誰もが知るスコッチ・ブレンデッド・ウイスキー「ジョニーウォーカー」の限定シリーズであるブレンダーズバッチ。
ジョニーウォーカー レッドライフィニッシュはアメリカンウイスキーの熟成樽でのフィニッシュに焦点を当てたウイスキー。
終売後、再び復活し注目されています。
この記事ではレッドライフィニッシュの特徴やおすすめの飲み方を記載、味わいをレビューしコスパで評価していきます。
ジョニーウォーカー
ブレンダーズバッチシリーズ
レッドライフィニッシュ
使用原酒(キーモルト)・・・カーデュ・ポートダンダスetc
熟成年数・・・ノンエイジ
アルコール度数・・・40 %
製造元・・・ジョン・ウォーカー&サンズ社
ブレンダー・・・エマ・ウォーカー
熟成樽・・・バーボンカスク(ファーストフィル)・ライウイスキーカスク
ジョニーウォーカー レッドライフィニッシュ
近年、多数の限定ウイスキーをリリースしているスコッチ・ブレンデッドウイスキー「ジョニーウォーカー」
今回は数量限定品の中でも主軸となっているブレンダーズバッチシリーズ
日本での発売が3作目となる『ジョニーウォーカー レッドライフィニッシュ』
(Johnnie Walker Red Rye Finish)
ジョニーウォーカーやブレンダーズバッチシリーズには依然こちらで触れました
感想や個人的な評価を含めてレビューしていきます。
「レッドライフィニッシュ」のコンセプトは?
アメリカン・ウイスキーにインスピレーションを受けてつくった、アメリカン・ウイスキーを連想させる新しい味わいのスコッチウイスキー
コンセプトはスコッチウイスキーとアメリカンウイスキーの融合
ブレンダーのエマ・ウォーカー(Emma Walker)がジョニーウォーカーにライウイスキーフィニッシュの原酒をブレンドすることで作り上げた限定ウイスキー
ライウイスキーとは?
ライウイスキーはライ麦を主原料として作られるウイスキー。
タイプとしてはバーボンウイスキーでバーボンで有名なアメリカンウイスキーの一種。
味わい的にもバーボンウイスキーに近いものがあります。
バーボンウイスキーがトウモロコシを主原料とすることに対し、ライウイスキーはライ麦を51%以上使用して作られます。
味わいは芳香高く、コクが強いのが特徴。
ポピュラーで気軽に楽しめるジムビーム・ライ↓
スモールバッチでライウイスキーの味わいをより深く楽しむなら「テンプルトン」がオススメ↓
使用されたウイスキー原酒「樽や味は?」
メインでブレンドされた原酒がラベルに記されています。
使用された原酒の一例
- カーデュ
- ポートダンダス
カーデュなどを中心としたシングルモルトウイスキー
グレーンウイスキーには2009年に閉鎖されたポートダンダスを使用
ブレンダーズバッチシリーズではウイスキーの箱にテイスティングノートが記載されています
使用された熟成樽
- ファーストフィルのバーボンカスク
- ライウイスキーカスク
バーボンカスクで熟成された原酒を、ライウイスキーの熟成を行った空き樽で6か月間のフィニッシュ。
熟成年数がさほど長くない事は推測されます。
しかし、ファーストフィルの樽を使用することで、バーボンカスク特有の樽香が原酒に大きく影響。
テイスティングノートではウッディの数値が特筆して高く、このウイスキーが特徴的なことを表しています。
ウッディでスパイシーな味わいをベースにそれに伴うバニラの軽やかな甘みがベース。
(数量限定)レッドライフィニッシュ価格と発売日・終売?
- 発売日:2020年10月6日(日本国内)
- 定価:オープン価格(1980円程度)
ブレンダーズバッチシリーズは数量限定では有るものの、生産本数が多いのと低価格なのが魅力。
ブレンダーの新しい挑戦をリーズナブルに楽しめます。
例年、発売後1年以上はプレ値なしの定価で購入できていますが、その後は終売となります。
1度日本国内では終売となりましたが、2023年現在 再び流通しています。
⇒ 現在入手可能な「ジョニーウォーカー ブレンダーズバッチ」
「ジョニーウォーカー レッドライフィニッシュ」テイスティング・レビュー
ジョニーウォーカー レッドライフィニッシュの評価は?
実際にグラスに注ぎテイスティング&レビューしていきましょう
カラーはブラウンがかったゴールド。
香りはバニラ・キャラメリーゼ・ウッディな印象が次々現れる。
口に含むとまず手始めにバニラの軽やかな甘みがクリーミーに広がる。
その後すぐにビターでスパイシーな味わいが追いかけてくる。
ボディはライト。感じるフレーバーの種類はアメリカンウイスキーに近いものを感じる。
味わいはアルコール感は感じるものの、バニラ系の甘みがスムースで爽やか
ビターなニュアンスも中盤の味わいのバランスを支える。
フィニッシュでは、グレーンウイスキーからの穀物系のスッキリした味わいとビターでスパイシー・ウッディな味わいが混ざり合う。
良く言えば、穏やかで上品なバーボンウイスキーを飲んでいる印象
スムースで飲みやすいが、正直もの足りなさも…。
加水すると飲みやすがさらに増し滑らかになるが、バランスを損ないボディの薄さが浮き彫りになるように感じる。
ロックにするとビターでスパイシーな印象はそのままに、バニラ系の甘みのある味わいに好感が持てる。
ハイボールにすると、キレのある爽やかな甘みで飲み口軽やかで万人受けする味わいに。
「レッドライフィニッシュ」オススメの飲み方は?
ストレートで飲んでも飲みやすく個性も感じられて悪くはないが、ボディの軽さが故の物足りなさは否めない。
しかし気軽に飲める味わいながらも、バニラの甘やかな香り漂うオン・ザ・ロック、食事との相性抜群のハイボールはぜひ一度試してほしい。
ハイボールで飲む時は、ハイボールに合う炭酸水で…
「ジョニーウォーカー レッドライフィニッシュ」コストパフォーマンス&評価まとめ
Johnnie Walker Red Rye Finish
- ジョニーウォーカー レッドライフィニッシュは国内3作目のリリース
- 軽やかでバニラ香る爽やかなウイスキー
- 安い価格が魅力
- ハイボールやロックが秀逸
ジョニーウォーカーブランドから意欲的に発売されている数量限定ブレンダーズバッチシリーズ
日本で発売3作目となる「レッドライフィニッシュ」の感想は、一言でいうとバニラ香るライトで飲みやすいウイスキー。
正直、ウイスキーとしてのクオリティーの高さのような物は感じませんが、低価格で今までにない味わいを楽しめるという点では秀逸さを感じます。
通常ラインナップのジョニーウォーカーとの差別化が楽しめるブレンダーズバッチシリーズには毎回ウイスキーの新しい可能性のようなものを感じさせられます(価格の面では特に)
オン・ザ・ロックで頂いた時の飲み心地の良さ…
肉料理などと相性の良いハイボールのスパイシーで甘やかな呑み心地…
一度試してみる価値ありのウイスキーではないでしょうか。
生産本数が多いとはいえ、数量限定ウイスキーですので興味がある方は早めの購入をオススメします。
評価:コスパ優良
1度 終売していましたが、2023年現在 復活しているようです↓
ジョニーウォーカーがボトリングするもう一つのライカスクフィニッシュ「セレクトカスク」
数年前から流通するこのウイスキーは、アルコール度数が46度と少々高く、熟成年数も10年の表記が有り。
飲み比べてみるのも一興。
シングルモルトウイスキー「グレンアラヒー」のライカスクフィニッシュ
ライウイスキー樽ならではのコクやスパイシーな味わいにより、熟成年数以上に深いフレーバーを堪能。
ライウイスキーでなくラムカスクでフィニッシュをかけたバルヴェニー
通常のスコッチウイスキーとは異なる香りを楽しめる逸品
バルヴェニー蒸留所ならではの上質な原酒にラムカスクの香り
フルーティーな味わいとコクは新たな発見に…
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを
ジョニーウォーカーを堪能してみよう↓
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