原酒が持つ個性的な味わいでウイスキー愛好家からも注目度が高い蒸溜所「ハイランドパーク」
今回は「ザ・ウォリアー・シリーズ」にラインナップされている
ハイランドパーク スヴェイン
国内での流通が少ない免税店限定のウイスキー。
実際にテイスティングし、筆者が感じた事をレビュー。
ウイスキーの味わいやおすすめの飲み方を記し、定価をコスパで評価していきます。
ハイランドパーク スヴェイン
- 蒸留所:ハイランドパーク蒸留所
- 地域:オークニー諸島、メインランド島
- 熟成樽:アメリカンオーク主体
- アルコール度数:40 %
ハイランドパーク スヴェイン
北の巨人と称される世界最北端の蒸留所、ハイランドパークからリーリースされる免税店向け限定品『ハイランドパーク スヴェイン』
バイキングにまつわる名前が付けられた「ザ・ウォリアー・シリーズ」の1つとして発売。
ハイランドパーク蒸留所についてはコチラから
ハイランドパーク蒸留所のあるオークニー諸島は、大小約70の島々からなります。
冬場のオーロラの出現や、ストーン・サークルと呼ばれる遺跡の存在など、神秘的で美しい環境下に蒸留所は位置します。
9~13世紀ごろまで同地はバイキングに支配され、現在でもその後がいたるところの残っています。
それにまつわる様々な伝説から今回の「ザ・ウォリアー・シリーズ」は発売され、現在では「ハラルド、エイナー、リーフエリクソン、シグルド」等がリリース。
熟成樽等の違いでコンセプト分けがされています。
「スヴェイン」は陽気で気前の良いヴァイキングの族長。
熟成には主として「アメリカンオーク樽」を使用し、熟成年数の表記は無く、ノンエイジでのボトリング。
⇒ 現在入手可能なハイランドパーク 「ザ・ウォリアー・シリーズ」
「ハイランドパーク スヴェイン」テイスティング・レビュー
ハイランドパーク スヴェインの評価は?
グラスに注ぎ、テイスティング・レビューしていきましょう。
カラーは少し濃いめの琥珀色。
ベリーやイチジクそしてビターオレンジの様な香りが上がります。
口含むと木香とバニラの甘みと共に、スパイシーでオイリーな味わいが広がります。
飲み進めると、柑橘系の酸味が徐々に感じられ、フィニッシュに向かうにつれて、ドライで少しパチパチしたような感じを若さゆえか感じる。
加水すると柑橘(ビターオレンジ)の香りが豊かに感じ、スッキリとした印象。
ロックやハイボールにするよりストレートが心地よく感じました。
コストパフォーマンス&まとめ
免税店向けの限定品という事も有って1000mlでボトリングされた「ハイランドパーク スヴェイン」
オフィシャルの12年物を好まれる方は、このスヴェインもハイランドパークが持つ独特の個性をしっかりと継承している様に思えましたので試してみるのも一興ではないでしょうか。
個人的には免税店向けボトリングのウイスイキーにあまり良い印象が無いのですが、この容量での価格と考えると十分に個性や飲みごたえを感じ、日々の晩酌に満足度の高いウイスキーとの印象を持ちました。
コスパ優良
狂戦士(バーサーカ、ベルセルク)の軍で世界に名をとどろかせていた冷静で知的で勇敢なハラルド王の名前を冠しています。
熟成には、主にヨーロピアン・オーク樽を使用しています。
コチラは、同ウォーリアシリーズの『エイナー』
ライトスモークで少しスパイシーな印象
通常のハイランドパークでは使用されないバーボン樽やアメリカン・オーク材のシェリー樽で熟成した特別なハイランドパーク「リーフ・エリクソン」。
「ハイランドパーク シグルド」コチラはしっかりとした味わいに仕上げられています。
他のウォーリアシリーズと比べて、高価格帯でのリリース。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを