マルス モルテージ 越百 モルトセレクション
蒸留所・・・信州マルス蒸留所(本坊酒造株式会社)
地域・・・長野県駒ヶ岳山麓
熟成年数・・・ノンエイジ
アルコール度数・・・43 %
ウイスキー越百(コスモ)は「信州 マルス蒸留所」で
ウイスキー越百(コスモ)を生産するのは本坊酒造株式会社が所有する信州マルス蒸留所。長野県の駒ケ岳の麓に所在します。
1949年、マルスウイスキーは九州の鹿児島県からスタート。
その後より良い地を求め、1960年からの山梨時代を経て、1985年に現在の長野県駒ヶ岳山麓へ受け継がれます。
本坊酒造は「いつか日本の風土を生かした本物のウイスキーを造りたい」
その夢を実現させるため、長野県中央アルプス駒ヶ岳山麓、標高798mの木々の生い茂る美しい森の中に信州マルス蒸留所を開設。
この世にマルスウイスキーを産み落としたのは岩井喜一郎氏。
NHKの連続テレビ小説「マッサン」でも有名になった国産ウイスキーの生みの親、竹鶴政孝氏の上司で、彼をスコットランドへ送り出した事でも知られる人物。
ジャパニーズウイスキーと言えば、スコットランドへ研修に行ったことでも有名な竹鶴政孝氏が多くクローズアップされますが、日本のウイスキー文化への貢献度という意味では岩井喜一郎氏を外すことはできません。
最初に山梨にウイスキー蒸留所を建設する際、竹鶴氏に提出されていた国産ウイスキーの原点とも言うべき「竹鶴ノート」を元に工場設計を行っていきます。
「マルスウイスキー」名前の由来は?
この「マルス」の名前の由来は創業当時からのイメージシンボルである星に、火星MARS(マーズ)と、戦いの神そして農耕の神という意味を持つローマ神話に登場するMARS(マルス)にちなんで銘々。
仕込み用水は日本アルプス山系、駒ヶ岳の麓から湧き出る清らかな水。
豊かな自然の息づく標高798m…
信州マルス蒸留所は静寂の中たたずんでいます。
マルス蒸留所見学ツアー
蒸留所は美しい場所に立ち、見学施設も設けられていますので一度は「蒸留所見学」に趣くのもおススメです。
蒸留所限定のウイスキーを購入したり、試飲も出来るようになっています。
蒸留所見学は勿論、信州を楽しめる便利なバスツアーもあったりします
マルス蒸留所へ行けるツアーはコチラから
マルス モルテージ ウイスキー越百 ~Malt Selection~
「MARS MALTAGE 越百 ~Malt Selection~ 」は、マルスウイスキーのブレンド技術により、タイプの異なる複数のモルト原酒をヴァッティング。
複雑さと奥行きを表現したブレンデッド・モルトウイスキー
商品名の「越百」は、中央アルプスに連なる山の一つである「越百山」から名付けられています。
宇宙を連想させる越百(コスモ)という呼び名から、中央アルプス山麓にある信州マルス蒸留所から見上げる夜空をイメージしたラベルデザイン。
ボトルデザインも凝っていて、よく見ると肩の部分とボトムの部分に中央アルプスの山々がデザインされています。
「マルスウイスキー越百」テイスティング・レビュー
マルスウイスキー越百の評価は?
実際にグラスに注ぎテイスティング&レビューしていきましょう
カラーは少し濃い目の琥珀色。
香りはハチミツのような甘い香りに、フルーツの酸味。
口に含むとミディアムボディながらハチミツ系の甘味を感じ、少々のアルコール感と樽香が漂う。
フィニッシュに向かい程好いピートと共に穏やかな甘味と酸味が続き、クリーンでスッキリと消えていく。
オンザロックにしてもストレートの時よりハチミツ系の香りは感じなくなるものの、飲みやすく仕上がる。
ハイボールにすると香り立ち華やかで、少々かたく感じる部分が飲み心地良く飲み飽きない感じで個人的には気に入りました。
マルス モルテージ 越百(コスモ)コストパフォーマンス&まとめ
近年ジャパニーズウイスキーを取り巻く環境は決して良いとは言えません。
多くの国産ウイスキーが終売、値上げ相次ぐ中で、2015年の夏にリリースされた「マルス モルテージ 越百(コスモ)」
同種の国産ブレンデッド・モルトウイスキー竹鶴はラインナップのほとんどが終売。
マルス ウイスキー越百のリリースはウイスキー愛好家にとっては嬉しいニュース。
最近のジャパニーズウイスキーの定番とかしている「ノンエイジ」でのボトリング。
しかし、よくありがちなアルコール臭が強く感じるタイプでは無く、香り飲み口ともに良好で好感が持てました。
樽由来の香りが出ているタイプのウイスキーを好まれる方にはおススメです。
価格的にも「サントリー」「ニッカ」共に相次ぐ値上げを発表している中、この価格ならば購入しても楽しめるウイスキーに仕上がっているように感じます。
最近、新発売された国産ウイスキーにがっかりされている方は一度試してみる価値があるのではないでしょうか。
欠品せず、長く流通してくれれば良いのですが、、、
評価:コスパ優良
「 岩井トラディション」はマルスウイスキーの生みの親である岩井喜一郎氏に敬意をはらい詰められた「ブレンデッドウイスキー」
ブレンデッドならではのスムースな飲み心地にピートの香りがしっかりとついています。
駒ヶ岳の名を冠したウイスキー。
最近だんだん希少な物になってきてしまいました。
つい先日発売された「竜胆」も即完売でした。飲めるうちに、、、
本土最南端のウイスキー蒸溜所として2016年11月に誕生した「マルス津貫蒸溜所」
初めてボトリングされたのがこの「シングルモルト津貫 THE FIRST」
熟成は3年程度、59度というハイプルーフ気になる一本。
本坊酒造公式通販はコチラから
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを