国内外問わず高い注目度の国産クラフトウイスキー蒸留所「ガイアフロー静岡蒸留所」
同蒸溜所が最初にスタンダードウイスキーとして発売したのが
ガイアフロー ブレンデッドM
特徴的な味わいで、ウイスキー愛好家からも高い評価を得ています。
この記事では、ガイアフローブレンデッドMを実際にテイスティングし、味わいをレビュー。
使用された原酒や名前に込められた意味などを調査し、定価をコスパで評価していきます。
ガイアフロー ブレンデッドM
- 蒸留所所在地:ガイアフロー静岡蒸留所(静岡県静岡市葵区落合)
- 熟成年数:ノンエイジ
- 使用原酒:静岡蒸留所原酒・海外原酒
- アルコール度数:48度
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ガイアフローブレンデッドM 静岡蒸留所
ブレンデッドMはガイアフロー静岡蒸留所初のブレンデッドウイスキーにして初のスタンダードボトルとなる記念すべきウイスキー。
ブレンデッドMに使用されたウイスキー原酒は
- 海外産モルトウイスキー原酒
- 海外産グレーンウイスキー原酒
- ガイアフロー静岡蒸溜所モルトウイスキー原酒
ガイアフローブレンデッドMは、イチローズモルト ホワイトラベル や サントリーが生産するウイスキー碧 と同じくワールドブレンデッド ウィスキーというカテゴライズ。
静岡蒸溜所産モルト原酒は3年以上熟成したものを使用。
外国産ウイスキー原酒とブレンド後、静岡蒸留所で熟成され「ブレンデットM」は誕生します。
ガイアフローブレンデッドM 「M」の意味は?
ウイスキーのラベルに大きく描かれているアルファベット「M」が意味するのは…
M =Meet
静岡蒸溜所のウイスキー原酒と海外産のウイスキー原酒が出会うという意味でブレンドMは名付けられました。
箱もラベルも鮮やかなオレンジ色
ウイスキーとしては箱もラベルも珍しいビビットなカラー「オレンジ」で統一。
その理由は、カジュアルで親しみやすい事と、 静岡の名産「みかん」に由来したもの。
地元を大事にするクラフトディステラリーならではの考え方に蒸溜所の姿勢が垣間見えます 。
ブレンデッドM の定価やアルコール度数・容量は?
- 定価:3,960円(税込)
- 容量:500ml(改訂後)
- アルコール度数:48度
ガイアフローブレンデッドM、現在の容量は500mlですが、発売当初からしばらくの間は700ml。
実質の値上げとなってしまいました。
ボトルの容量が500mlに変更になったのは2023年。
原則としてこの容量変更はブレンデッドMだけではなく、ガイアフロー静岡蒸溜所で生産されるウイスキー全てに適用されるているもの。
理由としては「一人でも多くのユーザーへ届けるため」
プライベートカスクでもこの仕様が適用される事に。
その通達方法が問題視される声もあがり、炎上してしまいました…。
予測以上に多い「エンジェルズシェア」など様々な要因がありそうですが、苦渋の選択と言ったところでしょうか…。
ガイアフロー静岡蒸留所ウイスキーのラインナップ「種類と生産方法」
ガイアフロー静岡蒸留所ではブレンデッドMの原酒となっているモルトウイスキーを3基のポットスチルで作り分けています。
- 初留釜W:スコットランド製で薪による直火加熱
- 初留釜K:軽井沢ウイスキー蒸留所から移設したスチームによる間接加熱
- 再留釜S:スコットランド製
現在、ガイアフロー静岡蒸留所で生産されているシングルモルトウイスキーは大きく分けて3種
静岡 ユナイテッドS(定番ウイスキー)
静岡蒸留所のシングルモルトウイスキーとして初の定番商品「ガイアフロー 静岡ユナイテッドS」
KとW2つのポットスチルから作られる原酒をブレンドして生産。
静岡 ポットスティルW
薪直火蒸留機であるWを使用して作られるシングルモルトウイスキー
初留釜Wの原酒のみを使用し、アルコール度数55.5度でボトリング
静岡 ポットスティルK
間接式蒸留機である初留釜Kのウイスキー原酒のみを使用。
アルコール度数55.5度でボトリングされるシングルモルトウイスキー。
ブレンデッドM テイスティング・レビュー
ガイアフローブレンデッドMの評価は?
実際にテイスティンググラスに注ぎレビューしていきましょう。
カラーは、鮮やかに輝くオレンジがかった琥珀色。
香りは、柑橘系の爽やかな香りとはちみつが主体で奥にウッディな香りが潜む。華やかで軽やかだが、熟成の浅さからくるアルコール感をあまり感じないのが好印象。
口に含むと、滑らかな舌触りでまずオレンジの印象を感じ、次第にバナナのような香りがそこに混ざり合いフルーティーで果樹園を連想する。
飲み進めると、ウッディーでスパイシーな味わいも中盤あたりから膨らみ始めるが、甘いウイスキーの印象はそのままで飲みやすく、思わず杯が進む。
ブレンデッドウィスキーの割にしっかりとしたボディで飲み応えがある。
フィニッシュでは、柑橘系の健やかな酸味とハチミツを想わせる滑らかな甘みがクリーミーな舌触りを演出し意外と長めで心地よい。
加水すると、飲みやすさはさらに増し、ハチミツ系の甘さがウイスキー初心者にも喜ばれそうな味わいに。
ロックにすると、甘みが際立ち バナナ系の味わいの印象が更に強くなりフィニッシュのビターさとの相性が良く心地よい。
ハイボールにすると、やはり甘口で飲みやすい。みかんやバナナを想わせるフルーティーで万人受けしそうな柔らかな味わいに。
BLENDED M おすすめの飲み方
この価格帯のブレンデッドウイスキーとして、ストレートで飲んだ時の満足感には目を見張るものがある。
ネガティブなアルコール感を感じることなく、前面に現れたフルーティーな味わいをシングルモルトのように楽しめます。
しかし、同時におすすめしたいのがオンザロック次いでハイボール。
バナナを思わせる濃厚な甘みがあと引く旨さで癖になります。
『ガイアフローブレンデッドM』コストパフォーマンス&評価 まとめ
GAIAFLOW WHISKY BLENDED M
- ガイアフロー静岡蒸留所 初の定番ウイスキー
- 海外原酒を使用するワールドブレンデッド ウィスキー
- 容量変更あり
- フルーティーで印象深い味わい
ガイアフロー静岡蒸留所が送る 初の定番ウイスキー
ガイアフロー ブレンデッドM
一口飲んで、バナナやオレンジを思わせるこのフルーティーな味わいに大変驚かされました。
熟成年数の浅い原酒を使用している割に、ネガティブな印象を与える味わいをほとんど感じさせない 技術力に脱帽。
サントリー碧を始め、様々なワールドブレンデッドウイスキーを飲んできましたが、ストレートで飲んだ時の充足感はこれに勝るものはなかったように思います。
定番商品とはいえ、人気が高く定価での販売が現時点ではあまり見られ無いのが残念。
発売当初は700mlで、3千円台の定価設定にも大変好感を持ちました。
現在は500mlでのボトリングになりましたが、まだまだコスパが良いと感じております
定価で見かけたら、恐らくこれからも迷わず購入するであろうウイスキーの銘柄と出会えた事に感謝。
「ガイアフロー ブレンデッドM」このウイスキーが 定価で安定して流通する日を心待ちに…
評価:コスパ優良
オレンジやハチミツ…
フルーティな味わいを感じられるウイスキー「グレンタレット」
ラリックグループからニューリリース、更なる高みへ。
どこか和を感じる味わいの アマハガン山桜
フィニッシュで使われた山桜の樽が織りなすハーモニー
モルトウイスキーらしく、味わい深く飲み応えを感じるウイスキー。
味わいをレビューし、コスパで評価↓
イチローズモルト リーフシリーズの最高峰「クラシカルエディション」
モルトウイスキー原酒の比率が高いワールドブレンデッドウイスキー
国産ウイスキー特有、心地よい香木の品格ある芳香…これはハマる
味わいをコスパで評価しました↓
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを
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