アマハガン
ワールドモルト
エディションNo.1
使用原酒(キーモルト)・・・長濱蒸留所原酒・海外産モルトウイスキー
熟成年数・・・ノンエイジ
アルコール度数・・・47度
地域・・・滋賀県 長浜市
製造元・・・長浜浪漫ビール株式会社
アマハガン ワールドモルト エディションNo.1
滋賀県長浜市に所在する長浜浪漫ビール株式会社
同社により国内最小規模でウイスキー造りを行う長濱蒸溜所。
ブレンデッドモルト「アマハガン ワールドモルト エディションNo.1」はこの地で生産されます。
現在生産されるアマハガンの種類や違いについても解説していきます。
長浜浪漫ビール株式会社とは?
長浜浪漫ビール株式会社が設立されたのは1996年。
クオリティーの高いクラフトビール生産で定評があり、地元滋賀県だけでなく全国各地多くのファンから愛されています。
苦味の中に柑橘の香りが宿る「長浜IPA スペシャル」はウイスキー愛好家にもぜひ飲んで欲しい逸品。
長濱浪漫ビールと長浜IPAスペシャルについてこちらで触れました
![](https://whisky315.com/wp-content/uploads/2022/07/nagahama-ipa-special.jpg)
後にビール生産だけにとどまらず、2016年にスコットランド視察を経て長濱蒸留所を設立。
ビール造りと共にウイスキー生産も開始。
2017年に長濱ニューメーメイクと名付けニューポットを限定で発売
ピーテッドを含む4種類をリリース
後の2018年12月4日「アマハガン ワールドモルト エディションNo.1」は初めて販売を開始した長濱蒸溜所の記念すべき第一歩のブレンデッドモルトウイスキー。
AMAHAGANに使用されている原酒
海外で生産されるモルトウイスキーをベースに長濱蒸溜所のモルトウイスキーをブレンドして生産。
アマハガンはグレーンウイスキーを一切使用しないブレンデットモルトウイスキーとしてリリース。
アマハガンはどの種類もこの製法をベースに個性付けしたもの。
アマハガンが表す意味 名前の由来は?
「アマハガン」名前の由来はアルファベットの綴りをひっくり返すと一目瞭然
AMAHAGAN=NAGAHAMA(アマハガン=長濱)
地域に根付く長濱蒸留所らしいネーミングです。
熟成年数は?
熟成年数の表記がないノンエイジでのボトリング。
海外のモルトウイスキーは様々な年数のものを使用していると思われますが、 長濱蒸留所原酒は2016年からの生産なので発売当初は2年ほどしか経過していませんでした。
「アマハガン ワールドモルト エディションNo.1」テイスティング・レビュー
アマハガン ワールドモルト エディションNo.1の評価は?
実際にグラスに注ぎテイスティング&レビューしていきましょう
カラーは少し薄めのゴールド。
香りは麦芽、穀物系の香りに蜂蜜のような甘い香りが潜み、共にアルコール臭も感じ取れる。
口に含むと麦芽の甘みと若干の酸味が広がり爽やかな印象。
アルコール度数の割にピリピリとした感じがそれほど強くは感じられない。
ボディはミディアム程度。
飲み進めていくと中盤くらいに樽熟成による少々ウッディでビターな味わいと僅かにピーティーで複雑な味わいが混ざり合いながら上がってくる。
フィニッシュはそれほど長く重厚なものではないが麦芽の爽やかな香りが続く。
加水すると複雑な印象が増し、ほのかにピーティーでモルティな味わいがさらに感じられる。
ハイボールとの愛称も良く香りだち華やかで軽やか、飲みやすい印象に。
AMAHAGAN World Malt Edition No.1オススメの飲み方は?
販売価格やアルコール度数を考慮するとストレートで飲むのも悪くないと感じます。
しかし、オンザロックにしても確かに感じられる麦芽の香ばしさと蜂蜜のような甘味が個人的には好みに合いました。
「アマハガン ワールドモルト エディションNo.1」コストパフォーマンス&評価まとめ
AMAHAGAN World Malt Edition No.1
- ブレンデッドモルトウイスキー「アマハガン第1弾」
- ウイスキー初心者にもオススメ
- 多様性のある飲み方は高評価
- AMAHAGAN他の種類にも注目
国内最小規模クラスの蒸留所が生産する
「アマハガン ワールドモルト エディションNo.1」
長濱蒸留所が最初にボトリングしたウイスキーという事も有り注目度も高く、一度は飲んでおきたい1本。
数々の国産ウイスキーが終売・休売を繰り返す中、海外産のモルトウイスキー原酒を使用している事も有り、流通が比較的安定しています。
スモーキさも少なく、これからウイスキーを本格的に楽しみたいというシングルモルト初心者の方には、ハイボールはもちろんストレートでも挑戦してみたり…
ウイスキー愛好家の方には気軽にロックやハイボールでも…
ロケーションに合わせた多様性のある飲み方で楽しめるウイスキー。
価格の割に幅広い層に比較的高い水準で満足度を与えてくれるウイスキーではないでしょうか。
評価:コスパ優良
アマハガンの種類は?
2018年に「アマハガンエディションNo.1」が発売。
その後、順を追って熟成樽や使用原酒の種類を差別化した商品が現在5種類発売されています。
- アマハガン ワールドモルト エディションNo.1
- レッドワインウッドフィニッシュ
- ミズナラウッドフィニッシュ
- アマハガン山桜ウッドフィニッシュ
- アマハガン ワールドモルト エディションピーテッド
5種類どれも魅力的な個性付け…
これからの展開される種類にも期待が寄せられます
アマハガン ワールドモルト 第ニ弾 レッドワインウッドフィニッシュ
エディションNo.1のウイスキー原酒をベースとし、赤ワインの樽で後熟
長濱モルト原酒に干しブドウやベリー系の果実の味わいが調和。
フルーティーでボディの厚いウイスキー
アマハガン ワールドモルト 第三弾 ミズナラウッドフィニッシュ
第3弾でフィニッシュに使われたのはミズナラ樽。
日本原産のオーク樽で、海外のウイスキー愛好家からも人気の高い日本古来の香り立ちを感じます。
オリエンタルな風が吹く気品のある味わい
アマハガン ワールドモルト 山桜ウッドフィニッシュ
日本原産の山桜の樽で後熟したアマハガン
桜餅のような香り…
香木を感じるスパイシーな樽香…
和の雰囲気を纏ったウイスキー
アマハガンエディション山桜レビューしました
![](https://whisky315.com/wp-content/uploads/2022/12/amahagan-yamazakura.jpg)
アマハガン ワールドモルト エディション ピーテッド
長濱蒸留所のウイスキー原酒に、海外産のピーテッド原酒とノンピーテッド原酒をブレンドしてボトリングしたウイスキー。
原酒の一部はバーボン樽での追加熟成。
スモーキーな味わいにフルーティーで爽やかな余韻。
長濱蒸留所初のピーテッドウイスキー
アマハガンエディション ピーテッドレビューしました
![](https://whisky315.com/wp-content/uploads/2023/07/amahagan-peated.jpg)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを
国産ブレンデッドモルトウイスキー「マルス モルテージ 越百」
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![](https://whisky315.com/wp-content/uploads/2016/03/b6107cd0208453671b3e7df4ee7853b6.jpg)
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