終売【竹鶴17年 レビュー】定価や味・飲み方は?マッサンのニッカ ピュアモルト ウイスキー | ウイスキー 最高の銘柄を探して。。。
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終売【竹鶴17年 レビュー】定価や味・飲み方は?マッサンのニッカ ピュアモルト ウイスキー

終売した竹鶴17年の味わいや定価・評価をレビュー,飲み方,価格推移,

 

竹鶴17年

蒸留所・・・余市蒸溜所、宮城峡蒸溜所

地域・・・北海道、宮城県

アルコール度数・・・43 %

 

 

※終売「竹鶴17年」ニッカウヰスキー

現在終売してしまった「竹鶴17年」を生産していたのは、ウイスキー愛好家だけでなく、今や日本中に知らない人はいない「ニッカウヰスキー」

ニッカをその地位へ押し上げたのは、2015年にNHKで放送された連続テレビ小説「マッサン」

竹鶴正孝氏の半生と共にニッカウヰスキーの歴史が描かれたドラマで、それが社会現象を引き起こすヒットとなり、ジャパニーズウイスキーブームをもたらしました

主人公の竹鶴政孝氏は勿論、ニッカウヰスキーも脚光をあび今では原酒が足りず、値上げ&終売の連続です。

ドラマ内では、スコットランド修業時代も描かれていて、ウイスキー作りを「マッサン」が苦労して成し遂げていく姿に元気を貰えます。

 

劇中で流れる「中島みゆき」さんの麦の歌、バグパイプの音色も素晴らしくドラマにあっていました。

スコットランドの大自然を感じます

 

ニッカウヰスキーの創業

ニッカウイスキーは現在、国内のブームだけでなく海外でも様々な賞を獲得し、国内外問わず注目を集めているウイスキー生産者。

ニッカウヰスキーが誕生したのは1934年。

ウイスキーの本場スコットランドで修業を終えた竹鶴正孝氏が、最良の地として選んだのが「北海道 余市町」

その地に工場を建設し「大日本果汁株式会社」としてスタートをきります。

社名が示す通り、当初ウイスキーが製品化されるまでの間はリンゴ果汁などの販売を行っていました。

そして6年後の1940年、初のウイスキー「ニッカ角瓶」が市場に送り出されます。

その名残という訳ではないかもしれませんが、竹鶴も2000年ごろには角瓶でボトリングされていました。

 

後に、更にウイスキーの販路は拡大していき、1952年には現在の「ニッカウヰスキー」に社名が変更。

じわじわと世間的知名度も上がり、サントリーとの2大ウイスキーメーカー時代が始まります。

北海道の余市蒸留所の雪深く美しい情景が登場します↓

 

竹鶴17年とはどんなウイスキー?

竹鶴17年の味わいや定価・評価をレビュー,ボトルとラベルの意味,価格推移,

 

スコットランドでウイスキー作りを最初に学んだ日本人「竹鶴政孝氏」の名前を冠したピュアモルトウイスキー。

竹鶴 に使用された中身の原酒は2種類

  • 北海道余市蒸留所の重厚で力強いタイプのモルト原酒
  • ローランドタイプで柔らかく華やかな宮城峡モルト原酒

竹鶴17年は上記2種類の原酒をバッティングして作られたブレンデッドモルト・ウイスキー。

このウイスキーが素晴らしいのは味だけでなく、ラベルやボトルもデザイン性が高くこだわりの詰まったものになっています。

  • ボトルのショルダー部分からネックにかけての形状はポットスチルを表現
  • 側面のボディの部分は丸みの付いたデザインで樽を表現

 

竹鶴17年で中身の味わいに求められたのは、モルトウイスキーでありながら、ブレンデッドウイスキーに匹敵するやわらかさ。

これをウイスキー作りのコンセプトとしてボトリングされました。

竹鶴17年の定価は?

現在は終売してしまったので、定価で販売されている事は有りませんが…。

記録として販売していた当時の定価を記しておこうと思います。

竹鶴17年の定価:5,000円(2003年の記録)

この価格は2000年頃に流通していた価格。

価格推移でいうと、この後に数回の値上げを繰り返し、休売の後に終売となります。

 

竹鶴政孝さん・リタ婦人がバックラベルに

竹鶴17年のバックラベル

 

終売してしまった竹鶴17年のバックラベルには、竹鶴政孝氏・リタ婦人の写真と共にニッカウイスキーへのお二人の想いが綴られています。

ウイスキー造りへ情熱を傾けた竹鶴政孝氏、それを支えたリタ婦人、このボトルにはその歴史がこめられストーリー性を感じます。

 

竹鶴政孝さん・リタさんが眠られる「美園の丘の墓地」

現在、私たちの生活の身近にウイスキーがある喜びは、このお二人のご尽力無くしてはあり得ません。

余市蒸留所を身を見下ろせる場所にあり、見学と共に花やウイスキーをお供えされる方々も多くいらっしゃいます。

 

旧ボトルはラベルが違う

竹鶴17年の旧ラベル 終売 価格推移

 

今回テイスティング&評価に使用した、当記事の竹鶴17年は終売する直前のボトル。

これより前のウイスキーブーム以前には、旧ボトルが出回っていました。

旧ボトルではラベルサイズや「竹鶴」の書体の大きさが異なり迫力があります。

ボトルキャップには旧ボトルではコルク栓が採用。

コルクには熟成に使用した樽材が使われるというこだわりのあるボトルでした。

確か味も違うと感じていましたが、旧ボトルの記憶が今では定かでは有りません…。

価格は当時確か4千円足らずで買えていたと記憶しています。

現在までの価格推移を見ると驚きです。

 

 

世界的コンペティションで受賞

竹鶴17年は、世界的なウイスキーコンテストでの評価も高く多数の賞を受賞しています。

  • WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)2015 ワールド・ベスト・ブレンデッドモルト(ピュアモルト)受賞
  • WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)2014 ワールド・ベスト・ブレンデッドモルト(ピュアモルト)受賞
  • WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)2012 ワールド・ベスト・ブレンデッドモルト(ピュアモルト)受賞
  • ISC(インターナショナルスピリッツチャレンジ)2008 金賞受賞

日本国内で「マッサン」が放映され、0竹鶴がブームとなる2015年よりも遥か昔に多数の受賞歴があります。

現在の日本国内での評価や、人気がありすぎての終売は当然の結果なのかもしれません。

 

⇒現在入手可能な「竹鶴ピュアモルト」

 

ニッカ 竹鶴17年 テイスティング&レビュー

ニッカ ピュアモルトウイスキー 竹鶴17年評価は?

テイスティンググラス に注ぎレビューしていきましょう。

終売した竹鶴17年をテイスティング

カラーはしっかり色付く琥珀色。

香りはベリー系のフルーティーな香りが主体で華やか、そこに少しの酸味とスモーキーな香りが潜む。

口に含むと香りからの甘さよりドライさも感じる。

しっかりとした骨格、南国系フルーツのような優美な味わい、わずかなスモーキーな味わいが程良く感じられバランスが良い。

飲み進めていくと、ウッディでビターなニュアンスも…そこにミルクチョコレートの様な甘さが重なり心地よい。

ボディはそれなりに厚みを感じるが、強すぎるフレーバーは皆無で飲みやすくバランスの良さに秀でている。

フィニッシュはすっきりとした印象だが、物足りなさを一切感じないのはシェリー樽を連想する甘い香りがほのかに漂うからだろう。

加水するとふくよかで飲みやすく、口の中をフルーティーで柔らかな味わいでアルコール感をあまり感じない。

ロックにしても印象はさほど変わらず気品のある満足感を得られる。

ハイボール・水割りとの相性も大変良く、少しリッチで味わい豊かな仕上がりになる。

ニッカウヰスキー「竹鶴17年」おすすめの飲み方

「竹鶴17年」おすすめの飲み方は、終売してしまい貴重なウイスキーとなってしまった今はやはりストレートで嗜みたい。

竹鶴17年が持つ、味わい深くも飲みやすいバランスの妙はストレートでこそ真価を発揮します。

しかし、安価で流通していた頃は、ロックや水割りで飲むのが旨いと感じていました。

 

ニッカ『竹鶴17年』コストパフォーマンス&まとめ

終売した竹鶴17年の評価をレビュー,価格推移,

ニッカウヰスキー 竹鶴17年

  • ニッカ創業者「竹鶴正孝氏」の名前を冠したウイスキー
  • 竹鶴17年は現在は終売
  • 僅かにスモーキー&シェリー樽のフルーティー
  • ウイスキー愛好家から初心者まで多くの人に愛されたウイスキー

ウイスキーの父と名高い「竹鶴政孝氏」

その名に恥じることなく味わい深く、スモーキーな一面がある物の、ジャパニーズウイスキーらしくどこか飲みやすく穏やかな雰囲気も感じとれる「竹鶴17年

ウイスキーブームにより、ニッカウヰスキーだけでなく、国内大手メーカーのサントリーなども近年の原酒不足による値上げ終売、そして「ノンエイジ化」が進められてきました。

この竹鶴ブランドも例外ではなく大幅な値上げがありました。

しかし、何とかノンエイジ化は避け年数表記された物がしばらくの間は市場へ送り出されていました。

ですが、やはり原酒不足は解消されず、その後17年は終売となり竹鶴はノンエイジのみのラインナップとなってしまいます。

ニッカの看板商品ともいうべきシングルモルト「余市」「宮城峡」も共にノンエイジ化の波にのまれてしまいました。

以前までは気軽に飲めていた「竹鶴17年」も最近の値上がりや品薄からの価格高騰で親しみやすいとは言い難くなってしまいましたが、日本が誇る素晴らしいウイスキーに違いありません。

休日の夜など明日からの英気を養う一杯には最高です、、、

 

評価:コスパ優良 

コスパの評価は、このボトルを終売前に購入した時の価格に基づきました。

 

「竹鶴 17年」は品薄状態が長く続いています。

定価で販売されているのを見かけたらチャンスです。

※現在は終売していて定価で販売されている事はほぼなくなりました。

 


 

コチラは竹鶴「ノンエイジ」の商品。

ノンエイジながら味わいもしっかりとしていて良いウイスキーです。

定価での購入であれば、価格の割に満足度を得られます。

 


 

ニッカウイスキーが所有する宮城峡蒸溜所のある宮城県で限定販売されているブレンデッド ウイスキー。

ニッカ独自のカフェモルトとカフェグレーンの原酒を使用してボトリング。

モルティーでバニラの様な味わいに程良くスモーキーな一本。

 


 

コチラは限定品の「シェリー樽フィニッシュ」

以前はこのような限定ボトルもさほど高額では無かったのですが、、、

シェリー樽由来の味わいがしっかりと表現され、ボディも厚く飲みごたえがありました。

 

 

最近ではチョコレートなどもコラボして作られています。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

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