2024年秋、ニッカウヰスキーより4年ぶりとなる新商品が誕生。
ニッカ フロンティア
シンプルなボトルに「N」のロゴが 印象深いこのウイスキー。ニッカからの新商品はセッション以来実に4年ぶりとなります。
この記事では、ニッカ フロンティアの発売日や定価、ウイスキーの詳細を調査。
商品説明にある”スモーキー”の文字…ウイスキーの味わいをテイスティングし口コミ・レビュー、コスパで評価していきます。
ニッカ フロンティア
- 製造元:ニッカウヰスキー
- 熟成年数:ノンエイジ
- 使用原酒:モルトウイスキー(余市ピーテッド原酒)グレーンウイスキー
- アルコール度数:48%
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ニッカフロンティア
銘柄 | ニッカフロンティア |
---|---|
取り扱い | アサヒビール |
定価 | 2,200円(Amazon約2,200円) |
容量 | 500ml |
飲みやすさ | |
当ブログコスパ評価 | |
ウイスキーの味わい | スモーキーだが飲みやすくフルーティー |
発売とほぼ同時にタレントの福山雅治さんを起用しCMが公開されました。
ウイスキーフロートのグラスを持つ福山雅治さん、きまってます。
大物タレントを起用するあたりからも、ニッカがこのウイスキーへ注力している様子が伺えます
”フロンティア”名前の由来は?
ニッカフロンティア このウイスキーの銘柄の由来は、単身スコットランドへの留学経験を持ち 日本のウイスキーの父とされる竹鶴政孝氏のフロンティア スピリッツによるもの。
正にウイスキー業界の開拓者。
そこから現在へ続くニッカウヰスキーの革新的な挑戦がコンセプト。そして、2024年に90周年を迎えるにあたり原点回帰を意味します。
革新的なボトルデザイン
ボトルに燦然と輝く「N」のロゴ
正面のラベルには透明シールが採用、高級感とまではいきませんが、斬新なデザイン。
もちろんこのアルファベットはニッカウイスキーを示し、 書体も同じものが使用されています。
そして、ボトル裏面には「しめ縄」が刻印。
これは、余市蒸留所のポットスチルにしめ飾りがかけられていることに由来。
ボトルネックにはニッカウヰスキーの狛犬・兜・元禄模様からなるエンブレム。
ボトル下部には「NIKKA WHISKY」のロゴが配置。
他のこの価格帯のウイスキーと比較すると、ボトルからも造りの良さを感じます。
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発売日や定価・アルコール度数は?
ここで 特筆すべきは ニッカフロンティアのアルコール度数。
40度や43度でボトリングされる事が多い国産ウイスキーの中では48度という強アルコール。
500mlとはいえ、48度でこの定価ならば安いと感じます。
ここで、他のニッカウヰスキーのボトルと比較してみましょう。
銘柄 | 定価 | 容量 | アルコール度数 |
---|---|---|---|
ニッカフロンティア | 2,000円 | 500ml | 48度 |
フロムザバレル | 3,200円 | 500ml | 51度 |
ニッカ セッション | 4,200円 | 700ml | 43度 |
余市 | 7,000円 | 700ml | 45度 |
余市を500mlに換算すると5000円、比較するとシングルモルトであることを考慮しても多少 割高感を感じてしまいます。
定価設定で上記の中で最も安いのがニッカフロンティア。コスパという観点で考えても、かなりいい線いってるのではないでしょうか。
筆者個人的には、フロムザバレルもコスパ的に大変優秀なウイスキーと感じているのですが、流通に難あり…ニッカフロンティアのこれからに期待が寄せられます。
「ニッカフロンティア」どこで売ってる?
発売当初は、ニッカウイスキー久々の新作という事も有り欠品が多くみられましたが、販売店は幅広く、酒屋はもちろんスーパーやドンキなどにもニッカ フロンティアは並んでいます。
筆者はスーパーマーケットで購入。購入したスーパーは、OKというディスカウントスーパーで、1,699円というかなり安い価格で販売していました。しかし、翌週訪れた時には完売状態で売り場も撤去。定期的に販売されるとよいのですが。
ネット通販では楽天やAmazonなど様々なオンラインショップで販売。
送料無料で配送してくれる「ヨドバシ」でも販売していたのですが、記事執筆時点では品切れ状態が続いていました。
ニッカウヰスキー「フロンティア」に使われた原酒
ニッカフロンティアでキーモルトとして選定されたのは余市ヘビーピートモルト
グレーンウイスキーを使用するブレンデッドウイスキーというカテゴリーであるものの、 モルトウイスキーを51%以上 使用するという贅沢な構成。
通常 多くのブレンデットウイスキーで使用されるモルトウイスキーの比率は3割程度のものが多く、 5割を超えるともなると、ウイスキーはより芳醇で個性豊かな味わいへと仕上がりを見せます。
その上、冷却濾過を行わないノンチルフィルタード製法を採用。
この製法は、特に気温の低い環境では、ウイスキーにおりや濁りをもたらす可能性があるものの、ウイスキーが持つ本来の味わいを実直に表現することができます。
「ニッカ フロンティア」テイスティング・レビュー
ニッカフロンティアの評価は?
実際にテイスティンググラスに注ぎレビューしていきましょう
カラーは 美しく色づく アンバーブラウン。
香りは杏子や爽やかな柑橘系フルーツそこに焦がしたキャラメル。
口に含むとまず最初にスムースな甘味と共にスパイシーな味わいが端的に広がる。
そこにスモーキーな味わいがずっしりとした主張を見せる。
この時点で国産ブレンデッドウイスキーらしからぬ主張を感じる。
穀物系とも果実系とも取れる軽やかな甘さが このウイスキーを飲みやすい印象でまとめてはいるが、ニッカウヰスキーらしさ…余市らしさと言うべきか…随所にピーティーなニュアンスが潜みそれが心地良い。
トップノートではシングルモルトに迫るような飲み応えを感じるが、飲み進めるとブレンデッドウイスキーらしいスムースさを兼ね備えているのに気付く。
ボディはミディアム。確かにスモーキーな味わいではあるが、アイラモルトを思わせるほどの強烈さはなくブレンデッドウイスキーらしい飲みやすさを感じる。
フィニッシュに向かうにつれ、フルーティーな甘さにウッディなニュアンスが加わりスパイシーな味わいへと変化をみせ、スムースな切れ上がりで締めくくる。
加水するとドライな印象へと早変わり、スムースさが増しスモーキーではあるが軽やかで飲みやすい。
ロックにすると不思議と滑らかな口当たりを感じる。ビターな印象が増し、スモーキーな味わいも しっかり感じられるがスムースで心地良い飲みやすさ。
ハイボールにするとスモーキーではあるが、フルーティーでもありバランスがよく飲みやすい。個性的な味わいであるものの万人受けしそうな味わい。
NIKKA FROTIER おすすめの飲み方
やはりこの価格帯のウイスキーとして、ストレートで飲んでここまでのスモーキーフレーバーと深みを表現しているウイスキーというのは特筆するべき点。飲み応えもあり満足度も高い。
それと同時にロックにした時のボリューム感のある味わいと心地よいビター感も捨てがたい。
筆者はオンザロックでの味わいが好みに合いましたが、ブレンデッドウイスキーらしく幅広い飲み方で楽しめるウイスキーとも感じています。
「ニッカフロンティア」口コミ・レビュー&評価まとめ
NIKKA FRONTIER
- ニッカウヰスキー4年ぶりの新商品はブレンデッドウイスキー
- 余市ピーテッドモルト使用
- モルトウイスキーの比率が高い原酒構成
- 味わいはフルーティーでスモーキー
2024年 90周年を迎える記念すべき年にニッカウイスキーが発売する
『ニッカフロンティア』
原点回帰と新たな挑戦 この2つが入り混じった大変興味深いウイスキー。
味わいを端的に述べるならば、ブレンデッドウイスキーという枠の中で最大限にスモーキーな味わいを表現した国産ウイスキー。
これから スモーキーなウイスキーに挑戦したいという初心者の方はもちろん、ウイスキー愛好家がストレートで飲んでも楽しめる味わいではないでしょうか
国産ウイスキーで2,000円程度の定価設定にも好感が持てます。500mlでは有りますが、ここまでの飲み応えと主張を見せてくれる銘柄はそう多くは有りません。
ストレートでも楽しめる。
ハイボールはもちろん、オン・ザ・ロックのビター感も秀逸。
上記画像の艶やかに輝くロックグラスはチタン製で、ニッカフロンティアの味わいに変化が感じられ楽しめました↓
様々な飲み方で楽しめる『ニッカフロンティア』筆者は少なくともあと1本くらいは購入してみようと考えています。
評価:コスパ優良
ニッカが生産する、さらにパワフルなアルコール度数を持つ「フロムザバレル」
樽出し原酒が持つニッカウヰスキーならでは味わいが複雑に長く続く。
ウイスキーに飲み応えを求める方におススメの銘柄
コスパの良いスモーキーなブレンデッドウイスキーとして話題の「ディーコン ブレンデッドウイスキー 」
- スペイサイド産スモーキーなウイスキー
- ピート香の強いアイラモルト
キーモルトに選定されたピーテッドウイスキーによる飲み応えのある味わい。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを
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