蒸留所・・・プルトニー蒸留所
地域・・・北ハイランド、北海沿岸、ウイックの南岸
アルコール度数・・・40%
オールド・プルトニー 蒸留所
オールド・プルトニーはスコットランド本土最北端にある蒸留所で作られるウイスキー。
タイトルにもこの”最北端”を使わせて頂いたのですが、最近オープンした蒸留所「ウルフバーン」がさらに北に建設され、NEWボトルもリリースされました。
新しい蒸留所がオープンするのは大変喜ばしい事、しかも素晴らしい蒸留所が多く建つ北ハイランドに創業した「ウルフバーン蒸溜所」コレからの動きに大きく期待します。
それでは「オールド・プルトニー」に話を戻しまして、、、
ヘビーで個性的な原酒の味わいで多くのシングルモルトファンをとりこにしている「オールド・プルトニー」
蒸留所が建てられたのは1826年、創業者はジェームズ・ヘンダーソン。
そのプルトニーという蒸留所の名前の由来は、その地の発展に尽力を尽くした国会議員のサー・ウィリアム・プルトニーに由来します。
プルトニー蒸留所のあるウィックの町はかつてニシン漁で栄えた港町でその影響が現在のラベルデザインにも息づいています。
プルトニー蒸溜所のポットスチル
オールド・プルトニーの個性的な味わいの一つの要因として、とてもユニークなポットスチルの形状があげられます。
初留釜はひょうたん型でずんぐりとしています。
その不思議な形状はボトルネックにも反映されこれまたユニークに。
プルトニー蒸留所の原酒はブレンデッドウイスキー「バランタイン」の魔法の七柱と呼ばれ、バランタイン17年を形成する重要なキーモルトとされていました。
このあたりも原酒の素晴らしさの証明になっているのではないでさょうか。
印象的な形状の「ポットスチル」が登場します。
「オールドプルトニー12年」テイスティング・レビュー
オールドプルトニー12年の評価は?
テイスティンググラス に注ぎレビューしていきましょう。
カラーは輝く琥珀色。
香りは、酸味を伴なうベリーからアンズのフルーツ様の甘い香り。
口に含むとピリッと心地よい塩気にクリーミでフルーティな甘さとドライさが華やかに共存。
ボディは厚くフルフレーバー。
フィニッシュでは柑橘系の酸味と共にオイリーでフルーティーな甘さに包まれる。
加水すると華やかさはそのままで、甘さが表にしっかりと出てくる。
ハイボールにしても爽やかで、香り立ちが良くコクがある。少々濃いめに仕上げると更によさが出る。
「オールドプルトニー12年」コストパフォーマンス&評価 まとめ
スコットランド本土最北端ということもあり、注目度の高いプルトニー蒸留所。
一度飲むとその個性豊かな味わいで一気に大ファンになられた方も多いと思います。
現在、流通・価格共に安定していて、これだけ満足度の高いシングルモルトウイスキーはそう多くはないように思えます。
日頃、柔らかく飲みやすいシングルモルトを召し上がっている方も少し個性的なシングルモルトにこの「オールド・プルトニー」で挑戦するのもおススメです。
筆者も個人的に家飲みウイスキーのローテーションにしっかりと組み込んでる銘柄。
食後にゆったりとウイスキーと向かいあいたい時の一杯に最適です。
コスパ最高!!
オフィシャルボトルでこの熟成年数でこの価格、十分に飲む価値ありです。
12年物がお気に入りの方は試してみるのも一興です。
ボトラーズブランド、G&M(ゴードン&マクファイル)が詰めるプルトニーは良質で種類も多く、蒸留所の個性がしっかりと表現され飲んでみる価値ありです。
カスクストレングスは特におすすめ
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを