ウイスキー愛好家だけにとどまらず、 ハイボールと相性の良いウイスキーという事も手伝い、今や万人から高い人気を誇るスコッチブレンデッドウイスキーの銘柄 デュワーズ 。
今回は デュワーズ から限定リリースされたウイスキー。
デュワーズ フレンチスムース 8年
熟成に使われた樽の種類や味わい・おすすめの飲み方を解説。
定価をコスパで評価し、口コミ・レビューしていきます。
デュワーズ フレンチスムース 8年
- 限定ウイスキー
- 製造元:ジョン・デュワー&サンズ社
- 熟成年数:8年
- 熟成樽:カルヴァドスカスクでフィニッシュ
- アルコール度数:40%
デュワーズフレンチスムース 8年
銘柄 | デュワーズフレンチスムース 8年 |
---|---|
輸入元 | バカルディジャパン |
定価 | オープン価格(Amazon約2,800円) |
容量 | 700ml |
飲みやすさ | |
当ブログコスパ評価 | |
ウイスキーの味わい | ハイボールに感じる果樹園のそよ風 |
デュワーズ ユニークカスクシリーズ 第5弾にして最終作品、満を持して登場したデュワーズフレンチスムース。
これまでリリースされた限定ウイスキー5作品全てテイスティング・レビューしましたので興味のある方は合わせてご覧下さい
↓クリックでレビュー記事へ移動します。
- カリビアンスムース
- イリーガルスムース
- ポルトガルスムース
- ジャパニーズスムース
- フレンチスムース(当記事)
フィニッシュに使用する樽の違いで味わいに個性付け、熟成年数はすべて8年。
原酒の熟成には「カルバドスの樽」
デュワーズ フレンチスムースの個性付けに選ばれた熟成樽は、カルバドスカスク。
通常デュワーズを作るのと同様にアバフェルディを始めとする数多くのシングルモルトウイスキーとグレーンウイスキーをバッティング。
その後にカルバトスの熟成に使われた樽に移し替えフィニッシュをかけます。
カルヴァドスとは?
カルヴァドスとは、フランス北部ノルマンディー地区 カルバドス地方でりんごを主原料として作られるブランデー。
この地で作られるアップルブランデーのみを総称してカルパドスと呼びます。
味わいは、素材のリンゴによるフルーティーさが特徴。
ウイスキーと比較すると、穏やかで繊細なものが多いように感じます。
中には ボトルに直接リンゴが入った、よりフルーティーなカルバドスも存在します。
デュワーズフレンチスムースから箱が消えた!?「定価や発売日は?」
- 定価:オープン価格(2,500円~3,000円位)
- 容量:700ml
- アルコール度数:40度
- 発売日:2024年5月14日
前回発売されたデュワーズジャパニーズスムースから時が経つこと 1年。
この間にデュワーズカリビアンスムースの再販があったとはいえ、随分 間が空いた様に感じます。
定価はオープン価格となっていますが 実売価格は、2,500円台から3,000円程度
筆者は運よく Amazon の予約販売で 2,584円で買うことができました。
購入して気付いたのですが、今作から箱が廃止されたようです。
出典:Dewar’s公式
前作までは上記画像のフレーバーイメージが描かれた箱に入っていましたが、どこの販売店でも今作には箱が付属していませんでした
デュワーズ フレンチスムース8年「テイスティング・レビュー」
デュワーズフレンチスムース8年の評価は?
実際にグラスに注ぎテイスティング&レビューしていきましょう
カラーはブラウンゴールド
香りは、ライトで果樹園のそよ風のような爽やかな印象。そこに潜むりんごに配する蜜、さらに奥にはほのかに香るシナモンスパイス。
口に含むと、多少ドライに感じるもののフルーティで滑らかな甘みと、相反するようにシナモンとジンジャーを合わせたようなスパイシーな刺激が口中に訪れる。
ボディはライトで軽やかだが、香りたちが甘く華やかなおかげか 淡白な味わいと感じず気軽に楽しめるウイスキーという印象。
味わい自体にカルバドスカスクに由来するリンゴっぽさを香り程は感じませんでした。しかし、このフルーティーな味わいと飲みやすさはウイスキーという枠組みを超えているようにも感じます。
フィニッシュは、ブレンデットウイスキーらしく軽やかでキレを感じる味わいが主体でさほど長くない。ドライでブラックペッパーとシナモンを連想するスパイシーな刺激が漂い、さわやかに締めくくる。
加水すると、更に飲みやすくはなるがスパイシーな印象が強くなる。
ロックにすると、ピリッとスパイシーな印象に加え奥から滑らかな舌触りと共にわずかに立ち上ってくる青りんごのようなニュアンスに好感を持つ。
ハイボールにすると口当たり柔らかで飲みやすい。フィニッシュに向かって強くなるフルーティーな甘やかさが果樹園のそよ風を想わせる味わい豊かなハイボールに。
Dewar’s French Smooth おすすめの飲み方は?
当初想定したよりもストレートで飲んだ時に、アルコール感からくる嫌悪感を感じず好感がもてました。
さらに、好感を持ったのがハイボール。
飲みやすい味わいなのはさることながら、 存在感のあるリンゴを思わせるフルーティーな味わいは この価格帯の他のウイスキーと比べても満足に値するもの。
レビュー「デュワーズフレンチ スムース8年」コストパフォーマンス&評価まとめ
- ユニークカスクシリーズ最終作
- カルヴァドスカスクフィニッシュ
- おすすめの飲み方はハイボール
- ウイスキー初心者だけでなく愛好家にも
大人気のまま、これにて幕を閉じるデュワーズの限定ユニークカスクシリーズ。
第1段の デュワーズカリビアンスムース の発売から数える事3年、低価格帯で私たちウイスキー愛好家を大変楽しませてくれました。
デュワーズフレンチスムース8年
カルバドスカスクを使用し、フルーティーな味わいに仕上げた5作目にして最終作
筆者にとって、5作品の中でも期待値がそれほど高くはなかったのですが、嬉しい誤算 その予想は裏切られ「他の4作品と甲乙つけがたい」という感想です。
良い意味で ウイスキーらしくない香り立ち…新鮮さも手伝い旨い。
スムースで上品なこの味わいは、ウイスキーを飲み始めたばかりの初心者の方にも勧めたくなりました。
味わいの感想を一言で言うならば「変化を楽しめるウイスキー」
ストレートで飲んだときの口に含んだ瞬間は、フルーティーな甘さを感じるものの次第にそれがスパイシーでドライな味わいに変化していくのが面白い。
そして、炭酸を合わせると果樹園に佇みそよ風を感じているような軽快なハイボールに。
この味わいは、長くウイスキーを愛飲している筆者も大変満足のいくものでした。
購入できる内にもう1本くらいは…。
価格から考えてもそう思わせてくれるコスパの良いウイスキーでした。
評価:コスパ優良
デュワーズ フレンチスムーと同価格帯でこちらもハイボールとの相性が抜群デュワーズ 12年。
蜜のように穏かに甘く飲みやすい味わい。
上質なハイボールならまずはこのウイスキーから。
ブレンデッドウイスキーシーバスリーガルのネット限定商品。
ラム酒の熟成に使用した樽を一部使用。
オレンジやハチミツなど甘くフルーティな味わいとスパイシーなニュアンスが調和したウイスキー
スモーキーなウイスキーであるキルホーマンをカルバドスの樽でフィニッシュをかけた意欲的な作品。
1年以上という長い月日のカルヴァドスカスクフィニッシュ。
ピートスモークとフルーティーな味わいの調和を楽しめるウイスキー
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを
ハイボールに合うウイスキーを更に深掘り
味わいの種類別で選び方を解説↓
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