ブレンデッドモルトウイスキーというカテゴリーで話題性の高いウイスキー「モンキーショルダー」
割りと安い定価設定から、まずいのでは?などとネット検索でも上がってくる始末。
実際に購入し、様々な飲み方でテイスティング&レビュー。
定価を元に、味わいをコスパで評価していきます
モンキーショルダー
- 使用原酒:グレンフィディック・バルヴェニー・キニンヴィ
- 熟成年数:ノンエイジ
- アルコール度数:40%
- 生産者:ウィリアム・グラント&サンズ社
ブレンデッドモルトウイスキー「モンキーショルダー」
銘柄 | モンキーショルダー Monkey Shoulder |
---|---|
輸入元 | 三陽物産株式会社 |
定価 | 4,488円 |
容量 | 700ml |
飲みやすさ | |
当ブログコスパ評価 | |
ウイスキーの味わい | 混じり合う麦芽とハチミツ…ハイボールで高まる飲みやすさと香り立ち |
「モンキーショルダー」を生産しているのはウィリアム・グラント&サンズ社
世界で最も飲まれているシングルモルトウイスキー グレンフィディックの生産者として名をはせています。
印象に残るネーミングとボトルデザイン。
人気の高い蒸留所を保有する家族経営の会社だけに注目度の高いウイスキー。
モンキーショルダーの定価は?
以前は3,600円で設定されていましたが、現在は値上げが行われ、定価:4,488円
値上されたとはいえ、ブレンデッドモルトという事も有りリーズナブルな定価設定。
実際の流通価格は、記事執筆時点では3千5百円~4千円弱くらいが相場でした。
キーモルトに使用された原酒
- グレンフィディック
- バルヴェニー
- キニンヴィ
キーモルトに使用されるのは、上記3種のウィリアム・グラント&サンズ社が所有するスペイサイドのシングルモルトウイスキー蒸留所の原酒。
ボトルネックの「batch27(バッチ27)」が示すのは3つの蒸留所の原酒をキーモルトに、厳選27樽をバッティングして作られたという事。
その1つが、万人に愛される最も有名なシングルモルトと言っても過言ではない「グレンフィディック」
穏やかな麦芽の甘味と飲み口の良さが特徴
2つ目がウイスキー愛好家からも評判の高い「バルヴェニー」
蜜を思わせる華やかな香りと味わい
最近、入手が困難になりつつあるウイスキー
そして、1990年にオープンした比較的新しい蒸留所「キニンヴィ」
流通量の少なさから幻のシングルモルトウイスキーと言われています。
モンキーショルダーの名前の由来は?
「モンキーショルダー」スコッチウイスキーとしては一風変わったネーミング。
名前の由来は、フロアモルティングを行うモルトマンにまつわる物。
製麦の際にシャベルで麦をすき返す重労働による職業病を「モンキーショルダー」と呼びます。
「肩に猿が乗っている様なしんどさ…」
モルトマンへの感謝と敬意からこの銘柄が生まれました。
フロアモルティングについては以前バルヴェニーの記事で触れました。
ボトル肩部分に配置された「3匹の猿」意味は3つの蒸留所の原酒を使用したことの表れ。
まずいのか?モンキーショルダー「テイスティング・レビュー」
モンキーショルダーの評価は?
リード文でも触れましたが、安い価格からまずいのでは?と憶測が飛び交っているようですが、結論から言うと筆者はその逆、コスパの良いウイスキーと感じています。
では、実際にグラスに注ぎテイスティング&レビューしていきましょう
カラーは淡く輝くゴールド。
香りは青リンゴのように甘酸っぱく爽やかな香りと大麦麦芽。
口に含むとスッキリとした麦芽・蜜系の甘みが主体で広がり、エステリーな味わいもそこに混ざり合う。
ボディはライトで飲みやすい。若いモルト原酒で構成されている味わいでは有るのだが、ネガティブなピりつくアルコール感などは感じない。
飲み進めていくと、中盤辺りにバニラ系の甘味とビターなニュアンス、ほのかにアップルティーが顔を出し心地良い。
フィニッシュでも程良いビターな味わいと麦芽や蜜を思わせる甘味が、爽やかな酸味と共に穏やかにゆったりと続いていく。
加水すると蜜系の甘味よりも爽やかな印象の方が際立つ。
ロックにするとビターでドライな味わいが前面に顔を出し、ほろ苦さを感じるが香り立ちは決してわるくない。
ハイボールにすると爽やかで軽やかな香りと程良いビター感でキレのある味わい。
「Monkey Shoulder」おすすめの飲み方は?
ブレンデッドモルトウイスキーというだけの事は有り、ストレートで飲んでも十分に満足できる味わい。
しかし、ぜひ試してほしいのがハイボール
麦芽の香り豊かで奥に潜む蜜のようなほのかな甘み、スッキリとした飲み口。
ロケーション問わず楽しめるウイスキー。
ハイボールに合うウイスキーコスパランキングにも登場させました↓
「モンキーショルダー」コストパフォーマンス&評価 まとめ
- ウイスキー初心者の方にも薦めたい銘柄
- 飲み方はストレートでもハイボールでも!
- 興味深いネーミング
- コスパも良いブレンデッドモルト
- 幻のモルト「キニンヴィ」も
- 結局、旨いのか まずいのか?
ウイスキーブームによる原酒不足からか、最近ボトラーズブランドを始めブレンデッドモルトウイスキーの銘柄が大変増えたように思います。
今回取り上げた「モンキーショルダー」は歴史も長く発売されたのは2005年。
永く流通を続けている事も、このウイスキーに定着したファンが多いことの表れではないでしょうか。
モンキーショルダーを一言で表すなら…
万人に愛されるオールラウンダー
ハイボールに合うウイスキー を探いしている方にもお勧めしたい1本
スペイサイドらしいソフトでマイルドな味わい、モルトウイスキー初心者の方にも薦めやすい飲みやすさと定価にも好感が持てます。
ストレートで飲んでもハイボールで飲んでも満足度の高いモンキーショルダー、各所から評価が高いのも頷けます。
幻のモルト「キニンヴィー」がこの価格で含まれている点もウイスキー愛好家として見逃せない…
ネット検索であがってくる「まずい」
当記事はその検証も兼ねて書き進めてきたわけでもあるのですが、筆者の感想は「定価以上に旨い」それにつきます。
「モンキーショルダー」一度は味わっておいて損のないウイスキーであることは間違いありません。
評価:コスパ優良
モンキーショルダーのスモーキー版「モンキーショルダー スモーキーモンキー」
原酒にバルヴェニーのスモーキー原酒を使用
国内での正規販売は無く、海外市場向けの数量限定品
正規販売始まりましたが、飲食店限定ウイスキーに…。
多少は通販で流通しているようです。
ジョニーウォーカーが生産するブレンデッドモルトウイスキー
スペイサイドのカーデュやグレンデュランをメインとした原酒構成。
2020年発売の限定品
バランタインが詰めるブレンデッドモルトウイスキー
グレーンウイスキーが入ってない事により、モルト原酒の濃厚な味わいをより感じることが出来ます。
コスパ的にも申し分のない逸品
バランタイン12年ブレンデッドモルト、レビューしました↓
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを
ハイボールと相性が良いウイスキーまとめ↓
国産のブレンデッドモルトウイスキー「アマハガン ワールドモルト エディションNo.1」
クラフト蒸留所が作るジャパニーズクオリティーを堪能↓