日本国内では2021年から発売され、人気を博しているデュワーズ8年 限定カスクシリーズ。
発売から第4作目となる今作のウイスキーは「デュワーズ ジャパニーズスムース 8年」
話題のミズナラを使用し誇らしくも、日本をテーマに作られたウイスキー。
発売日や定価・味わいをコスパとして評価し、おすすめの飲み方と合わせレビューしていきます。
デュワーズ ジャパニーズスムース 8年
限定ウイスキー
製造元・・・ジョン・デュワー&サンズ社
熟成年数・・・8年
熟成樽・・・ミズナラ樽でフィニッシュ
アルコール度数・・・40%
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デュワーズ ジャパニーズスムース 8年
安くて旨いスコッチ・ブレンデッド・ウイスキーとして定評のある「デュワーズ」
今作「デュワーズ ジャパニーズスムース 8年」は限定シリーズであるイノベーションシリーズの第4弾。
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日本国内に先駆け、海外では先行発売されたデュワーズ ジャパニーズスムース。
その評判は高く、アメリカのウイスキー専門誌Whisky Advocateでは91ポイントという高評価を得ています。
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ラベルに大きく記されている「和」の文字。
テーマが日本ということもあり、高い注目で評価の高いのウイスキー。
ジャパニーズスムースの熟成樽はミズナラ樽
デュワーズ ジャパニーズスムース8年の熟成で使用された樽は
「ミズナラ樽」
前作までは、ウイスキー以外の熟成で使用された空き樽の香りと味を楽しむための製法。
今作、ジャパニーズスムースでは樽材(水楢)が持つ白檀のような日本古来の香りを嗜むのがコンセプト。
デュワーズ ジャパニーズスムースの熟成過程
- 8年以上熟成されたデュワーズのモルト原酒とグレーン原酒をブレンド
- 再び樽熟成させるダブルエイジ製法
- ミズナラ樽で更にフィニッシュ
樽シリーズと呼ばれるデュワーズの限定ウイスキー…熟成工程での手間は計り知れません。
ミズナラ樽でフィニッシュをかける月日は6カ月。
その樽材は日本産の水楢、樹齢200年を超える貴重なものを使用。
ミズナラ樽がウイスキーに及ぼす影響はまさに「和」を想わせるものに…。
味わいと香りが特徴的で、白檀と表現されるお香のような気高く気品ある香りは飲むものを魅了します。
ミズナラ樽と言えばリーズナブルな価格で楽しめるシーバスリーガル ミズナラも秀逸な味わいでした。
デュワーズ ジャパニーズスムース8年の発売日や定価は?
- 定価:オープン価格(アマゾンで2,860円)
- 容量:700ml
- アルコール度数:40度
- 発売日:2023年5月23日
前作のデュワーズ ポルトガルスムース8年 まではAmazonでの先行発売が有りましたが、今回は無く販売価格も少々変わりました。
8年という短い熟成のブレンデッドウイスキー…
2千円台後半の価格は決して安いとは言えません。
しかし、個性付けがしっかり行われている味わいと手間を考えればとコスパが良いと感じます。
「デュワーズジャパニーズスムース」テイスティング・レビュー
デュワーズジャパニーズスムース8年の評価は?
実際に テイスティンググラス に注ぎレビューしていきましょう
カラーはイエローがかったマホガニー。
香りは爽やかなレモンとハチミツそしてウッディネス。
口に含むと、ハチミツ・黄金糖のような甘みが若干のクリーミーさんと共にトップノートに現れる。
中盤あたりから急ハンドルを切るように、ミズナラ樽の香木を思わせる力強い香りが口中を支配していく。
それは、スパイシーでありながらバニラを伴う甘く魅力的な味わい。
味わいは豊かだがボディは軽やか。
削りたての芯材のような 瑞々しい香りがフィニッシュに向かうにつれ主張をます。
後半まで強くしっかりしたミズナラの香りと並行して感じる青リンゴのようなスッキリしたフルーティーな味わいも印象的。
フィニッシュでは、香木を思わせる強い水楢材特有の香り立ちと共にわずかにバニラのような甘やかなニュアンスが下支えし、スパイシーでフルーティーな味わいと調和していく。
加水すると、はちみつのような甘さは影を潜め、 スパイシーでドライな味わいが主体に感じる。
ロックにすると、 スパイシーで ウッディな味わいだが、奥に感じるハチミツのような甘さがそれを包み込み味わい深い。
ハイボールにすると、 ミズナラ樽らしく香木を想わせる華やかな香り立ちが個性的で後引く味わい。
Dewar’s Japanese Smooth おすすめの飲み方は?
スコッチブレンデッドウイスキーながら、ミズナラ樽によるウッディな香り立ちにより、物足りなさを感じず、ストレートでもそれなりに楽しめる。
しかし、 ウイスキー原酒が持つ甘さが締まり、程良い密度のある味わいと香木の香りが漂うオン・ザ・ロックや 、ウッディでスパイシーなハイボールも同時におすすめ。
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ハイボールにオレンジピールで香りをプラス
デュワーズ公式サイトでは、オレンジピールと合わせたハイボールがおすすめの飲み方として紹介されています。
作り方はシンプルで手間のかかからないもの。
- ハイボール用のグラスを凍らせる
- 氷を入れたグラスにデュワーズ ジャパニーズスムース8年を注ぐ
- ソーダを注ぐ
- オレンジピールを飾る
デュワーズ ミズナラとオレンジピール実際に試してみました。
蜂蜜を思わせる甘さがオレンジピールの香りにより更に引き立ち華やかでフレッシュな味わい。
予想以上に香りの相性が良く絶妙なハーモニーを奏でる。
しかしこのハイボールでは、ミズナラ樽の香木を想わせるウッディな香りは感じにくくなりました。
前面に現れたオレンジピールの香りの主張が強く、 ミズナラの香りはそこに混ざりこみ味わいを複雑に構成する補助的役割に。
アルコール臭を感じず、飲みやすさ際立つ清涼感。
暑い夏に 喉を鳴らしながら飲みたくなる味わい。
ウイスキーが苦手な方が感じる ネガティブな味わいを全て打ち消しているように思えました。
ミズナラの香りは特に私たち日本人には馴染み深く、どこか落ち着く香り。
しかし、ミズナラ樽を使用したウイスキーは少なく、高価なものがほとんど…
ウイスキーに直接入れ、北海道の水楢の原木の香りを楽しむスティックが発売されました。
「デュワーズジャパニーズスムース8年」コストパフォーマンス&評価まとめ
Dewar’s Japanese Smooth
- フィニッシュにミズナラ樽を使用
- テーマは「和」
- 海外でも高い評価
- 瑞々しい木の香りと蜜が印象のウイスキー
- 飲み方で変わる味わいにも注目
ハイボールで人気が高いウイスキー「デュワーズ」が展開するイノベーションシリーズ(樽シリーズ)
第4作目にあたる「デュワーズジャパニーズスムース8年」
この海外でも評価の高いウイスキーを一言でいうなら「木の香りと蜜」
ブレンデッドウイスキーらしい淡い味わいでは有るものの、ミズナラ樽と言うコンセプトがしっかりと立ったウイスキー。
当初 想像したよりも、ミズナラ樽による熟成の影響を大きく受けているように感じました。
フルーティーな甘さ・クリーミーなバニラ香が、ミズナラの独特の香りとの均衡を保つ
デュワーズ ジャパニーズスムース8年
飲み重ねて行くほどに感じられる瑞々しい水楢の香り
オン・ザ・ロック…
ハイボール…
飲み方による変化も面白い…
Amazonで送料込み2千円台で これだけ楽しめれば十分満足。
限定ウイスキーなだけに、飲み続ける事はかないませんが、コスパ良く貴重な体験が出来ました。
評価:コスパ優良
滋賀県の長濱蒸留所で生産されるワールドモルトウイスキーAMAHAGAN
ミズナラ樽で熟成されたウイスキー原酒を使用。
華やかで香木を想わせる香り立ちと、甘やかな味わいが特徴のウイスキー。
六甲山蒸留所により厳選されたスコットランド産のウイスキー原酒より生産される「六甲山ピュアモルトウイスキーMIZUNARA」
六甲山の澄み切った環境でミズナラ樽による追熟。
加水される水も六甲山の山頂と麓の水を使用。
秩父蒸留所が生産する「イチローズモルト ミズナラ ウッド リザーブMWR」
海外産を含む数種類の持つとウイスキー原酒をバッティング。
その後、ミズナラ樽で後熟
味わいをコスパで評価しレビューしました↓
サントリーが生産する国産ウイスキー山崎
2021年から年に1度限定リリースされている「山崎リミテッドエディション」
ミズナラ新樽熟成のモルト原酒を使用してボトリングされる香り豊かなウイスキー
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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