蒸留所・・・アイルオブアラン蒸留所
地域・・・アラン島 ロックランザ村
熟成・・・12年
アルコール度数・・・52.9%
18,000本限定
アランモルト 12年 カスクストレングス
今回は、定番商品のラインナップ「アラン12年 カスクストレングス」をレビューしていきます。
アラン モルトウイスキーについてはコチラで触れました↓
アラン蒸留所のハウススタイルは基本的にノンピート麦芽を使用。
アイランズモルト(島もの)の中では上品で、味わいはクリーミーで華やかな麦芽香が印象的。
しかしピートを炊いたウイスキー原酒を2004年から年間数パーセントのみ蒸留し、オフィシャル限定ウイスキーとしてボトリングするなど新しい取り組みも行われています。
今回の「カスクストレングス12年」もオフィシャルラインナップとして注目度の高い一本。
カスクストレングスでのボトリングでは重厚感が増し飲みごたえのある逸品に。
「アラン モルト 12年 カスクストレングス」テイスティング
アラン モルト 12年 カスクストレングスの評価は?
実際にグラスに注ぎテイスティング&レビューしていきましょう
カラーはは少し濃いめのゴールド。
香りははミツのような甘い香りと柑橘系の爽やかで華やかな香り。
口に含むとオレンジピール、蜂蜜のようなまろやかな甘みが広がり、クリーミーでとろみのある舌触りを感じる。
ボディは12年クラスの熟成ウイスキーの中では重厚で飲みごたえがある。
飲み進めていくと中盤あたりでビターチョコのような心地よい苦味がバランスよく表れる。
フィニッシュではペッパーのようなスパイシーな味わいとオレンジピールのような苦み、蜂蜜系のしっかりとした甘さが長く続く。
加水するとあまさも残るが爽やかな柑橘系の香りをしっかりと感じ方印象。
ロックにすると先程までの華やかな柑橘系の香りは影を潜め、蜂蜜系の甘味が前面に顔を出す。
ハイボールにすると、とにかく爽やかで飲みやすく、万人受けする完成度の高いハイボールへ
アラン 12年 カスクストレングス コストパフォーマンス&まとめ
新しい蒸留所との印象が強かったアラン蒸留所も20周年を迎え、限定品を含め多種多様なウイスキーをボトリングしています。
今思えば蒸留所創業以来、毎年のようにリリースしていた3年や4年熟成の若いアランモルトが懐かしく思えるほどです。
アラン蒸留所のウイスキーは今回頂いた12年熟成のカスクストレングスを含め良質でコストパフォーマンスの良いウイスキーが多いように思えます。
ストレートだけではなくハイボールやロック等、飲み方を変えても高い満足度が得られました。
今回頂いた12年のカスクストレングスは、これから色々とアラン蒸留所がボトリングする他のウイスキーも飲んでみたいと思わされる一本でした。
コスパ最高!!
アラン蒸留所がボトリングするオフィシャルボトルの中で一番若い10年熟成
まずはこの一本から!リーズナブルでコスパの面でも大満足の一本です。
年間1度だけリリースされるフェノール値20ppmのピーテッド麦芽を使用したアランシングルモルト
程良くスモーキー。カスクストレングスもボトリングされています。
アラン蒸留所のクォーターカスク使用ウイスキー
小樽で熟成させるため熟成が早く、フルボディな仕上がり
バーボンバレルで熟成の後、小さなクォーターサイズのアメリカンオーク樽で18か月以上追加熟成し、カスクストレングスでボトリング。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを