イチローズモルト ダブルディスティラリーズ DD
蒸留所・・・秩父蒸留所・羽生蒸留所
地域・・・埼玉県秩父市
ノンチルフィルター・ノンカラーリング
アルコール度数・・・46 %
「イチローズモルト ダブルディスティラリーズ DD」
緑の葉のラベルが印象的な「イチローズモルト ダブルディスティラリーズ」
D.Dの相性で親しまれているこのウイスキーは、埼玉県 秩父市のベンチャーウイスキー株式会社所有の秩父蒸留所で生産されています。
今や日本国内だけでなく、世界各国で高い評価を得ている秩父蒸留所。
詳しくは以前コチラで触れました
イチローズモルト D.D(ダブルディスティラリーズ)の原酒
- ベンチャーウイスキー株式会社の秩父蒸留所
- 東亜酒造の羽生蒸留所
「イチローズモルト ダブルディスティラリーズ」に使用されている原酒は、肥土伊知郎氏が創業した株式会社ベンチャーウイスキーの秩父蒸留所原酒と、その祖父が創業した東亜酒造の羽生蒸留所原酒。
羽生蒸留所の原酒
東亜酒造株式会社の羽生蒸留所は、埼玉県羽生市に肥土伊知郎氏の祖父により操業。
羽生蒸留所のモルト原酒は、パンチョン樽を主体としたシェリー樽で熟成されたウイスキー
蒸留所が稼働していたのは1946年から2000年まで、現在は閉鎖蒸留所となり、単体で口にする事は困難になってしまいました。
秩父蒸留所の原酒
秩父蒸留所が稼働したのが2008年、その事からも使用原酒の酒齢の若さが伺えます。
秩父蒸留所では、熟成にはミズナラの樽を多く使い、仕込み水には天然のミネラルが溶け込んだ大血川渓谷水系の軟水を使用。
大麦麦芽には少量ではあるものの、地元である埼玉県産の大麦を使い、フロアーモルティングも行われています。
⇒現在入手可能なイチローズモルト(通販)
イチローズモルトD.D テイスティング・レビュー
イチローズ モルトD.D(ダブルディスティラリーズ)の評価は?
実際にグラスに注ぎテイスティング&レビューしていきましょう
カラーはイエローがかったゴールド。
香りは蜜のような甘い香りに白檀のような香りが奥に潜む。
口に含むとスパイシーなジンジャーやブラックペッパーのような味わいがほのかな蜜のような甘みと共に舌を包み込む。
飲み進めていくと中盤あたりにウッディな味わいが現れそこにスパイシーな甘み、青みのある爽やかさが混ざり合う。
ヤングエイジのウイスキーを飲んだ時のようなエステリーな味わいも僅かに感じられる。
フィニッシュでは少々ビターな味わいも現れどこか爽やかでオリエンタルな印象を残し白檀の香りとともにゆったりと続く。
加水すると柑橘の香りと蜜のような甘みが際立ち心地よく飲みやすいが、やはり爽やかな印象も。
ロックにすると今度はドライさも前面に現れるがフィニッシュではほのかな甘みが残る。
ハイボールにするとすっきりと爽やかな酸味を伴うハイボールに仕上がり飲みやすい。
コストパフォーマンス&まとめ
イチローズモルトダブルディスティラリーズに使用されている秩父蒸留所のウイスキー原酒は 蒸留所がオープンしたのが2000年という事からから考えても、使用原酒の若さが伺えます。
しかしそれがウイスキー自体の爽やかな旨味に変わり、バランスの良い素晴らしさを感じます。
それも秩父蒸留所原酒と共にブレンドされている羽生蒸留所のウイスキー原酒のクオリティーの高さからきているのかもしれません。
D.Dを始め、イチローズモルトのリーフシリーズンにはバックラベルにロットナンバーが刻印されています。
当たり前ですが、ロットごとにバッティングしている樽が異なり、味の違いを感じる事が出来ます。
数年前に頂いた時よりも今回のロットは、原酒の若みのようなものを多少感じました。
これも楽しみの一つでしょうか。
D.Dの相性で親しまれているこのウイスキー、 現在は秩父蒸留所の定番アイテムとしてラインナップされていますが、羽生蒸留所の原酒の枯渇により終売するのは必然。
飲むことが出来る今のうちに飲んでおくのが得策なのかもしれません。
コスパ良好
購入しやすい価格の200mlサイズのボトル
リーフシリーズである、ミズナラウッドリザーブ・ワインウッドリザーブ・ダブルディスティラリーズの3本セット
飲み比べや、お中元お歳暮などにも最適
ホップを利かせた苦みの強いビールIPAカスクでフィニッシュをかけたイチローズモルトウイスキー。
フルーティーな甘みが大変強くフルボディ。
イチローズモルトの中でも一番話題性の高い「カードシリーズ」の最後を締めくくるジョーカー。
こちらは生産数がかなり少ない「モノクロ」
一度は口にしてみたいのですが価格が…。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを
リーフシリーズに定番商品として追加された「イチローズモルト クラシカルエディション」レビューしました↓