イチローズモルト ミズナラウッドリザーブMWR『漂う和の格調』飲み方は?定価をコスパで評価 | ウイスキー 最高の銘柄を探して。。。
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イチローズモルト ミズナラウッドリザーブMWR『漂う和の格調』飲み方は?定価をコスパで評価

イチローズモルト ミズナラウッドリザーブMWRの定価をコスパで評価 飲み方は?

 

秩父蒸溜所で生産されるイチローズモルト。

テレビなどメディアへの露出も増え、今やサントリー、ニッカに次いで有名な国産ウイスキーに。

ウイスキー愛好家ならずとも同蒸溜所で最も量産されている イチローズモルト ホワイトラベル は目にした事がある方も多いのでは?

今回取り上げるのは、イチローズモルトの中でも貴重な存在…

イチローズモルトMWR

イチローズモルト ミズナラウッドリザーブ

国産ウイスキーらしいミズナラカスク由来の優美な香り立ちで高い人気を誇るウイスキーをテイスティングし、定価をコスパで評価していきます。

使用されたウイスキー原酒やおすすめの飲み方定価価格推移なども合わせて解説。

 

イチローズモルト ミズナラウッドリザーブMWR

  • 蒸留所所在地:秩父蒸留所(埼玉県秩父市)
  • 熟成年数:ノンエイジ
  • 熟成樽:ミズナラ樽フィニッシュ
  • スタイル:ノンチルフィルター・ノンカラーリング
  • アルコール度数:46 %

 

イチローズモルト ミズナラウッドリザーブMWR

イチローズモルトミズナラウッドリザーブのバックラベルにウイスキーの説明文

銘柄 イチローズモルトMWR
生産者 株式会社ベンチャーウイスキー
定価 8,800円(2024年Amazon最安値13,500円)
容量 700ml
飲みやすさ
当ブログコスパ評価(定価)
ウイスキーの味わい 格調高く和の雰囲気を纏う味わい
おすすめの飲み方はストレート&オンザロック

株式会社ベンチャーウイスキーによって生産される
イチローズモルト MWRミズナラウッドリザーブ

株式会社ベンチャーウイスキーは2004年に肥土伊知郎氏が創業、2007年に埼玉県の秩父市に秩父蒸留所を設立、現在では第2蒸留所を建設するまでの大きな成長を遂げています。

同蒸溜所のフラッグシップ的存在なのがリーフシリーズ、その種類や肥土伊知郎氏、秩父蒸留所については以前コチラで触れました↓

【イチローズモルト リーフシリーズの種類や違い】定価や流通価格・値上げは?秩父蒸留所とは?
秩父蒸留所が生産する「イチローズモルト リーフシリーズ」定価を一覧で表示しコスパや種類の違いを解説。流通価格や値上げなどの価格推移にも触れていきます。

 

ミズナラウッドリザーブはイチローズモルトの定番ウイスキー「リーフシリーズ」の中の1アイテム。

MWRはミズナラ・ウッド・リザーブの頭文字をとったもの。

ウイスキーボトルの中央に配置されるラベルの形状は独特で、日本のオークであるミズナラの葉っぱをイメージして作られています。

イチローズモルトMWRは、リーフシリーズの中でも秩父蒸留所最大の特徴であるミズナラ樽の熟成に焦点を当てて作られたウイスキー。

 

ミズナラとは?

イチローズモルトMWRのラベルに描かれているミズナラを解説

 

ミズナラはブナ科のコナラ属で漢字で書くと「水楢」。

水分が多く燃えにくいことからその名前が付けられています。

ヨーロッパではコナラ属がオークと呼ばれ、家具などにも使用される高級素材。

日本古来の水楢を樽材として利用すると、他とは一線を画す格調高い和の香りをウイスキーにまとわせることが出来ます。

日本人にはどこか懐かしく…海外の方からは新鮮なお香や白檀と表現される”和”を感じる香り。

これがイチローズモルトMWRの高い人気の源。

イチローズモルトに限らず、ミズナラカスクを国産ウイスキーの各蒸溜所が積極的に熟成樽として取り入れ、海外でもその人気が高まりミズナラ樽を熟成の一部に使ったウイスキーが本場スコットランドでも生産されています。

ミズナラの香りを手軽に楽しむ為にウイスキーに直接入れる事が出来る「ミズナラスティック」なども発売。

ミズナラの香りを知るという意味でも面白いアイテム。

 

イチローズモルトMWR「ラベルは葉の形状がモチーフ」

イチローズモルト ミズナラの飲み方は?

ミズナラは日本では、秩父蒸留所の肥土伊知郎氏が使用している北海道産の物をはじめ、本州・四国・九州など各地に分布。

枝の先に集まり互生している葉は、楕円状でまさにリーフシリーズのラベルと同じ形。

ミズナラの芯材は年輪がはっきりとしていて、硬く強度に優れています。

そしてウイスキーにイチローズモルト特有の、あの白檀や伽羅の様なオリエンタルでどこか高貴な和の格調高き香りをもたらします。

 

「ピュアモルトウイスキー」原酒はモルトウイスキーのみ

イチローズモルトMWRの定価をコスパで評価 飲み方は?

イチローズモルトMWRはピュアモルトウイスキー(ブレンデッドモルトウイスキー)

原酒は、羽生蒸溜所のモルトウイスキーをキーモルトに選定し、数種のモルトウイスキーをヴァッティング。

イチローズモルトホワイトラベル で使用されていたグレーンウイスキーが使用されていません。

バッティング後ミズナラカスクで再熟成。

原酒として使用された蒸留所は定かではありませんが、ピートが強く炊き込まれたウイスキーも含まれているとの事。

 

イチローズモルト ミズナラウッドリザーブの定価と価格推移

イチローズモルト ミズナラウッドリザーブ2024年現在の定価8,800円

ノンエイジでの定価としては少々高額な印象。

価格推移でみてみると大幅な値上げが行われた2023年以前は6,600円で販売されていました。

筆者個人的にはこの定価に味わいとのバランスの良さを感じ、コスパが良いと感じていただけに少し残念な値上げとなってしまいました。

 

⇒現在入手可能なイチローズモルト(通販)

 

イチローズモルトMWR テイスティング・レビュー

イチローズモルト ミズナラウッドリザーブ評価は?

実際に テイスティンググラス に注ぎレビューしていきましょう。

Ichiso's malt MWR イチローズモルト ミズナラウッドリザーブをテイスティング&レビューし定価をコスパで評価 おすすめの飲み方を解説

カラーはマホガニー、少々濃いめのブラウンゴールド。

香りは健やかな樽香と熟した果実とチョコレート。

口に含むと、干しぶどうを連想する深めのフルーティーな味わいと少々スパイシーな味わいが混在し滑らかに広がる。

中盤でチョコレートのような甘みとスモーキーな味わいが同時に穏やかに広がり始める。この複雑な展開に奥深さを感じる。

モルトウイスキーらしく、ボディもしっかりと厚く飲みごたえがある。

フィニッシュではミズナラ特有の 白檀のような香りもバランスよく押し寄せ複雑で繊細、ピーティー・スパイシーな余韻が続いていく。

加水するとかなり飲みやすくなるがスウィートな中にも複雑なフレーバーを感じとることができる。

ロックにすると、ストレートの時のような濃厚な印象は薄くなるものの、上品で飽きのこない味わい。ミズナラカスクからの格調高き香りが優しく鼻腔を包み好印象。

ハイボールにしても爽やかさを感じ甘く飲みやすいが、少し薄まったような印象も持ちました。

Ichiro’s Malt Mizunara Wood Reserve おすすめの飲み方

和の格調高き香りをダイレクトに感じる飲み方はやはりストレート。

モルトウイスキーらしくフィニッシュに至るまで複雑で満足度の高いアロマを感じる事が出来ます。

同時におすすめしたいのがオン・ザ・ロック。

日頃シングルモルトはストレートで嗜むことが多い筆者ですが、MWRはロックで飲んだ時に立ち上る樽材由来の香りのバランスに好印象を持ちました。

飲み方による味わいの変化を楽しめるウイスキー。

 

イチローズモルト ミズナラウッドリザーブ コストパフォーマンス&評価 まとめ

イチローズモルトMWRの味をレビュー&評価

Ichiro’s Malt Mizunara Wood Reserve

  • 格調高き和の香りのウイスキー
  • 熟成にミズナラ樽使用
  • ピーテッドモルト原酒使用
  • 複雑で特徴的なアロマ
  • 定価での入手は困難

秩父蒸留所の定番リーフシリーズの中でもとりわけ注目度の高いウイスキー

イチローズモルトミズナラウッドリザーブ

国内外から注目を浴びる樽材「ミズナラ」

和を想わせる格調高い独特の香りが熟成感と共に感じられる一度は飲んでみる価値のあるウイスキー。

しかし、国内外からの高い人気から入手困難と言わざるを得ないのが現状。

ジャパニーズウイスキーファンならずとも定価での販売を見かけたら即買いするのをオススメします。

筆者はこれまでにネット通販を含め、定価での販売で数度購入することが出来ました。

近年、定価自体が値上がりしたことも有り、残念ながら以前のような値ごろ感を感じないのも正直な所。

しかし、イチローズモルトミズナラウッドリザーブにはこのウイスキーでしか感じる事が出来ない魅力があります。

どこか日本的な味わいを感じさせてくれるこのウイスキー。

就寝前にストレートで 和の香りに癒されて…

休日の夜長にオン・ザ・ロックで…

イチローズモルトMWRはリラックスタイムを演出してくれる最高のウイスキーと感じました。

 

評価:コスパ優良 

 

 


 

長濱蒸留所が生産するウイスキー「アマハガン ミズナラウッドフィニッシュ」

イチローズモルトMWRと同様にモルトウイスキーで飲み応えのある味わい。

イチローズモルトと比較すると多少流通が安定しているため、現在定価での購入が可能。

 


 

ミズナラ樽仕様で最もコスパの良いウイスキーと言えば
「シーバス リーガル ミズナラ スペシャルエディション 12年」

ブレンデッドウイスキーの割に飲み応えのある味わいでストレートでも楽しめました。

多少の品薄感はありますが…タイミングが合えばネットでも定価で販売されています。

 


 

数年間、年に一度リリースされたイチローズモルトの限定ウイスキー。

道なかばと名付けられ、秩父蒸留所の比較的若い原酒がノンエイジでボトリング。

華やかな白檀を想わせる香りが印象的でした

発売当初は多少の流通が見られたのですが、現在は価格が高騰してしまいました。

 


 

イチローズモルトで最も話題性の高い「カードシリーズ」

羽生蒸留所の原酒をボトリングしたウイスキー。

海外のコレクターからの注目度も高く、年々更なる高騰が続いています。

価格高騰以前に筆者も口にしたことが数度あるのですが、クオリティーには目をみはるものがありました。

 

イチローズモルトリーフシリーズの定価や種類をまとめました↓

【イチローズモルト リーフシリーズの種類や違い】定価や流通価格・値上げは?秩父蒸留所とは?
秩父蒸留所が生産する「イチローズモルト リーフシリーズ」定価を一覧で表示しコスパや種類の違いを解説。流通価格や値上げなどの価格推移にも触れていきます。

 

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

良いウイスキーLIFEを ウイスキーグラス

 

 

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