アードベッグからまたも新作ウイスキーのリリース情報が届きました。
しかも新しく造られたシリーズ、アンソロジーコレクションの第1段
アードベッグ13年 アンソロジー ザ・ハーピーズ・テール
Ardbeg13Y Anthology The Harpy’s Tale
モチーフに選ばれたのは何とも不気味な鳥…。
おのずと注目度も高まる第1段限定リリース
- 使用された樽は?
- 発売日は?
- 価格(定価)は?
- 買える場所は?
などなど、アードベッグ アンソロジー ザ・ハーピーズ・テール 13年の詳細を記していきます。
スポンサーリンク
アードベッグ アンソロジー ザ・ハーピーズ・テール 13年
アイラ島では珍しいものすべてに食欲がある。特にアードベッグでは。アードベッグのウイスキーの希少性だけで十分だと思われるかもしれませんが、アイラ島とその奇岩が私たちの心を揺さぶるのです。
アードベッグ・アンソロジー・コレクションは、アイラ島をうろつくとされる最も奇妙な生き物との伝説的な出会いという、信じられないような出会いの物語からインスピレーションを得ています。
めったにお目にかかれないハーピー(アイラ島に棲むと言われる翼のある獣)にインスパイアされたこの伝説的なエディションは、蒸溜所にとって初めての試みです。ハーピーズテイルは、希少なソーテルヌワイン樽で13年間熟成され、伝統的なアードベッグのエクスバーボンとマリッジされている。カスクで10年以上熟成させた後、アードベッグの紛れもない個性がソーテルヌ樽の芳醇さと絡み合いながら、高鳴るスモークが甘さの中に舞い上がる。至高の熟成表現…物語と同じくらいセンセーショナルな味わい…。
出典:Arebeg公式
上記はアードベッグの公式サイト説明文を翻訳したもの。
アードベッグ 13年 アンソロジー ザ・ハーピーズ・テールはアードベッグ蒸留所が手掛ける限定ウイスキー。
スモーキーなウイスキー を生産する事でも名高いアイラ島、その中でもトップクラスを誇る個性のウイスキー「アードベッグ」
今回取り上げるハーピーズ・テールのような限定ウイスキーを「アードベッグデー」と位置付けた日に毎年恒例行事としてボトリングし話題となっています。
アードベッグ「ハーピーズ・テール」とは?
アンソロジーコレクション第1段「アードベッグ ハーピーズ・テール」
ハーピーとは、ギリシャ神話に登場する半人半鳥の怪物「ハルピュイア」を英語読みにしたもの。
主に頭は人間の女性、身体は鳥として描かれています。
これまでにない生物との出会い…
これまでにない新しいアードベッグとの出逢い…
第2弾はこの翌年、2024年にリリース。
アードベッグ アンソロジー ザ・ハーピーズ・テール 13年の熟成樽
- バーボン樽
- ソーテルヌワイン樽
アードベッグ アンソロジーコレクションの記念すべき第1段 ハーピーズテールに採用された樽は、アードベッグのハウススタイルでもあるバーボンカスクとフランス ソーテルヌ地区のワイン樽。
ソーテルヌ地区と言えばデザートのように甘く優美な味わいの貴腐ワインの産地。
この地区のワイン樽でフィニッシュされたウイスキーは、ほのかで柔らかな甘さを伴いどこかハチミツを想わせる気品ある味わいへの仕上がりを見せます。
代表的なものでは、同系列グレンモーレンジ社の「グレンモーレンジィネクター・ドール」が有名。
ピートによるスモーキーな味わいが特徴のアイラモルトと、デザートのように気品を伴った甘さのソーテルヌワイン。
対称的ともいえるこの2つの味わいが融合した時に起こる 深く、そして未だ見ぬ新しい味わいには感動すら覚えます。
意外と発売されているアイラモルト+ソーテルヌカスク
アイラモルトの後熟にソーテルヌカスクを使用したウイスキー、アードベッグでは今回のハーピーズテールで初の試みとなりますが、他の蒸溜所では意外と商品化されています。
どれも優和な甘さとスモーキーな香りの融合が見事に成し遂げられた飲み応えのある味わい、代表的なウイスキーをいくつかご紹介していきます。
カリラをソーテルヌカスクでフィニッシュしたスモーキースコット8年
覆面モルトという事も有り、限定品では有りますが価格も安くコスパに優れた1本↓
キルホーマンのソーテルヌカスクフィニッシュ↓
最強スモーキーなウイスキー「オクトモア」とソーテルヌカスクの融合↓
アンソロジーコレクションとは?
アードベッグ ハーピーズ・テールはアンソロジーコレクションの第1段としてリリース。
アンソロジーコレクションの位置づけとしては、これまでとは違う樽での熟成による実験的なアードベッグとの出会い。
前述した「ソーテルヌカスク」がこの新たな出逢いに当たります。
アードベッグが持つ唯一無二のスモーキーで複雑なフレーバー、そこに蜂蜜やデザートのような甘さのインパクト。
想像しただけで心躍ります。
アードベッグ ハーピーズ・テールの味わいは?
アードベッグ公式テイスティングノートを抜粋すると
- エキストラバージンオリーブオイル
- アロマティックハーブ(コリアンダーとセージ)
- ワックス感
- クレームブリュレの香り
- オイリー
- スモークしたアプリコット
- ココナッツの香り
ここで想像されるのは対照的な味わいの融合。
アードベッグらしいスモークに代表されるようなアイラモルトならではのワードと、フルーツやデザートのような甘い味わいを連想するワード。
この2つの味わいが舌の上でオイリーでクリーミーなテクスチャーをもたらし、ピート思わせるスモーキーなフレーバーを鼻腔へ運び込んでいく…
強烈で華やかな味わいが期待されます。
アードベッグ ハーピーズ・テールの国内発売日・定価・買える場所は?
銘柄 | アードベッグ13年 アンソロジー ザ・ハーピーズ・テール |
---|---|
国内発売日 | 2023年9月5日/20日 |
アルコール度数 | 46度 ノンチルフィルタード |
熟成年数 | 13年 |
定価 | 20,900円(税込) |
容量 | 700ml |
アードベッグ ハーピーズ・テールの発売日は、9月5日のコミッティサイトでの通販が皮切り、その後20日に限定で国内販売がスタート。
発売される本数は発表されていませんが、入手が困難なことは容易に想像できます。
前作、アードベッグ ビザーベキューと比較しても価格は少々高めの2万円越え…
13年という少し長めの熟成年数に加え、ソーテルヌワイン自体も高価なワインなので妥当といわざるを得ません。
流通はというと、前作ビザーベキューの時は先行販売のコミッティーサイトでも発売日に余裕をもって購入する事が出来ました。
その後、Amazonや楽天でも価格にバラつきは有りましたが、多少販売されていました。
アードベッグ ハーピーズ・テール、記事執筆時点では発売日前という事も有り、販売はもちろん、予約も行われていませんでした。
販売が始まれば下記ショップリンクから表示されます。
※追記
公式サイト発売後にネット通販で販売開始されました
アードベッグ13年 ハーピーズ・テール味や定価・発売日は?まとめ
アードベッグ蒸留所が新しく創設した限定シリーズ「アンソロジーコレクション」
記念すべき第1段は「アードベッグ 13年 アンソロジー ザ・ハーピーズ・テール 」
テーマは、未だ見た事のないアードベッグとの出逢い…
ソーテルヌカスクがもたらすハチミツやデザート感がプラスされ、アードベッグのこれまでにない新しい味わいを体験。
更なるポテンシャルの高さが開花したウイスキーではないでしょうか?
価格の面では少々高いような気もしますが、少し長めの熟成年数、使用された樽などを考慮に入れると、争奪戦となる事は容易に想像できます。
気品伴う甘さ…
強烈なスモーキーフレーバー…
「アードベッグ ハーピーズ・テール 」興味をそそられるウイスキーであることは間違いありません。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを
第2弾は2024年にリリース「アードベッグ ユニコーンズ・テール14年」
スモーキーなウイスキーにはスモーキーなナッツが相性抜群↓
シングルモルトウイスキーを楽しむにはグラスの選定も大切だと考えます↓
スポンサーリンク