グレンドロナック 12年 シェリー樽香る重厚なウイスキー GLENDRONACH | ウイスキー 最高の銘柄を探して。。。
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グレンドロナック 12年 シェリー樽香る重厚なウイスキー GLENDRONACH

グレンドロナック 12年

 

蒸留所・・・グレンドロナック蒸留所

地域・・・ハイランド、アバディーン州

熟成樽・・・オロロソシェリーとペドロヒメネスのシェリーの空き樽

アルコール度数・・・43 %

 

グレンドロナック蒸留所

「マッカラン」「グレンファークラス」と並び、シェリー樽熟成のスコッチ・シングルモルトウイスキーと言えばこの「グレンドロナック」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

グレンドロナック蒸留所が建てられたのは1826年、ジェームズアラダイスによってハイランドとスペイサイドの境界線上に建設。

デヴェロン川の南に位置し、ゲール語で「黒いちごの谷」を意味します。

蒸留所は火災による焼失や買収など、その経営は順風満帆とは言えず、蒸留所が閉鎖していた期間すらあります。

そして様々な苦難を乗り越え、2008年に現在の「ベンリアックディスティラリー」の所有に落ち着きました。

その後に蒸留所の創業者であるアラダイスにちなんだシェリーカスク由来の味わいがしっかりと溶け込んだウイスキーがリリースされ話題に。

 

そしてほぼ同時期に発売された「リバイバル 15年」が先日終売してしまいました。

グレンドロナック蒸留所が閉鎖していた1996年~2002年5月までの期間の原酒が無い事を考えるとこの18年や12年も近いうちに終売になってもおかしくありません。

価格の落ち着いている今のうちに…。

 

グレンドロナック蒸留所のクラフトマンシップ

グレンドロナック蒸留所の特質すべきは、1996年迄フロアモルティングを行い、ポットスチルは石炭の直火炊き(北海道の余市蒸留所が行っています)を採用する創業当時の生産方法を近年まで守っていた事。

この事もあり、現在のフルボディで濃厚なハウススタイルが印象付けられたのではないでしょうか。

 

「終売」「新発売」で熟成樽の使い分け

グレンドロナック蒸留所は、時代と共にシェリーカスク主体ではある物の、終売、新発売を繰り返し、そのスタイルは幾度となく変化してきました。

12年の熟成表記で「オーク樽(シェリー樽の影響が出ていない物)」と「シェリー樽」の2つのタイプをボトリングしていた90年代前半。

その後シェリー樽熟成の濃厚な15年物をリリース。

 

そして「トラディショナル」と銘打ち「オーク樽」と「シェリー樽」の両方が使用された12年熟成表記品のリリース。

レギュラーボトルも時代と共に幾度となく終売を迎え、さまざまな仕様変更を重ねてきました。

個人的にはやはり現在のシェリーカスク主体のハウススタイルが最も好みでは有りますが、ベンリアックディスティラリーに代わってからの新たな挑戦にも期待が寄せられます。

 

グレンドロナック12年 オリジナル

グレンドロナックは、オフィシャルスタンダードボトルとして長年、様々なタイプの12年物をボトリングしてきていますが、その中でも現在のこの「グレンドロナック 12年 オリジナル」は王道とも言うべきスタイルのスコッチ・シングルモルトウイスキー。

熟成にオロロソシェリーの樽と極甘口に仕上がるペドロヒメネスのシェリー樽を使用、これぞグレンドロナックと言う仕上がりに。

 

⇒現在入手可能なグレンドロナック

 

グレンドロナック 12年 テイスティング・レビュー

グレンドロナック12年評価は?

実際にグラスに注ぎテイスティング&レビューしていきましょう

 

グレンドロナック テイスティング

カラーは少し赤みがかった琥珀色。

香りは温かみのあるベリーの香り。

口に含むとビターチョコと干しブドウの甘みと酸味が広がる。

ボディはフルボディで厚くフルーツ系の甘みと共にウッディーでスパイシーな味わいがフィニッシュに向かい広がっていく。

加水すると複雑さの中からシェリー樽由来の味わいが更にしっかりと顔を出す。

ロックにすると不思議とスッキリとした甘みに変化し、飲みやすい印象を受ける。

シェリー樽の濃厚さを感じるならばストレートか加水がおススメ。

 

レビュー「グレンドロナック12年」コストパフォーマンス&評価 まとめ

近年、シェリーカスク の不足により、値上げ、終売が相次ぐ中、この「グレンドロナック12年」は100%シェリー樽熟成の貴重なスコッチ・シングルモルトウイスキー。

濃厚なシェリー樽由来の甘さを感じるウイスキーを頂こうとすると、どうしても高価格帯のウイスキーになってしまうのが現状。

しかしこの「グレンドロナック12年」はリーズナブルとさえ感じられる価格ではないでしょうか。

この12年熟成品を初め、オフィシャルボトルのラインナップも豊富で、ビンテージを刻んでいる物から、ピーテッド麦芽を使用して生産されたウイスキーまでその味わいも多種多様。

筆者個人的にもシェリーカスクのウイスキーを選ぶ際、今までで最も多く購入している様に思います。

とりあえず「シェリーカスクのウイスキー」が飲みたい時の一本に最適ではないでしょうか。

 

コスパ優良 

 

 


 

1995年に蒸留され、オロロソシェリー樽で熟成されたグレンドロナック。

この一本に限らず、ヴィンテージ表記のなされている「グレンドロナック」には良質な印象があります。

 


 

カスクストレングスで瓶詰めされたシリーズ。

リリース後「バッチ1」は1年分を見込んで生産したにもかかわらず、すぐに完売しました。

バッチごとの違いを楽しむのも楽しいです。

 

シェリーカスクのウイスキーがお好みの方は合わせてコチラもいかがですか

Pick Up!【シェリー樽とは? 濃厚&フルーティーなウイスキー】初心者にもおすすめスコッチシングルモルトetc

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

良いウイスキーLIFEを ウイスキーグラス

 

 

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