ボウモア 18年
蒸留所・・・ボウモア蒸溜
地域・・・アイラ島 ボウモア町
熟成・・・18年
アルコール度数・・・43%
ボウモア18年
アイラの女王と呼称され、長年愛され続けているボウモア蒸留所
海抜1メートルの熟成庫・・・
フロアモルティング…
エリザベス女王の来訪…
何かと話題は尽きません。
ボウモアの種類や蒸留所については以前触れました↓
18年熟成のこのボトルはサントリーが公式ラインナップする中でも最長熟。
(以前は25年があったと思うのですが…)
原酒のカラーから見ても、ふんだんにシェリー樽が使用されている事が推測されます。
以前、流通していた17年が終売になり、この18年がモデルチェンジして登場。
味わいも随分変化したのを記憶しています。
18年へとリニューアルされた頃から、パフューミーな印象はずいぶん影をひそめ、これからのボウモアが辿るフルーティーで品格の感じられる味わいへの舵取りを感じました。
オフィシャルのアイラモルトの中で、他の蒸留所を含めても18年という熟成年数は長く、貴重なウイスキー。
⇒現在入手可能な「ボウモア」(通販)
ボウモア18年 テイスティング・レビュー
ボウモア18年の評価は?
実際にグラスに注ぎテイスティング&レビューしていきましょう
カラーは深く赤みがかったブラウン。
香りは、アイラモルトとしては穏やか。フルーツ、ウッディーな香りの中にスモーキーな香りが入り混じる。
口に含むと、スパイシーではあるもののどこか穏やかでフルーティー。
同時に花を連想するパフューミーな香りも僅かですが感じます。
ボディは厚く上品な印象。
中盤にかけてフルーツ系の酸味とチョコレート系のコクのあるビターな甘みがあらわれる。
フィニッシュはスモーキーで、強くはないがパフューミーな香りが若干あらわれる。
「BOWMORE18years」おすすめの飲み方は?
少々濃厚なウイスキーとの印象が強いボウモア18年。
おすすめの飲み方は、ストレートで味わうのが最高に美味いのは言うまでもありません。
しかし、ロックにしてもシェリー樽原酒の味わいが効いているのか、エレガントな印象がしっかりと残りわるくない。
ハイボールにすると飲み口が軽く飲みやすいが、スモーキーな香りと共に少々パフューミーな香りをフィニッシュに向けて感じる。
加水するとフルーティーで上品な印象が強くなるが、スモーキーな味わいもバランス良く感じられる。
ボウモア18年 コストパフォーマンス&評価 まとめ
BOWMORE18years
- アイラモルトに慣れていない初心者の方にも
- パフュームと呼ばれる味わいを体験
- 重奏的なフレーバーと香り
- アイラモルトの長熟18年熟成を体験
ボウモア18年を飲み進めていくとアイラの女王と呼ばれている由縁が良く分かるように思えます。
アイラモルトらしいスモーキーさをしっかりと兼ね備えながらも、
どこか柔らかく香るフルーツ香…
包みこまれるような優しさを感じる味わい…
これからアイラモルトを飲んでみたいと考える初心者の方にも好まれそうな味わい。
個性的、パフュームなどと表現される事があるにもかかわらず、ロケーション問わずいつでも楽しむ事ができるウイスキー。
ピートとフルーツの調和、ウイスキー愛好家に対しても高い満足度を与えてくれます。
18年熟成という事もあり、価格的に安いとはいえません。
しかし、比べるのもおかしな話ですが、国産ウイスキー山崎18年の定価の半額以下。
一度は飲んでおきたいウイスキーの一つではないでしょうか。
休日にゆったりと過ごす時間…。
個性的ながらもこのタイプの味わいには癒しを感じる…
「ボウモア18年」はアイラモルト好きならずとも至福の時へいざなってくれるウイスキーだと感じました。
評価:コスパ優良
ボウモア名物の海抜0メートルの貯蔵庫で熟成されたファーストフィルバーボン樽原酒使用。
最近特に値上がりが激しいアイラモルトの中で、手頃感のある価格で有難い。
ハイボールやロックにもおススメ
オフィシャルの限定ボトルとして少量リリースされた濃厚シェリー樽の「ボウモア デビルズカスク」
入手は困難ですが、一度飲んでみる価値ありです。
アイラ島の伝説のドラゴンが描かれた美しいボトルに詰められた長期熟成のボウモア。
以前一度いただいたことがあるのですが、とにかくまろやかで上質な印象を受けたのを覚えています。
現在はオールドボトルとなり、値上がりしてしまい価格が…。
ウイスキーを嗜むにはグラスも大切と考えています
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを
ボウモア18年の次は…
国産ウイスキー長濱蒸留所が生産するスモーキーなスモーキーな味わいに酔いしれる…