ハイランドクイーン マジェスティ アイラ シングルモルト
製造元・・・メゾン・ミッシェル・ピカール社
地域・・・アイラ島
熟成年数・・・ノンエイジ
熟成樽・・・オーク樽
アルコール度数・・・40%
ハイランドクイーン マジェスティ アイラ シングルモルト
スコットランドのブレンデッドウイスキーとして名高い「ハイランドクイーン」
古くから愛される歴史の長い銘柄。
ラベルに描かれる白馬にまたがる女性は、スコットランド悲劇の女王と呼ばれるメアリー・スチュワート。
会社の所在地が彼女とゆかりのある地であったために「ハイランドクイーン」と名付けられました。
ハイランドクイーンのキーモルトは?
以前はグレンモーレンジ社の所有でグレンモーレンジやグレンマレイがキーモルトとして使用されていました。
2008年からフランスのワイン商メゾン・ミッシェル・ピカール社の所有となり、タリバーディンがキーモルトとして使用されています。
マジェスティとは?
Majesty(マジェスティ)が意味するのは尊厳や威厳、陛下を表します。
ハイランドクイーンでMajesty(マジェスティ)と銘打たれたものは、ブレンデッド・ウイスキーではなく、蒸留所名が伏せられた覆面のシングルモルト。
他にもマジェスティの種類にはアイラモルトやハイランドモルトがシングルモルトしてラインナップされボトリングされています。
「ハイランドクイーン マジェスティ アイラ シングルモルト」テイスティング・レビュー
ハイランドクイーン マジェスティ アイラ シングルモルトの評価は?
実際にグラスに注ぎテイスティング&レビューしていきましょう
カラーは淡いゴールド。
香りはスモーキーで端的で少々フルーティー。
口に含むと意外とソフトで滑らかな印象。
ボディはライトだがアイラモルトらしいスモーキーフレーバーがポジティブに押し寄せ心地よい味わい。
飲み進めていくとフルーティーな甘みとわずかな酸味が中盤当たりの味わいの骨格を下支えする。
原酒自体の若さは味わいの中に感じるが、アルコール感も含めアイラモルトらしいバランスのとり方が秀逸。
フィニッシュでは深みこそそれ程感じ取れないものの、フルーティーな甘み、スモーキーフレーバーの融合が好印象でクセになる味わい。
加水するとソフトな印象が強く現れる。どこか上品で穏やかスモーキーな味わいに。
ロックにするとフィニッシュでのスモーキーな味わいは健在だがかなり飲みやすい。
ハイボールにすると爽やかで多少の甘味が有り、ロケーション問わず気軽に楽しめそう。
HIGHLAND QUEEN MAJESTY ISLAYオススメの飲み方は?
アイラモルトらしくストレートで楽しむに値するウイスキー。
アイラモルト初心者には少量の加水で勧めると喜ばれそうな味わい。
ハイボールが秀逸。キレ、スモーキーな香り立ち、甘みが個人的にも好むバランス。
「ハイランドクイーン マジェスティ アイラ シングルモルト」コストパフォーマンス&評価まとめ
HIGHLAND QUEEN MAJESTY ISLAY
- アイラ島の覆面シングルモルト
- 気軽にスモーキーフレーバーが楽しめる
- デイリーユースのアイラモルトに
ハイランドクイーンのシングルモルトとしてラインナップされている
ハイランドクイーン マジェスティ
今回はその中でも人気の高いアイラシングルモルトをチョイス。
この手のウイスキーにありがちなニューポット感がネガティブに現れる味わいを多少覚悟していましたが、それを感じず上手く仕上がっている印象。
アイラモルトらしい骨格のはっきりしたスモーキーフレーバーと、フルーティーな味わいがウイスキー愛好家にもアイラモルト初心者にも幅広く好まれるのではないでしょうか。
アイラモルトがジワリと高騰している昨今、この価格でこのクオリティーはコスパ的にも優れていると感じました。
評価:コスパ優良
こちらのハイランドクイーンは、モルトウイスキーではなく、スコッチ・ブレンデッドウイスキー
シェリー樽でフィニッシュをかけ、リッチな味わいに。
低い価格帯でコスパの良い一本
ハイランドクイーン マジェスティ12年
シングルモルトの12年熟成表記
こちらはアイラモルトではなく、軽やかで上品な味わい。
マジェスティの中で最も長熟の16年熟成
中身の原酒は恐らくタリバーディンを使用。
味わい、熟成年数の割にリーズナブルな一本
ハイランドクイーンの最高級品30年熟成
フランス王妃メアリーが、悲劇的な運命により帰国したの1561年を冠したブレンデッドウイスキー。
モルトウイスキーの比率が75%と高く、豊潤な味わい。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを
スモーキーなウイスキーが好みの方は合わせてどうぞ