ビールと言えばやはり夏が最も美味しい季節。
恐らくこれに間違いはないのですが、キリンビールが秋にリリースする限定醸造のビールには目を見張るものがあります。
前に記述した「秋味 堪能」も素晴らしいのですが、今回は「グランドキリン 十六夜の月」
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最近のクラフトビールブームで個性的な味わいのビールのリリースが続くなか発売されたIPA(インディア・ペールエール)
名前もセンスあふれるネーミングで気になられている方も多いのではないでしょうか。
日本でも近年注目が集まっているジャンルIPA
この秋発売された「グランドキリン 十六夜の月」どのようなビールなのでしょうか。
グランドキリン 十六夜の月
甘く熟した果実のような香りと柑橘の爽やかな香りが調和した、フルーティな印象の希少ホップ「カリプソ」を使用しました。
ホップ由来のフルーティな香りと上質な苦みが楽しめる、Calypso IPA(カリプソ アイ・ピー・エー)スタイルです。
パッケージは、月を象徴的に描きながら、秋の夜長にゆっくり味わう情景をイメージしたデザインです。
カリプソ・・・アメリカ産のフルーティな香りのホップ。
Calypso IPA・・・カリプソホップ由来の華やかな香りと、しっかりとした苦味が楽しめるビアスタイル。
コンビニエンスストアー限定で発売されていたキリンのクラフトビールシリーズ「グランドキリン」
今回その販売拡大と同時に限定醸造で「グランドキリン 十六夜の月」は発売されました。
ラベルも秋の月夜がイメージされ、所々にゴールドがあしらわれた雰囲気のあるデザイン
昨年の評判の良さからか今年も続けて発売が決まったようです。
IPA(インディア・ペールエール)とは
IPAとはインディア・ペールエールの略称
イギリスがインドを植民地にしていた時代
イギリス本国から植民地インドまでビールを運ぶには、赤道を二度通過する上、過酷な気候の下での半年近くにもおよぶ航海が必要
それによってビールはインドにたどり着くまでに腐敗する事も有ったようです。
ビールの劣化を防ぐためビールの苦味成分の元であり、殺菌効果もあるホップを大量に使用しその分それに負けない麦芽のフレーバーや、やや高いアルコール度数での製品化。
グランドキリン 十六夜の月 テイスティング
香りはしっかりとしたホップの香りとフルーツ香があがる。
口に含むとIPAらしく舌に感じられるホップの苦みが心地よいが、それほどきつくはなくどちらかと言えば華やかな印象。
フルーティーな甘みを最初に感じるものの飲み進めるとスッキリとキレの良い味わいに移り変わる。
香ばしさ、苦み、フルーツ香と複雑な味わいを感じる。
フィニッシュでは先ほどまで感じられていた甘みやフルーティーな香りが影をひそめ始め、じわじわとホップによる苦みが口中を支配していき心地よい。
IPAなので当然ではあるが喉越しよりも味わうビール
「十六夜の月」という名に、日本のビールのオーソドックスなピルスナータイプではないはずだがとてもマッチしているように感じました。
グランドキリン 十六夜の月 まとめ&感想
「グランドキリン 十六夜の月」はIPAという事も有りかなり味も個性的で万人受けするとは言えないかもしれませんが、個人的には素晴らしい完成度に思えました。
苦みや味わいがしっかりしているので、食事中などに飲むよりもビール単体でじっくりと味わうことをおススメします。
タイトル通り、月見でもしながらこの季節のんびりとした時間を過ごせそうなビールです。
価格もプレミアムビールという事も有り安くはありませんが、品質と比べると十分に満足できます。
苦みはしっかりとしていますが、飲みやすさも兼ね備えていますのでIPAを飲まれたことがない方にもおススメです。
購入先が拡大されたとはいえ近所のスーパーなどではあまり見かけませんでした。
昨年まではコンビニエンスストアー限定だったせいかコンビニでは多少見かけるのですが、それほど多くはありません。
現状まとめ買いをするなら購入価格を考えてもアマゾンなどでインターネット通販が最適でしょうか。
期間限定醸造でいつでも購入できるわけでは有りませんが、個性的で味わい深いビールはこの季節に一度は飲んでみる価値があるのではないでしょうか
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを