ザ・グレンリベット ファウンダーズリザーブ
蒸留所・・・グレンリベット蒸留所
地域・・・スペイサイド バリンダロッホ
熟成・・・ノンエイジ
熟成樽・・・ファーストフィルのアメリカンオーク樽を使用
アルコール度数・・・40%
ザ・グレンリベット ファウンダーズ・リザーブ
2016年にザ・グレンリベットの定番商品としてラインナップされた比較的新しい商品「ザ・グレンリベットファウンダーズリザーブ」
国産シングルモルトウイスキー山崎や白州の相次ぐ終売&品薄で、自宅で気軽に飲めるウイスキーの銘柄が激減している中、ありがたい価格でのリリース。
グレンリベット蒸留所についてはコチラから
ジョージスミスへ捧げるウイスキー
「ザ・グレンリベット ファウンダーズ・リザーブ」は、約200年前、創業者のジョージ・スミスが創業当時に思い描いていた理想的な製法・レシピを、現在のザ・グレンリベット蒸留所のマスターディスティラーであるアラン・ウィンチェスターが忠実に再現し、現代に蘇られせたシングルモルトスコッチウイスキーです。
何かの記念というわけではなさそうですが、ジョージスミスへのオマージュとして作られたウイスキー。
現在主流のノンエイジということもあり生産数を上げ、価格もそれなりに抑えられています。
ラベルにはジョージ・スミスのサインが
パッケージと共に、ボトルのサインにもジョージアン・ブルーを採用。
12年と比べても、どこか軽やかで爽やかな印象。
ジョージ・スミス理想のグレンリベット
原酒の端正な味わいが表現されているように感じます。
ザ・グレンリベット ファウンダーズリザーブの熟成樽
首が長く釜の幅が広いユニークなランタン型のポットスチル(単式蒸留器)によって生まれるニュースピリッツを、伝統的なアメリカンオーク樽のファーストフィル(新樽)で熟成。繊細な柑橘系のアロマが広がり、クラシカルなフルーティーフレーバーをクリーミーな甘さで引き立てる
熟成樽には、ファーストフィルのアメリカンオーク樽を使用。
しかしそれほど樽香・カラー共に色濃くは反映していないよう感じます。
ウイスキー原酒自体の若さは感じるものの、嫌味なく飲めるのはこの熟成樽の選定も一つの要因ではないでしょうか。
「ファウンダーズリザーブ」テイスティング・レビュー
ザ・グレンリベット ファウンダーズリザーブの評価は?
実際にグラスに注ぎテイスティング&レビューしていきましょう
カラーは少々淡い琥珀色。
口に含むとエステリーなニュアンスとニューポットのような甘みが共に広がる。
ボディは ライトで軽やか。すっきりとして、爽やかな味わいと同時にわずかな苦みを伴う。
フィニッシュはドライでさほど長くはなく、クリアーな甘みが舌の上に残る。
フレーバーは穏やか。アルコール感は多少感じられるものの、初心者にも好まれそうな味わい。
加水するとさらに飲みやすく麦芽の甘みを感じる。
ロックにすると、 ビターなテイストも感じられるが軽やかでやはり飲みやすい。
ハイボールにするとライトボディならではの軽快さが際立ち、のどごし良く好感が持てる味わい。
グレンリベット12年と飲み比べ
定番商品の「ザ・グレンリベット 12年」と比べるとファウンダーズリザーブの方が若干ニューポットのような若い原酒の味わいを感じるが、軽やかで決して悪くはない。
ハイボールにして飲み比べると、甘みや気品という点では12年の方に軍配が上がるが、フローラルで華やかな香りが立ちのぼるファウンダーズリザーブも中々好感が持て、甲乙つけがたい。
コストパフォーマンス&まとめ
- ジョージ・スミス理想のレシピのウイスキー
- グレンリベットラインナップ中、低価格帯でのリリース
- ハイボールとの相性抜群
グレンリべット蒸留所の 新しいラインナップとして加わった「ファウンダーズリザーブ」
価格的には12年とそれほど変わらない価格帯ですが、味のタイプはかなり違った印象。
ノンエイジならではの若い原酒をブレンドした味わいは感じられるものの、嫌悪感を持たずに飲むことができます。
特に食事と合わせてのハイボールでの爽快感は一度試してみる価値あり。
価格的に見ても、自宅で日々の晩酌に気兼ねなく飲む事が出来るシングルモルトウイスキーといった位置づけ。
コストパフォーマンスの面でも12年と並べて、さほど遜色なく一度は購入しておきたいウイスキーではないでしょうか。
コスパ優良
「グレンリベット12年 ファーストフィル エクスクルーシヴ エディション」
12年の熟成年数を経た原酒を使用し、アメリカンオークのファーストフィルのみを使用したシングルモルトウイスキー。
正規では日本未発売のウイスキー。価格も良好なのでお早めに。
ファーストフィルのオロロソ・シェリー樽のみを使用してボトリングされた「グレンリベット」
シェリー樽からの濃厚な味わいをこの価格で味わえるのは嬉しい
カスクストレングス・スモールバッチで、ロットによってアルコール度数や味わいが違うのも面白い。
グレンリベットをシングルカスク・カスクストレングスでボトリング。
コンセプトごとに数種類リリースされており、どれも魅力的。
価格はさておき、一度は試してみたいシングルモルトウイスキー。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを
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