飲したくなるハイボール。
イチローズモルト ホワイトラベル コストパフォーマンス&まとめ
Ichiro’s Malt & Grain White Label
- イチローズモルトを知るにはまずはここから
- 海外原酒を使用するウイスキー
- 香木を想わせるハイボールがおすすめ
- 流通が安定し定価で買える
品薄、終売が続く国産ウイスキーの中でも特に目にする事が少ない「イチローズモルト」
発売当初からしばらくの間はこの「イチローズモルト モルト&グレーン ホワイトラベル」も入手困難で価格が高騰している時期が続きました。
しかし、現在は比較的安定し落ち着いた流通と価格で購入できるようになっています。
イチローズモルト ホワイトラベルは、ワールドブレンデッドウイスキーというカテゴライズで海外産の原酒を使用して生産されているウイスキー。
しかし、秩父蒸留所の個性を感じ取れる仕上がり。
海外産ウイスキー原酒の使用には賛否両論あるかとは思いますが、筆者はこの価格帯で「イチローズモルト」の味わいに触れる事が出来る事への喜びの方が勝っています。
まだを口にされた事のない方は、この辺りから初めてみるのはいかがでしょうか。
品薄がゆえ、定価を大幅に上回るプレミアム価格での販売も行われています
↑2024年現在、流通が安定している様でネット通販でも定価での購入が可能になっています。
定価で販売されている酒屋と入荷のタイミングを合わせての購入をオススメします。
「イチローズモルト ホワイト」の安定流通は続くと思いますが、他のリーフシリーズは使用原酒からもいつ完売・終売orモデルチェンジ?になってもおかしくありません。
貴重なイチローズモルトにまずはホワイトラベルで触れる
香木薫るハイボールを低価格で嗜む…
常飲できる現在の価格帯で安定流通が続く事を祈りつつ。
コスパ優良
ホワイトラベルから更に深みを増し、熟成感を感じる味わいへと仕上がりを見せている「イチローズモルト リミテッドエディション」
限定ウイスキーではありますが、タイミングさえ合えば適正価格で販売されている事もあります。
イチローズモルトの樽を預かっていた事も有る関係の深い笹の川酒造。
同社が安積蒸留所で生産するワールドブレンデッドウイスキー
軽やかなウイスキーですが、どこかメープルシロップ香る味わいに好印象。
比較的良心的な定価設定が嬉しいウイスキー
イチローズモルトから2020年に発売された限定ウイスキー
新型コロナウイルスの流行で大打撃を受けたバーや飲食店に向けてのリリース。
ハイプルーフ50.5度でのボトリング
現在少量ですがネット通販で販売されているようです。
イチローズモルト「リーフシリーズ」と言えばやはりこれ「MWR ミズナラウッドリザーブ」
最近は入手困難で値上がりしたボトルしかほとんど目にしなくなってきました。
200mlの商品は比較的購入しやすいので下記からチェックしてみて下さい。
味わいや定価など詳しくレビューしました↓
コチラは秩父蒸留所の原酒に「ピート」を炊きこんで作られた「秩父 ザ・ピーテッド」
文句なく素晴らしい商品なのですが、希少な故その価格が、、、
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを
国産ウイスキーの雄「イチローズモルト」更に深く触れてみては