「アードベッグ スコーチ Ardbeg Scorch」
2021年、アードベギャン(アードベッグ愛飲家)だけでなく、ウイスキー愛好家に注目される一大イベント「アードベッグデー」に限定ウイスキーがリリースされることが決定しました。
毎年大きな話題となる限定アードベッグ
2021年に発売されるのは「アードベッグ スコーチ」
注目されるのは使用原酒などその内容。
今回はどのような熟成樽を使用し、どんな味わいが表現されているのでしょうか
関心が高まるばかりです。
「アードベッグ スコーチ」の詳細スペックから、発売日や予約販売状況・定価など現在分かっている範囲でまとめていきます。
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年に一度の限定発売「アードベッグ」
ウイスキー愛好家のみならず注目を集めるスコットランドのイベント「アイラフェスティバル」
アードベッグデーと呼ばれるその日に「アードベッグ スコーチ」はリリースされます
今やアードベギャンにとって限定発売は恒例行事。
これまでの限定ボトルやアードベッグデーについてはこちらに記載
2021年のアードベッグデーは?
今年のアードベッグデーは6月5日。
残念ながら今年も昨年に引き続き新型コロナウイルスの流行により、蒸留所のオープンデーやアイラフェスティバルは中止です。
しかし、限定ボトルとして「アードベッグ スコーチ」が発売されます
先だってコミッティー向けでは有りますが、51.7度のカスクストレングスが先行販売。
焦げ落ちたようなラベルで印象深いデザイン。
アードベッグ スコーチ
アードベッグデー限定ウイスキーは、毎年 異なるコンセプト、原酒構成で新しいアードベッグを発売。
クオリティーが高く、はずれが無い印象。
2021年リリースのアードベッグスコーチのコンセプトを調べて行きましょう
アードベッグ スコーチとは?
アードベッグスコーチのコンセプトは炎を噴くドラゴンの最強伝説
ドラゴンはアードベッグ蒸留所の3番倉庫に住み着き、気性が荒く、強烈にスモーキーな息を吐き、蒸留所の人たちを恐怖に陥れていました。
そんな中、立ち上がったのがアードベッグのマスコット犬、ショーティー。
果敢にドラゴンと戦い、無事に蒸留所を守り抜きました。
戦いに敗れたドラゴンは究極のスピリッツへと姿を変え、戦いの炎によって施されたチャーのカスク(樽)が勝利の証として残りました!
ドラゴンを退治するのは、度々登場するアードベッグ蒸留所の人気マスコット犬、ジャック・ラッセル・テリアのショーティー。
昨年のアードベッグブラックの箱にはこっそりと羊の中に潜んでいました。
アードベッグスコーチでも箱・ボトルのどこかに登場するのでしょうか
「ショーティーとの戦いに敗れたドラゴンの炎によるヘビーチャー」
このフレーズから通常より、ヘビーでスモーキーなアードベッグが連想されます。
使われた熟成樽や熟成年数は?
- アードベッグ アリゲーターの樽(レベル 5 チャー)のセカンドフィル
- バーボン樽
使用された樽は2種類。
バーボンウイスキーの空き樽で熟成された原酒。
2011年のアードベッグデーでリリースされた「アードベッグ アリゲーター」を熟成していた空き樽熟成の原酒。
「アリゲーター」深く焦がされた熟成樽により感じられるヘビーな味わいが思い出されます。
Ardbeg SCORCHの熟成年数は?
アードベッグ スコーチに熟成年数の表記は無くノンエイジ。
原酒の一部は、アードベッグ アリゲーターを払い出した後に詰められたことを考慮すると、熟成年数は凡そ10年という事になります。
バーボン樽熟成原酒の年数は不明
様々な熟成年数の原酒がバッティングされていることが推測されます。
アードベッグ スコーチの味は?
公式テイスティングノート
香り:恐ろしいほど濃厚な煤と煙のアロマが押し寄せる。熱した鋼鉄を水で急激に冷却した時の匂い、革製品用のサドルソープなどの骨太な要素に、アニスやパチョリ(ハーブ)が絡みあう。加水すると、イバラやセージ、松の枝などのハーブ香が際立つ。
味わい:オイリーでスパイシーな口当たり。甘いスモークと焦がしたオークの風味が渦巻くように口を包んだ後、薬用キャンディーに、グリルした肉料理やブラックリコリス(甘草とアニス風味の菓子)が複雑な風味を織り成す。
余韻:煤やタールの余韻がいつまでも続く。
アードベッグに求めたい”強烈”を期待できそうなテイスティングノート。
強く焦がされた樽からの煤やタールはアードベッグのスモーキーフレーバーと相性が良く、深く複雑な味わいにバニラや舌触りトロリとしたオイリーでヘビーな味わいが期待されます。
スコーチはアイラモルトらしい味わいのアードベッグといった所でしょうか。
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アードベッグ スコーチの発売日や価格・予約は?
アードベッグ スコーチ Ardbeg Scorch
- 発売日:6月2日
- アルコール度数:46度
- 価格:16,500円
- 容量:700ml
昨年より少し遅めの6月2日のリリース。
定価は税込みで16,500円。
価格については、毎年スペックが違うので一概には言えませんが、ジワリと値上がりしている印象。
今年のアードベッグスコーチはさらに定価自体の値上げ幅が大きくなったように思えます。
昨年のアードベッグブラックが13,800円。
スペック的に考えても値上げと感じてしまいます。
スコーチの販売や予約状況は?
記事執筆時点ではネット通販などで予約を行っているショップは見当たりませんでした。
日本への入荷本数にもよると思うのですが、例年多少の流通が有ります。
予約や販売が始まれば下記ショップリンクから確認可能
「アードベッグスコーチ」味や価格・予約販売は? まとめ
アードベッグ蒸留所による通年恒例行事ともいえる限定ボトルの発売。
筆者を含め待ち望んで入る方も多いのではないでしょうか
残念ながら、今年も昨年に引き続きあいにくのコロナ禍。
「アードベッグ スコーチ」販売記念の華やかなイベントは今年も開催されず、ウイスキー愛好家にとって寂しい年が続きます。
しかし、この状況下でも日本まで限定アードベッグが届けられることには感謝の一言。
ここ数年、ワインやラムの空き樽を使用し、フィニッシュで香り付けをしているものが続いていました。
今年はアイラモルト アードベッグらしい、スモーキーで強烈な味わいが堪能できそう。
価格は安いとは言えませんが、入荷本数に限りが有りますので、販売店での予約や発売が開始したら早めの購入をおすすめします。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
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アードベッグスコーチの次は2022年リリース「アードコア」