ボウモア ブラクロック
蒸留所・・・ボウモア蒸留所
地域・・・アイラ島 ボウモア町
熟成年数・・・ノンエイジ
熟成樽・・・シェリーカスク
アルコール度数・・・40 %
アイラモルトウイスキー「ボウモア ブラクロック」
アイラの女王と呼ばれる蒸留所「ボウモア」
ボウモアが意味するのは「大きな岩礁」そして今回 紹介するウイスキーはブラックロック…
ブラックロックが意味するのは蒸留所近隣にそびえ立つ黒い岩礁
スコットランド アイラ島の風光明媚な景色が目に浮かぶようです。
ボウモア蒸留所についてはコチラの記事で触れました

免税向け3種の同時リリース
発売されたのは2014年
3アイテムの免税店向け限定同時リリース
- ボウモア ブラックロック
- ボウモア ゴールドリーフ
- ボウモア ホワイトサンズ17年
ホワイトサンズは700ml、他の2種は1,000mlの大容量ボトル
熟成年数や熟成樽で味に差別化をした免税店へ向けての限定販売シリーズ。
他の2種も現在入手可能。
ボウモア ゴールドリーフ
ボウモア蒸留所 近隣の岩礁が太陽の反射でキラキラと輝いている様から名付けられたウイスキー「ボウモア ゴールドリーフ」
ファーストフィルのバーボン樽熟成原酒を使用し樽香強めの味わい。
ボウモア ホワイトサンズ17年
蒸留所近くのラーガン湾の白い砂浜から命名
17年の熟成が味わえる逸品。
ボウモア蒸留所の名物、海抜0メートルの第一熟成庫で17年の時を経た長期熟成原酒を使用
長期熟成原酒使用の為か、このボトルだけ容量700ml
ボウモア ブラクロックの熟成樽
-
シェリー樽:ファーストフィル、スパニッシュオーク材
- バーボン樽
ファーストフィルのシェリー樽熟成原酒の使用により色合い・味わい共に濃厚。
近年のシェリー樽不足により、アイラモルトのシェリーカスク熟成ウイスキーのリリースが格段に減ってきています。
免税店向けの限定販売で入手方法が限られてはいますが…。
海を連想するディープなラベル
正規品のラインナップとはイメージの違う深い色合いのラベル。
荒れ狂う海を航海するような色合いと方位磁石?のような物が描かれています。
原酒の濃い色合いを連想させるイメージ。
「ボウモア ブラクロック」テイスティング・レビュー
ボウモア・ブラックロックの評価は?
実際にグラスに注ぎテイスティング&レビューしていきましょう
カラーは妖艶な赤褐色。
香りはシェリー系のフルーティーな香りと香ばしい樽材系の香り。
口に含むと干しブドウとヨード、スパイシーで主張のある樽香を感じる。
ボディはどっしりと重厚で充足感のある飲み応え。
シェリー樽からの渋みと共に混ざり合うオレンジピールのような酸味が複雑な味わいを形成
それがじわじわと口の中で甘みに変わっていく。
フィニッシュではボウモア特有のヨード臭とビターでフルーティーな甘みが多重感を増し心地良く長く続く。
ボウモア ブラクロックのおすすめの飲み方は?
おすすめの飲み方は、やはりストレートか少量の水での加水。
加水すると甘みよりもドライな印象とビターな味わいが前面に出てくる。
オン・ザ・ロックにするとビターな印象と共にアイラモルトならではのスモーキーな味わいが現われる。同時に味わいの奥に潜む気品のようなものがボウモアである事を再認識させる。
ソーダ水で割っても多少のエグミは感じるが、フルボディ―なハイボールになり悪くない。
コストパフォーマンス&評価まとめ
- 免税店向けの限定販売
- 1,000mlの大容量
- シェリー樽熟成
- コスパ最高
近年、シェリー樽不足の影響もあってかアイラモルトのシェリーカスク熟成は見かける事が少なくなったように思える。
現況での「ボウモア ブラックロック」の存在は大変ありがたい。
1,000mlでこの価格ならば樽香・熟成感、共に大いに満足な評価としました。
ノンエイジではあるものの、原酒の若さからくるニューポットのような味わいを感じないのも好印象。
価格的に見ても、ストレート・ロック・ハイボールと飲み方を変えて気軽に楽しめるアイラウイスキー。
スモーキーな味わいが苦手なウイスキー初心者からコアなアイラモルトファンまで幅広く愛飲されるウイスキーではないでしょうか。
個人的には、アイラモルトの中でも少々個性的な自宅消費銘柄といった位置づけ
唯一感じたマイナス面は、ブラックロックを飲み進めていくと感じられる僅かな酸味…これによりこの1本を続けて飲み進めていくのは好みではありませんでした。
しかし、晩酌の最後の1杯として「ボウモア ブラックロック」このまったりとした充足感は他に代えがたいものがありました。
飲み干したらまた買おう…
評価:コスパ最高
正規取り扱いサントリーからの商品ではありませんが、熟成9年の少々若い原酒でボトリングされたボウモア。
フィニッシュではなく、アイラモルトとしては珍しい100%シェリーカスクでの熟成が味わえます。
12年間バーボン樽で熟成
その後、オロロソ・シェリー樽で3年間のフィニッシュ。
ボウモア・ダーケスト終売後の後継品的なウイスキー。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを
ボウモアはもちろん、アイラモルトファンの方へ↓
