【シェリー樽とは? 濃厚&フルーティーなウイスキー】初心者にもおすすめスコッチシングルモルトetc

シェリー樽 おススメウイスキー

ウイスキーにはさまざまなタイプの味わい、種類が存在します。

その味を構成する要員の中で最も重要と言っても良いのが樽による熟成ではないでしょうか。

その樽の中で過ごす長い時間により、ウイスキーは琥珀色に色付き、魅惑的な味わいへと変化していきます。

ウイスキーの熟成を行う樽の種類で一般的によく使用されるのがバーボン樽とシェリー樽

濃厚で芳醇、フルーティーな仕上がりを見せるシェリーカスクのウイスキーは深い夜に味わう一杯や寒い冬場にホッと一息つく一杯にも最適です。

今回はそのシェリー樽熟成のウイスキーに焦点を当てて紹介させていただきたいと思います。

比較的甘みも強く飲みやすいものが多いので初心者の方にもお勧めではないでしょうか。

目次

シェリーカスクとは?

「シェリーカスク」名前が示す通りにスペインの酒精強化ワイン「シェリー」の熟成に使用された樽をさします。

シェリー酒、その名は生産地であるスペイン・アンダルシアのヘレス・デ・ラ・フロンテーラ村に由来。

このヘレスの英語名が「シェリー」この事からシェリー酒と呼ばれるようになりました。

一般的に学名でエルカス・ロブールと呼ばれる「スパニッシュ・オーク」で作成され、容量は480ℓ程。

シェリー樽の種類

一概にシェリー樽と言ってもその種類は様々。

熟成されるシェリー酒の種類によって(フィノシェリー樽・オロロソシェリー樽・ペドロヒメネスシェリー樽など)ウイスキーに及ぼす熟成の影響も大きく異なります。

その他「ファーストフィル」や「セカンドフィル(リフィル)」など、シェリー酒を熟成させ払い出した後にウイスキーを仕込んだ回数によっても違いが出ます。

  • ファーストフィル シェリーカス・・・シェリー酒を熟成させた後、最初にウイスキーを熟成させたもの
  • セカンドフィル(リフィル)シェリーカスク・・・シェリー酒を熟成させた後にウイスキーを熟成させ、その後もう一度ウイスキーを熟成させる事。

セカンドフィルでもファーストフィルのシェリー樽と比べ、ウイスキー原酒に与える影響はその半分ほどは残ると言われています。

シェリー樽熟成のスコッチ・シングル モルト ウイスキー

シェリーカスクと言えばやはりその個性と相性が良く、人気も高いのはスコッチ・シングルモルトウイスキー。

ザ・グレンリヴェット ナデューラ オロロソ

スペイン・ヘレス地方のオロロソ・シェリー樽のファーストフィルのみを熟成樽に使用して熟成されたグレンリベット。

スモールバッチ(少量生産)で造られ、カスクストレングス(加水をせず樽出しそのままの度数)、冷却濾過をしないノン・チルフィルタード製法でボトリング。

現在、容量も700mlと1000mlの商品があり、アルコール度数も48~60.3度まで数種類リリースされています。

下記ショップリンクからチェックできます↓

グレンファークラス

「グレンファークラス」はアメリカ産のホワイトオークとスペイン産のシェリー樽にて熟成を行っています。

熟成年数が細かく刻まれており、もちろんそれぞれシェリー樽による影響も異なりますが、全体的にどのボトルもシェリー樽によるレーズンの様な味わいがしっかりと出ています。

「グレンファークラス 12年」は、700mlと1000mlがリリースされています。

価格的にも、かなりリーズナブルにシェリー樽の深みを感じる事が出来る1本です。


「グレンファークラス 17年」このくらい熟成が長いものになるとシェリー樽による濃厚さもかなり印象深いものになります。

コストパフォーマンス的にみても満足度は高いのではないでしょうか。


「グレンファークラス 105」この105というのはアルコール度数をプルーフ表記したもの。

そのアルコール度数は60度。

こちらも700mlと1000mlが用意されています。

グレンファークラス 105について詳しくはこちらから。

関連 グレンファークラス105 シェリー樽熟成で最強コスパのシングルモルトウイスキーglenfarclas

グレンドロナック

「マッカラン」「グレンファークラス」と並び、グレンドロナック蒸留所もハウススタイルでシェリー樽熟成を行っている蒸留所。

「グレンドロナック蒸留所」については以前コチラで触れました

関連 グレンドロナック 12年 シェリー樽香る重厚なウイスキー GLENDRONACH

定番の「グレンドロナック 12年」充分にシェリー樽の味わいを堪能させてくれます。

コストパフォーマンスも目を見張るものがあります。


かなり濃厚な仕上がりの「グレンドロナック 21年」

オロロソ・シェリー樽とペドロヒメネス・シェリー樽で最低21年以上熟成し、ノンカラーリング、ノンチルフィルターでボトリング。

マッカラン

やはりシェリー樽熟成のウイスキーを語る上で「マッカラン蒸留所」は外すことが出来ない蒸留所。

マッカラン蒸留所についてはコチラから

関連ザ・マッカラン18年 『シェリー樽』優雅に香るウイスキー The MACALLAN

「ザ・マッカラン 12年」定番アイテムですが、同じ熟成年数でファインオークも存在します。

シェリー樽の味わいを求めるならば購入を間違わないように気を付けましょう。


価格は、かなりはりますがマッカランの長熟シェリー樽熟成モルト「ザ・マッカラン 25年」

ハイランドパーク ダークオリジンズ

ハイランドパーク蒸留所がボトリングする「ハイランドパーク ダークオリジンズ」

全体の80%にファーストフィルのシェリー樽で熟成した原酒を使用したダークチョコレートの様な味わいのシングルモルトウイスキー。

ハイランドパーク ダークオリジンズについては以前コチラで触れました

関連 ハイランドパーク ダークオリジンズ 『シェリー樽そしてビターなウイスキー』HIGHLANDPARK

エドラダワー

スコットランドで最小規模クラスの蒸留所。

シェリー樽の味わい濃くハチミツのように甘い香り、クリーミーでとろけるような舌触りが特徴。

2002年から独立瓶詰め業者「シグナトリー社」が所有。


「エドラダワー イビスコ シェリー」

カスクストレングスでボトリングされ、更にシェリー樽の味わい濃く飲みごたえも十分にあります。

ボトルはエジンバラクリスタルのイビスコデキャンタ

ベンリアック シェリーウッド

ベンリアック蒸留所からは数種類のシェリー樽熟成ウイスキーがリリースされています。

熟成年数の割にコストパフォーマンス良いものが多いのも特徴。

シェリーカスクのブレンデッドウイスキー

フェイマスグラウス シェリーカスクフィニッシュ

シェリーカスクフィニッシュの「フェイマスグラウス」

大容量の1000ml、価格的にもお安いので試してみるのもアリです。

ザ・ネイキッドグラウス フェイマスグラウス

フェイマスグラウスから2013年にリリースされた「ザ・ネイキッドグラウス」

ファーストフィルのシェリー樽で4年以上後熟させることによってより芳醇な味わいに。

この価格でこの満足感あるシェリー香は素晴らしい。コスパも最高ではないでしょうか。

ウシュクベ リザーブ

シェリー樽で最低6か月の後熟が行われているブレンデッドウイスキー。

詳しくはコチラから

関連ウシュクベ リザーブ『リッチで芳醇なスコッチブレンデッド』Usquaebach reserve

シーバスリーガル エクストラ

シェリー樽熟成のシングルモルトウイスキーを使用しブレンドされたシーバスリーガル

シェリー樽熟成のジャパニーズウイスキー

サントリー 山崎シェリー

山崎蒸留所の限定品として発売されるシェリー樽熟成のシングルモルトウイスキー。

かなり希少で高額な商品。

サントリー 山崎 18年

山崎18年は、シェリーヴァットの古樽でたっぷり後熟されとても芳醇。

一度は口にしてみる価値ありのウイスキーです。

サントリー山崎蒸留所についてはこちらから

関連サントリー 山崎12年「日本のウイスキーの祖を味わおう」品薄ですが…

ニッカ シングルモルト 余市 シェリー&スイート

蒸留所限定の「余市 シェリー&スイート」

本来蒸留所でしか購入できない商品ですが、多少流通しているようです。

ニッカ シングルモルト 宮城峡 シェリー&スイート

コチラも蒸留所限定品「宮城峡 シェリー&スイート」

上記の余市と共に55%のアルコール度数でボトリングされたウイスキー。

その他シェリーカスクのウイスキー

カナディアンクラブ・シェリーカスク

ホワイトオークで熟成させた後に、フィノシェリー樽で熟成させた「カナディアンクラブ・シェリーカスク」

価格が安い割にしっかりとシェリー樽の味わいを感じられ、コスパ的に見てもお得感があります。

タラモアデュー フェニックス

アイリッシュウイスキーから「タラモアデュー フェニックス」

オロロソのシェリー樽で後熟され、55度のアルコール度数でボトリング。

この価格一度試してみるのも有りでしょうか。

ミズナラやワイン樽なども濃厚なウイスキーに

ウイスキーにレーズンの様なフルーツ香や濃厚で芳醇な味わいを授けるのはシェリー樽ばかりではありません。

近年、国産ウイスキーの熟成に良く使用されている「ミズナラ樽」

ワイン樽やポートワインなどの酒精強化ワインの樽も見逃せません。

シーバスリーガル 12年 ミズナラ スペシャルエディション

12年以上のシーバスリーガル原酒を、ミズナラ樽の特徴に合うようブレンドしたウイスキーを使用した「シーバスリーガル 12年 ミズナラ スペシャルエディション」

ベースとなるウイスキーの一部をミズナラ樽で追加熟成させ、他の樽でマリッジしたものと再びブレンドし日本市場限定でリリース

イチローズモルト MWR ミズナラウッドリザーブ

羽生蒸溜所のモルトをキーモルトに、 数種のモルトをヴァッティングしミズナラ樽で 再熟成。

ピーテッドモルトを多めに使用。

熟成による樽香をしっかりと感じられるウイスキー

イチローズモルトMWRにつてはコチラから

関連イチローズモルト ミズナラウッドリザーブMWR『樽香豊かなジャパニーズウイスキー』

イチローズモルト ワインウッドリザーブ

羽生蒸溜所のモルトをキーモルトに、数種のモルトをヴァッティングしフレンチオーク製の赤ワイン樽で後熟したピュアモルトウイスキー。

重厚感がありかなりの飲みごたえ。

イチローズモルトについて詳しくはコチラ

フェイマスグラウス ポートウッド フィニッシュ

樽熟成の仕上げにポート・ワインの熟成に使用された樽で仕上げの後熟を行ったブレンデッド・ウイスキー「フェイマスグラウス・ポートウッド・フィニッシュ」

1,000mlの大容量でコスパも素晴らしい。

ザ・バルヴェニー 21年 ポートウッド

シングルモルトウイスキーの蒸留所の中でも人気の高いバルヴェニー蒸留所がボトリングする「ザ・バルヴェニー 21年 ポートウッド」

シェリー樽で21年以上熟成させた原酒をメインに使い、マチュアリングの最終段階で、最高級のヴィンテージ・ポート樽に詰め替えて仕上げた贅沢な逸品。

高価格帯のウイスキーではありますが濃厚で満足度はかなり高いです。

バルヴェニー蒸留所について詳しくはコチラ

タリスカーポートリー

アメリカン・オーク樽とヨーロピアン・オーク樽のリフィル樽、ヘビーチャーした樽の3種の樽で熟成させた原酒をヴァッティングしポートワインの樽で追加熟成した「タリスカーポートリー」

個性的な味わいのタリスカーにポートワイン樽の重厚感がプラス。

タリスカー蒸留所について詳しくはコチラ

シェリーカスクのウイスキーまとめ

近年、マッカランを初めシェリー樽不足による値上げや終売が相次いでいます。

以前より購入しづらくなったとはいえ、まだまだ良質なウイスキーを入手することが可能です。

食事の後や、床に就く前のリラックスタイムに今回紹介したシェリー樽熟成の芳醇でフルボディなウイスキーは最適ではないでしょうか。

口中に広がる甘い味わいは、就寝前の穏やかな雰囲気づくりにはもってこいです。

そのタイプや、熟成期間によって味もタイプもさまざま。

いろいろ試してご自身のお気に入りを探してみて下さい。

・シングルモルトを召し上がるにはグラス選びも大切です

Pick Up!  シングルモルトウイスキーに最適なテイスティンググラス 7選

・その他のシングルモルトウイスキーのまとめ記事はコチラ

Pick Up!【ウイスキー初心者必見】スコッチシングルモルトをストレートで!地域別おススメ銘柄16選

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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