アードベッグ 10年『強烈スモーキーなアイラウイスキー』ARDBEG TEN | ウイスキー 最高の銘柄を探して。。。
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アードベッグ 10年『強烈スモーキーなアイラウイスキー』ARDBEG TEN

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アードベッグ TEN 10年

蒸留所・・・アードベッグ蒸留所

地域・・・アイラ島南岸

熟成年数・・・10年

ノンチルフィルター

アルコール度数・・・46 %

 

アードベッグ10年が作られる蒸溜所

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「一番スモーキーなシングルモルトウイスキーは?」

この問に「アードベッグ」と答える方も多いのではないでしょうか。

スコッチシングルモルトウイスキーの中でもとにかく個性的でヤミツキになるその味わい…

アードベッグデーに合わせ毎年リリースされている素晴らしい限定品の数々、ファンが多いのも頷けます。

アードベッグデーについては以前コチラで触れました。

【アードベッグデーとは?歴代限定ウイスキーを紹介】アイラモルトファン必見!ARDBEG DAY
年に一度!! アードベッグ ファンのために訪れる 『アードベッグデー』 毎年 心待ちにしている方も多いのでは? 筆者ももちろんその一人です。 毎年コンセプトが変わるイベント。 限定ボトルとして発売される特別なアードベッグ。 アードベッグデー...

 

しかし蒸留所は現在まで順風満帆だった訳では有りません。

アードベッグ蒸留所の歴史

  • 1815年 アードベッグ蒸留所創業
  • 1980~89年 生産休止
  • 1997年 グレンモーレンジ社により買収
  • 2000年 アードベッグ10年リリース
  • 2015年 蒸留所生誕200周年

1815年、アードベッグ蒸留所はジョン・マクドーガルによってアイラ島の南岸、大西洋の荒波が打ち寄せる小さな岬に建てられました。

アードベッグとは蒸留所が建つその場所からゲール語で、文字通り「小さな岬」や「小さな丘」を意味します。

創業後100年が過ぎ20世紀に入る頃には、数度のオーナーチェンジが行われ、1980年から89年までは完全に生産が止まってしまいます。

当時のオーナーアライドディスティラーズ社が、その後数年生産を再開させますがやはり操業停止に追い込まれてしまいます。

現在の安定した状態に落ち着くのは1997年、グレンモーレンジ社が買収してからの事。

その後「アードベッグTEN」が2000年にリリースされます。

 

アードベッグのロゴ

 

アードベッグ ロゴ

ボトルや箱によく描かれているこのロゴ。

アルファベットのAを囲む鎖は 蒸留所の東の教会跡に立っているケルト十字キルダルトンクロスの紋様がモチーフにされています。

その鎖が絡み合う永遠の象徴はアードベッグがずっと門戸を開いていられるように…との思いが込められています。

 

アードベッグは映画にも登場

アードベッグはキアヌ・リーブス主演の映画「コンスタンティン」に登場しています。

悪魔祓いをする主人公が飲むになんだかベストチョイスに感じます。

主演のキアヌリーブスが肺がんなのにヘビースモーカーでウイスキーを飲むという描写。

凄い世界観で引き込まれました。

 

アードベッグの個性の源

スコッチシングルモルトウイスキーの中でも特に個性的な味わいのアードベッグ。

その個性の源には幾つかの要因があります。

 

アードベッグに使用されるピート

ピートを強く炊き込んだ麦芽を使用して原酒を仕込む蒸留所が多いアイラ島。

その中でもアードベッグは最強クラス。

 

アイラ島蒸留所のピートレベルを表す指標として使われるフェノール値

限定的に発売されるウイスキーでアードベッグの55ppmを超えるものはオクトモアなどを中心に存在します。しかし、安定供給されているウイスキーではアードベッグが最強です。

 

アードベッグの発酵槽

オレゴン松製のウォッシュバックを使用し、それによりアードベッグ特有のロウのようなフレーバーとテクスチャーがえられます。

 

特徴的なポットスチル

アードベッグ10年の蒸溜に使われるポットスチル

出典:LVMH

アードベッグの個性的な味わいはポットスチルの形状にも大きく関係します。

ランタンベッド型の再留釜には、ピューリファイア(精留器)が設置されアードベッグに独特の個性を与えています。

アードベッグデー限定ボトルでポットスチルの精留器を取り外して仕込まれた原酒を口にした時には、さらなる強烈な味わいに驚きました。

 

アードベッグの仕込み水

ゲール語で暗く神秘的な場所という意味の湖ウーガダール湖の水を使用。

水がピートの地層を通ってくるため黒っぽい色をしています。

 

⇒現在入手可能な「アードベッグ」

 

アードベッグ TEN テイスティング・レビュー

アードベッグTEN評価は?

実際にグラスに注ぎテイスティング&レビューしていきましょう

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カラーは輝くゴールド。

香りは、しっかりと強く上がるピートスモークそして奥に麦芽の甘い香り。

口に含むと、強烈なスモーキーな味わいにクリーミーさが融合してくる。

しっかりと刺激的で口中がピリッと感じられるが、ドライでどこか気品が有るような味わいもそれと同時に広がる。軽快な味わいだがフルフレーバー。

フィニッシュでもやはり「スモーキー」でまさに煙を感じ、余韻は長く複雑に続く。

「アードベッグ TEN」おすすめの飲み方は?

加水しても十分に個性は発揮され、更に麦芽を感じる様な甘さも現れる。

ハイボールにするとアイラモルトらしいスモーキーな味わいは感じられるものの、複雑さは影をひそめスッキリとした印象。

ストレート~少量の加水で頂くのがおススメ。

 

アードベッグ10年(TEN)コストパフォーマンス&評価 まとめ

アードベッグ10年(TEN)は食事の後や、休日の晩酌のゆったりとした時間に満足度の高い一杯。

アードベッグは近年、ボトラーズからのリリースもめっきり減少してしまいました。

しかしこの10年物「TEN」を含め、素晴らしいラインナップの定番商品の数々。

そしてアードベッグデーに合わせて発売される限定品のクオリティーの高さ。

最近値上がりしているとはいえ、筆者も口にする度に味わいの素晴らしさだけでなく、コンセプトや由来に「楽しめるウイスキー」との印象を持っています。

アードベッグを知るにはまずはこのアードベッグ10年から…

かるく飲みたいという気分の時には少しもて余してしまう感がありますが、スモーキーなシングルモルトウイスキーを腰を据えて飲みたい時には最高の一杯となります。 

家飲みのアイラウイスキーとしてローテーションに加わる事は間違い有りません。

 

評価:コスパ優良 

 


 

インディペンデントボトラー「ダグラスレイン」が詰めるダブルバレル。

アードベッグとのブレンデッドモルトウイスキーでコスパもかなり良いです。


 

ヨーロッパで最大の大渦潮の発生する海峡「コリーヴレッカン」

フレンチオークの新樽を原酒の一部に使用。

更に力強く、スパイシー


 

コチラはフェノール値100ppm以上と更にスモーキーな「アードベッグ スーパーノヴァ」

過去に数回リリースされましたが、現在ではかなり希少なウイスキーとなってしまいました。

スモーキーなだけでなく甘さも感じられ、味わい深く重厚な印象でした。

 

アイラモルトがお好きな方は合わせてコチラの記事もどうぞ

Pick up【スモーキーなウイスキー おすすめ銘柄】初心者からの脱却!ピートの香りを楽しもう

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

良いウイスキーLIFEを ウイスキーグラス

 

 

アードベッグの次は…
同じくスモーキー、そしてフルーティーなウイスキーに舌鼓↓

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