蒸留所・・・グレンフィディック蒸溜
地域・・・スペイサイド地方、ダフタウン
熟成・・・18年
熟成樽・・・アメリカンオーク樽、スパニッシュオーク・オロロソシェリー樽
アルコール度数・・・40%
グレンフィディック 18年 スモールバッチリザーブ
「グレンフィディック 18年 エンシェントリザーブ」終売後、2016年にサントリーからリリースされた、「グレンフィディック 18年 スモールバッチリザーブ」
ボトル形状も定番ボトルと違い、凝っデザインでプレミアムレンジらしい出で立ち。
パッケージも高級品らしい雰囲気で、お中元や御歳暮などプレゼントにも重宝しそうです。
グレンフィディック蒸留所については以前コチラでふれました。
グレンフィディック18年スモールバッチリザーブその内容は…
厳選された18年以上熟成させたスパニッシュオーク・オロロソシェリー樽原酒とアメリカンオーク樽原酒をブレンド(ヴァッティング)し、最低3ヵ月の間後熟した製品。
スモールバッチ(小ロット)で厳格に個別管理生産されている。
ISC (インターナショナル・スピリッツ・ チャレンジ)にて金賞を受賞するなど輝かしい成績を残しています。
ラベルの左下にはバッチナンバーが手描きで記載され、プレミアムな印象を受けます。
小ロットでのボトリングということで、このシリーズが長く続けばロットごとの味わいの変化を比べるのも一興です。
テイスティング・レビュー
カラーは少し赤みがかった琥珀色。
香りはアンズの様な熟したフルーツと、麦芽の香りが混ざり合う。
口に含むとスムースで穏やか、香りほどの甘さはないものの、熟成からくる樽香、スパイシー、ウッディーそしてフルーティーな甘みと酸味が上品で繊細に絡み合う。
ボディはミディアム程で40度のアルコール度数を感じずに飲み進めていくことが出来る。
フィニッシュでは若干のスパイシーな雰囲気を伴ないながら麦芽、シェリー樽からくるフルーツ系の甘みと酸味が穏やかにゆったりと長く続く。
加水すると更にスムースで甘みが際立ち、初心者の方にも喜ばれそうな味わいに。
オン・ザ・ロックで頂いても甘みが残り飲み進めやすいが、このウイスキーの素晴らしさが現れるのはストレートもしくは加水であるように感じました。
コストパフォーマンス&まとめ
グレンフィディック蒸留所のウイスキーには元来、ソフトで飲みやすく万人受けする印象を持っていました。
今回いただいた「スモールバッチリザーブ18年」もその辺りは変わらないのですが、大きく違うのは得られる満足度。
口にしている最中から、フィニッシュに至るまで上質で穏やかなウイスキーを感じ、至福の時が流れます。
フレーバーが強く濃厚な旨みでは無いものの、この価格に十分に見合うウイスキーだと感じました。
シングルモルトウイスキーにまだあまりなれていない初心者の方からウイスキー愛好家の方まで幅広い層に満足感を与えることが出来るウイスキー。
限定商品では有りませんが、このての商品は終売、モデルチェンジが多いので早めに試してみてはいかがでしょうか。
コスパ優良
コチラは長期熟成の「グレンフィディック 21年 グランレゼルヴァ」
更なる豪華なギフトパッケージでプレゼントなどにも喜ばれそうなウイスキー
カスク・コレクションの一つとして免税店向けにリリースされたグレンフィディック ヴィンテージカスク。
ヨーロピアン・オーク樽とバーボン樽で熟成させた原酒の組み合わせで造られており、1887年の蒸留所創業当時の味わいを実現すべくピートを焚いたモルト原酒も使用。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを