タリスカー ダークストーム
蒸留所・・・タリスカー蒸留所
地域・・・スカイ島、インナー・ヘブリディーズ諸島
熟成樽・・・内面を焦がしたオーク樽
アルコール度数・・・45.8 %
タリスカー ダークストーム
スカイ島で唯一のシングルモルトウイスキー蒸留所「タリスカー」
タリスカー蒸留所についてはコチラで触れました
美しい自然環境の中で作られるタリスカー蒸留所からのオフィシャルボトル。
アイランズモルトの中でもファンが多く、個性的な原酒の味わいがクセになるという方も少なくないのではないでしょうか。
独立瓶詰業者からもボトリングの少ないシングルモルトですので、こういった新しいタイプのウイスキーは個人的にも喜ばしく思います。
「タリスカーダークストーム」がリリースされたのは2013年。
前身となるシングルモルトウイスキー「タリスカーストーム」が詰められ、高い評価を得られたことから販売開始。
原酒の違いもかなりはっきりと表れ、しっかり差別化されています。
ストームは現在では日本の正規代理店であるMHDより販売されていますが、ダークストームは免税店限定のシングルモルトウイスキー。
その為、日本での流通量は多くないようです。
熟成樽での個性付けを施した「タリスカー」
「タリスカー ダークストーム」最も特徴的なのは樽熟成。
熟成樽には内面を強く焦がしたオーク樽を使用
その影響により、タリスカーが持つスパイシーな個性を際立たせています。
アイラモルトのスモーキーな個性とはひと味違った個性が楽しめる
熟成年数表記は無く、ストームと同じノンエイジでのボトリング。
タリスカーには珍しい深く濃い色合いのウイスキーに仕上げられています。
「タリスカー ダークストーム」テイスティング・レビュー
タリスカー ダークストームの評価は?
実際にグラスに注ぎテイスティング&レビューしていきましょう
カラーは濃いめの琥珀色。
香りは甘みを伴なうウッディさが漂う
口に含むと、スパイシーでコショウの様な刺激と共に、ウッディな味わいに誘われスモーキーなニュアンスが現れてくる。
ミディアムボディでエグミの様な物も感じるが、鼻腔に抜けていく重厚感のある香りが心地よく、フィニッシュは不思議とスッキリとまとまっていく。
終始わずかに感じられるベリー系の甘みが全体をうまくまとめている様に感じました。
加水するとスムースには感じましたが、せっかくですのでパワフルに感じるストレートの方がおススメです。
「タリスカー ダークストーム」おすすめの飲み方は?
ロックにしても味わいの濃さは感じられ悪くはないのですが、ウッディ―な重厚感を感じ、満足度を上げるにはストレートか、少量の水で加水する程度で飲むのがオススメ。
コストパフォーマンス&まとめ
- 免税店限定ウイスキー
- 熟成樽による個性付け
- 1,000mlの大容量
タリスカー蒸留所から免税店限定でリリースされた「タリスカー ダークストーム」
免税店限定のウイスキーという事もあり1000mlでのボトリング。
好みが別れそうな味わいでは有りますが、しっかりとしたインパクトを感じられるシングルモルトウイスキーなだけにこの価格ならばコストパフォーマンスを悪く感じませんでした。
家飲みウイスキーの定番にしたいとまでは思いませんでしたが、十分に楽しめるウイスキーです。
オフィシャルボトリングの10年物よりも刺激が強く、重たく感じますが、華やかな味わいやバランスの良さはやはり10年物の方が優れているようにも思えます。
タリスカー好きの方はその違いを楽しむために一度購入してみるのも面白いのではないでしょか。
この手の商品は気が付くと流通が無くなり、購入できなくなることも少なくないので、適正価格の内に。。。
コスパ良好
コチラは「ダーク・ストーム」前身のウイスキー「ストーム」
タリスカーのアイランズモルトらしいペッパー等のスパイシーな部分を強調したウイスキー
ダークストームとの飲み比べも面白い。
ボトラーズブランド「キグスバリー」が詰めるカスクストレングスの「タリスカー」
オフィシャル以外のボトリングは珍しい蒸留所です。
若い熟成年数とこのアルコール度数は更に刺激的です。
タリスカー蒸溜所がある北緯57度 にちなんで、アルコール度数を 57度に設定した特別な「タリスカー」
その力強く、飲みごたえのある味わいにしばらくハマった覚えがあります、、、
コスパも良くおススメです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを
タリスカーと同じくアイランズモルトウイスキーのアラン蒸留所をチェック↓