【サントリー 響17年】休売・終売の前にジャパニーズブレンデッドウイスキー最高峰を味わおう | ウイスキー 最高の銘柄を探して。。。
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【サントリー 響17年】休売・終売の前にジャパニーズブレンデッドウイスキー最高峰を味わおう

サントリー 響 17年 終売

 

蒸留所・・・山崎蒸留所・白州蒸留所・サングレイン知多蒸溜所(サントリー)

熟成年数・・・17年

熟成樽・・・ミズナラ樽も使用

アルコール度数・・・43 %

 

「響」ジャパニーズブレンデッドウイスキー

「ジャパニーズブレンデッドウイスキー」といえば やはり一番に思い浮かべるのはサントリーがボトリングする銘柄「響」ではないでしょうか。

酒名ともなる「響」という名前は、サントリーホールのシンボルとしても使用。

創業90周年のシンボルワード「人と自然と響きあう…」その「響」を冠して「HIBIKI」と名付けられました。

以前はいつでも販売店などで入手可能だった「響17年」も押し寄せるウイスキー原酒の枯渇により終売・休売になる日が近づいているのかもしれません。

 

響ジャパニーズブレンデッドウイスキーの歴史

響を生産するサントリーが最初にウイスキー蒸留所を建設したのが1923年。

大阪府三島郡にあるその蒸留所は、日本国内初のウイスキー蒸溜所であり現在もシングルモルトウイスキー山崎を生産しています。

詳しくはこちらの記事で触れました。

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蒸溜所創業後、順風満帆とはいかないまでも白札・角瓶と後世に名を残すブレンデッドウイスキーを 輩出していきます。

国産ブレンデッドウィスキー響が生産されたのは1989年。

創業者である鳥井信治郎氏の次男に当たる佐治敬三氏により、サントリー創業90周年を迎える年に生み出されました。

 

「響」を構成するウイスキー原酒

「ジャパニーズウィスキー響」を構成する原酒は三つ

  • 山崎蒸留所モルトウイスキー原酒
  • 白州蒸留所モルトウイスキー原酒
  • サングレイン知多蒸溜所グレーンウイスキー原酒

各蒸溜所で 原料や熟成樽により様々なタイプのウイスキー原酒を仕込み、それらを厳選しフレンド、さらに後熟させて「響」は誕生します。

原酒のタイプは30種類以上、キーモルトにミズナラ樽熟成の原酒なども使用し、ジャパニーズウイスキーならではのブレンディング。

サントリーウイスキー響のラベル&ボトルデザイン

サントリー響のボトル形状トラベル

 

一目で響とわかる そのボトルデザインとラベル。

そこにはサントリーウイスキー「響 ブランド」ならではの こだわりが凝縮されています。

ウィスキー「響」専用の和紙ラベル

ラベルには、一枚一枚丁寧に 伝統的な技法によって作られた越前和紙を使用。

描き出される響の文字はグラフィック書道を切り開いた人物でもある墨象家 荻野丹雪氏によるもの。

気品ある趣のあるラベルです。

このような作品を描かれています↓

 

響のボトルデザインは暦から

響のボトルは画像のように24面カットのデキャンタボトル。

これは1日を24時間、一年を24節記に区分する日本の暦に由来。

日本には古くから季節を24に分けて表現する美しい習わしがあります。

長い期間の熟成を経て作られる響ブランドの時間の象徴のあらわし。

 

⇒現在入手可能な「響」

 

サントリーウイスキー「響 17年」

響ブランドで最初に登場した17年。

誕生させたのは佐治敬三氏・稲富孝一チーフブレンダー。

ブラームスの交響曲第一番第四楽章をイメージしてウイスキー原酒をブレンド

30種類以上の長期熟成モルト原酒を使用し、キーモルトにはミズナラ樽のモルト原酒も使用。

その後、現在は終売してしまいましたが、ノンチルフィルターでアルコール度数50.5度の響もリリースされました。

リリース当初は値段もそこそこで、購入しやすかったのですが現在は…。

 

「響17年」テイスティング・レビュー

 

響 17年 テイスティング

カラーは美しく輝く黄金色。

香りは熟した 果実、香木、シロップが混じり合う甘い香り。

口に含むと滑らかにするりと舌を包み込みやわらかでウッディ、とろみのある甘みが口中に広がる。

ボディは ミディアムからフルボディ。飲んでいる印象は終始穏やかで上品で繊細。

ブレンデットウイスキー特有のアルコール臭のようなものを感じる事はなく、味わい深く満足度が高い。

フィニッシュもストレートでじっくり味わいたいと感じさせる味でブレンデットウイスキーとは思えない長く深い余韻が続いて行く。

加水すると甘みはそのまま感じ取れるが、少々香木やジンジャーを思わせるスパイシーに感じられる味わいが現れ面白い。

ロックにしてもウッディな甘みが前面に現れ飲みやすく、万人に愛されそうな味わい。

ハイボールにすると少々贅沢でもったいなくは感じるが、香り立ちが豊かで熟成感・甘さともにバランス良くまとまり、最高にうまいハイボールに。

しかしストレートで是非楽しんで欲しいと思わせるジャパニーズブレンデッドウイスキー。


コストパフォーマンス&まとめ

サントリーが生産するジャパニーズブレンデッドウイスキーの中でもフラッグシップ的存在の 響ブランド。

その中でも17年熟成は「響」といえばこれという存在。

しかしこれから休売、終売は免れないのかもしれません。

また一つ素晴らしい日本のウイスキーが消えてしまうのは誠に残念でなりません。

現状も値上がり品薄、定価での入手困難と決して良い状況とは言えませんが、入手可能な今のうちに 一度は飲んでおきたいウイスキーの一本だということは間違いありません。

 

コスパ並 

 

ミニボトルも販売されています。

響17年を取りあえず試してみるには最適な価格↓


 

響17年と21年には限定品でリリースされる「意匠ボトル」が存在します。

日本特有の景色を切り取った様なボトルデザイン。

化粧箱付きで、お中元やお歳暮などの贈り物にも最適。

 


 

2015年に発売された新しい響

響ブランドの中でのトライアル品。とは言ってもさすが響という価格です。

 


 

酒齢21年以上のモルト原酒とグレーン原酒をブレンド。

シェリー樽原酒由来の熟したフルーツ&重厚な味わい

響の中で、最も受賞歴の多い代表的な一本。

定価での入手は難しくなってきていますが、一度は飲んでおきたいウイスキー。

 


 

年間数千本しかつくれない貴重で希少な限定品「響 30年」。

響ブランドの最長熟原酒、最高級品

驚きの値段ではありますが、一度は飲んでみたいものです。

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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