グレンフィディック12年 麦芽の甘み漂うウイスキー Glenfiddich | ウイスキー 最高の銘柄を探して。。。
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グレンフィディック12年 『麦芽の甘み漂うシングルモルトウイスキー』Glenfiddich

グレンフィディック 

グレンフィディック12年

蒸留所・・・グレンフィディック蒸溜所

地域・・・スペイサイド地方、ダフタウン

熟成・・・12年

熟成樽・・・バーボン樽、オロロソシェリー樽

アルコール度数・・・40%

 

グレンフィディック蒸留所

世界で一番売れているシングルモルトウイスキーとしても名高い「グレンフィディック

初めて飲んだシングルモルトウイスキーがグレンフィディックという方も多いのではないでしょうか。

ちなみに第二位はグレンリベット、以降マッカラン・グレングラントなどが続きます。

グレンフィディックが世界的に著名なウイスキーである要因として、印象的な三角形をしたボトルデザインも一つだとは思いますが、世界各国の幅広い層の人々に支持される万人受けする飲みやすさも大きく関係していると思われます。

 

グレンフィディック蒸留所の創業

グレンフィディック蒸留所は1887年ウィリアム・グラントによってスペイサイド地方、ダフタウンに作られます。

蒸留所の名前の由来はゲール語で「鹿の谷」。

「グレン」は峡谷を意味し、「フィディック」は川の名前でもあるのですが、鹿を意味します。

ウィリアム・グラントはモートラック蒸留所で務めた後、スチル等の設備を中古品で購入しウイスキー作りをスタートさせます。

以来一世紀以上に渡りグラント一族が経営にあたっています。

 

世界で最初のシングルモルトウイスキー

ブレンデッドウイスキーが主流の時代、世界で最初にシングルモルトウイスキーを売り出したのがグレンフィディック。

創業当初、グレンフィディック蒸溜所は原酒を全てブレンデッドウイスキー用に出荷していました。しかし1963年、世界に先駆けてにシングルモルトウイスキーとして売り出します。

これが一つの転機となり、現在の名声へと繋がっていきます。

グレンフィディックが世界進出を開始した、当時の味わい・パッケージの再現をコンセプトしたボトルもリリースされています。

ブレンデッド全盛の中のこの挑戦は、無謀にも思われていましたが、元々ライトな酒質であった事も功を奏し順調に販売量を伸ばしていくこととなります。

 

特徴的な三角形のボトルが集める注目

グレンフィディックの一番の特徴はそのボトル形状。

それはウイスキー作りに大切な三大要素である火、水、土をそれぞれの面で表した物。

その特徴的な形状も時代と共に変化し、以前のメルシャンが取り扱っていた頃のボトルや 「ピュアモルト」表記の物は現在の物よりもかなり鋭角で横広く印象的、トレードマークの鹿もリアルに描かれていました。

味わいは、現在の麦芽を想わせるモルティーな印象に変わりは無いのですが、より蜜っぽい甘さが際立っていた様に記憶しています。

 

⇒現在入手可能な「グレンフィディック」

 

「グレンフィディック12年」テイスティング・レビュー

グレンフィディック12年評価は?

実際にグラスに注ぎテイスティング&レビューしていきましょう

グレンフィディック12年 テイスティング

カラーは美しい琥珀色。

香りはフルーティーで若干ミツの様な甘い香りも感じられる。

口に含むとフルーツ、バニラ、麦芽の入り混じった甘みがスムースに広がる。

ボディはライトに感じるが、穏やかでゆったりとした甘み、微かに感じられるスモーキーな味わいがバランス良く調和し心地よい。

フィニッシュでも一体感のある麦芽系の甘みが印象的でスムースに続く。

加水すると、甘みが更に感じられかなりマイルドで飲みやすい。

ロックやハイボールにしてもとても爽やかで甘やか、大変飲みやすく気軽に頂ける一杯に。

 

コストパフォーマンス&まとめ

初心者にオススメのシングルモルトウイスキーの定番とされていますが、その味わいは初心者だけでなくウイスキー愛好家も十分に満足させてくれる逸品。

飲み方もざっくばらんに水割りやハイボールにしても、勿論ストレートで頂いても十分に楽しめます。

定価設定も良心的、この価格でこのクオリティーのウイスキーはそう多くは無い様に思えます。

「有名すぎて最近飲んでいないなぁ」という方は飲んでみると意外と見直す事が多いのではないでしょうか。

日常気軽に頂ける一杯として家庭に一本あると重宝すること間違いなし。

グレンフィディック12年
筆者も久しぶりに口にし「最低でも年に一度は購入しよう」と思わせてくれるウイスキーでした。

 

コスパ優良 

 


 

2種類のオーク樽で熟成させた異なった熟成年数の原酒をマリッジ(シェリー樽を使用)させた、初めてのグレンフィディック。

シェリー樽熟成原酒を使用したボトルでこの定価は魅力的です。


 

グレンフィディック蒸溜所に招かれた20人のモルトマスターが選定した原酒を、グレンフィディクのモルトマスターであるブライアン・キンスマンがブレンドしボトリング。

実験作と題して作られるエクスペリメンタルシリーズの第2弾。


 

少し昔のボトルですが…

ウェッジウッド社製のボトルに入った貴重な「グレンフィディック」

90年代後期のまだ流通していた頃に頂いた事が有るのですが、まろやかで重厚、それでいて洗練された味わいに甚く感動した覚えがあります

現在は高騰し手の届かない金額に…。

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

良いウイスキーLIFEを ウイスキーグラス

 
 
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