ボウモア ヴォルト
蒸留所・・・ボウモア蒸溜
地域・・・アイラ島 ボウモア町
熟成・・・ノンエイジ
アルコール度数・・・51.5%
「ボウモア ヴォルト」EDITION No.1
ボウモア蒸留所からカスクストレングス・ノンエイジのオフィシャル限定ウイスキーがリリースされました。
リリース日はアイラモルトが恋しくなる初夏
6月5日のリリース。
アルコール度数51.5度のハイプルーフ…
ラベル記載の「シーソルト」…
期待が寄せられます。
ボウモア蒸留所についてはこちらの記事で触れました。
VAULT(ヴォルト)その意味は?
今回、ボウモアからリリースされた限定ウイスキー「VAULT(ヴォルト)」
和訳すると
VAULT=金庫・貴重品保管室
などが最初にあげられます。
このウイスキー、ボウモアでの意味合いは「貯蔵庫」ウイスキーを熟成させる熟成庫を差します。
ボウモア ヴォルトのこだわりは熟成庫
出典:サントリー
ボウモア ヴォルトのボトリングで最も差別化されている点は熟成
ボウモア蒸留所の中で、最良の原酒を輩出する「第一貯蔵庫」の原酒を使用。
№1 Vaults(第一貯蔵庫)とは
- 海抜0メートルに位置する貯蔵庫
- 世界最古のウイスキー貯蔵庫
- 温度と湿度のバランスが優れた貯蔵庫
ボウモア蒸留所内の海抜0メトールに位置する第一貯蔵庫。
そこは熟成庫の中でも特別な存在。
貯蔵庫内には潮の香りが漂い、満潮時には壁に滴った海水の香りで貯蔵庫内が満たされます。
数々の貴重なウイスキー原酒が深い眠りにつく世界最古と言われる熟成庫。
湿度と温度のバランスに優れている事もボウモアの味わいのポイントに。
「ボウモア ヴォルト」テイスティング・レビュー
ボウモア ヴォルトの評価は?
実際にグラスに注ぎテイスティング&レビューしていきましょう
カラーは少し濃いめの輝くようなゴールド。
香りは塩気と少々の樽香、焦がしたゴムのような複雑な香り。
口に含むと滑らかで少々オイリーさを伴って滑り込み、南国フルーツ系の甘みがほのかに感じられる。
中盤あたりからフルーティーで甘酸っぱい味わいがじわりと強く現れだす。
ボディは厚くフレーバー豊で、十分な飲みごたえを感じられる。
フィニッシュに向かうにつれ、ボウモアらしい潮気やスモーキーな味わいが強くなり味の変化が面白い。
フィニッシュでは樽熟成によるスパイシーな味わいとしっかりと主張する甘みが残り、十分な満足度を得る事が出来る。
「ボウモア ヴォルト」おすすめの飲み方
加水するとフルーティーな味わいとスモーキーな味わいはそのままに甘くオイリーな味わいが口中を包み込む。
ロックにするとさらに飲みやすさも増すがドライな印象に。
ハイボールにしてもボウモアらしい潮気やフルーティーでスモーキーな味わいが立ち昇り、主張の強いハイボールに。
ストレートが美味しいとは感じましたが、加水した時の変化を楽しむのもオススメ。
「ボウモア ヴォルト」コストパフォーマンス&まとめ
2016年まで引き続きリリースされていた「ボウモア テンペスト」が終了し、新たに数量限定ウイスキーとして発売されたボウモア ヴォルト。
ボウモア テンペストも第6弾くらいまでリリースされたでしょうか。
今のところ、まだ購入可能なようです
「ボウモア ヴォルト」は今回のリリースがファーストリリース。
リバイバルもすでに決定していますので、好評だったのは間違いありません。
価格的な位置づけは、ボウモア18年よりも少し高い価格設定。
正直そこまでの熟成感は感じられませんでしたが、ボウモアならではの南国フルーツと海っぽい雰囲気が混ざり合う感じには好感が持てました。
ボウモア好きの方には是非一度おすすめしたい一本というところでしょうか。
評価:コスパ並
好評を博した「ボウモア ヴォルト」
第3弾でモデルチェンジして再リリース。
発売日は2019年11月5日。
今回の作品ではピートの香りが更に強調されたウイスキーに。
アルコール度数は少々下がり50度に。
ラベルのカラーも変更されました。
ボウモアの17年熟成品「ホワイトサンズ」
ヴォルトと同じく第一熟成庫で熟成された原酒を使用
ホワイトサンズとはボウモア蒸留所の近くにあるラーガンベイ(湾)の白い砂浜から付けられた名前
2014年に免税店向け商品としてリリース
ファーストフィルシェリー樽原酒を使用してボトリング。
この価格で、シェリー樽熟成のボウモアが飲めるのは誠にありがたと思わせる味わい。
もはや伝説となりつつある「ボウモア デビルズカスク」
ファーストフィルのシェリー樽原酒のみを使用してボトリングされたボウモア
ボウモア蒸留所・第一貯蔵庫にまつわるアクマのユニークな伝説から命名。
アイラモルトがお好きな方!!
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを