2025年に登場したサントリーが生産する限定ウイスキー
『白州 Story of the Distillery 2025』
森の蒸溜所として知られる白州の魅力を体現した特別な一本。
蒸溜所の歴史や自然との共生をテーマにしたこのボトルは、美しい越前和紙のラベルや限定ストーリーと共に、多くのウイスキー愛好家から注目を集めています。
本記事では、
- 実際にテイスティングした味の感想をレビュー
- おすすめの飲み方
- 白州12年との違いを徹底比較
- 定価をコスパで評価
白州ストーリー オブ ディスティラリーの抽選販売での入手難易度や購入方法も解説、「買うべきかどうか?」を判断する参考材料になれば幸いです。
白州Story of the Distillery 2025とは?
銘柄 | 白州ストーリー オブ ザ ディスティラリー2025 |
---|---|
蒸溜所 | 白州蒸溜所 |
定価 | 16,500円(税込み) |
生産地域 | 山梨県 |
アルコール度数 | 43度 |
飲みやすさ | |
当ブログコスパ評価 | |
味わいを一言で | 白州らしく森薫る軽快で繊細な味わいと際立つバランスの良さ |
サントリーが生産するシングルモルトウイスキー白州の限定シリーズ第2弾としてリリースされた「白州 Story of the Distillery 2025」は、白州蒸溜所の歴史や自然との共生をテーマにした限定ウイスキーシリーズ。
第1弾に続き、2025年に登場した今回のエディションでは、白州らしい爽やかさとスモーキーさを感じさせるモルト原酒を厳選、タイトル通り白州原酒らしい味わいに溢れ、ストーリー性のある1本に仕上げられています。
「森の蒸溜所」として知られる白州ならではの造りへのこだわりと、自然への敬意を感じさせる爽やかで華やかに香る味わいが特徴で、ウイスキー愛好家の間でも注目度の高い限定ボトル。
筆者の結論から言うと、白州原酒の味わいに好感を持っている方は、1度は試してみる価値のあるウイスキーだと感じています。
越前和紙ラベルと森を描くデザインコンセプト
この白州 Story of the Distillery2025では、ラベルに越前和紙を使用。
森に囲まれた白州蒸溜所の情景を描いたデザインが施されており、単なるウイスキーではなく“物語を語る1本”としての存在感を放っています。
白州蒸留所については以前触れました↓

森の中、生い茂る木々の木漏れ日と共に静かに蒸溜を続ける白州の姿を、視覚と味覚の両方で感じさせてくれる仕上がり…ウイスキー愛好家への贈り物やコレクションとしても高い評価を受けています。
リリースされた年によりラベルや化粧箱に描かれる情景が異なるのもポイント。
白州Story of the Distillery 2025の定価と購入方法
項目 | 内容 |
---|---|
定価 | 16,500円(税込) |
容量・度数 | 700ml / 43% |
販売形式 | サントリー公式サイト限定・抽選販売 |
一般流通 | ネット通販あり(楽天市場・Amazon・Yahoo) |
抽選応募期間(第1回) | 2025年3月17日 9:00 ~ 4月1日 23:59 |
抽選応募期間(第2回) | 2025年4月2日 0:00 ~ 4月17日 23:59 |
応募回数 | 両回応募可能(先着順ではなく完全抽選) |
入手難易度 | 高い(当選者のみ購入可、希少性あり) |
「白州 Story of the Distillery 2025」は、サントリーが公式に販売する数量限定ウイスキーで、定価は16,500円(税込)容量は700mlで、アルコール度数は43%。
定番ラインナップの白州12年と比較すると、定価を含めたスペックは同一。
しかし「白州 Story of the Distillery 2025」は、蒸溜所の物語を体現した特別仕様であり、限定流通という希少性も加味すれば、この価格設定は妥当にも感じます。
購入できるのはサントリー公式サイトでの抽選販売のみ。
酒販店での一般流通は基本的には無く、入手手段が限られているためプレ値での取引も見受けられます。
抽選販売の方法は?
2025年の販売は、2回に分けた抽選販売形式で行われました(公式オンラインストア限定)
抽選方法や日程などの詳細はコチラで触れました↓

販売はいずれも先着順ではなく完全抽選制。
第1回に応募した人でも第2回に再応募が可能で、当選者のみが購入できます。
このように入手までに運も絡むことから、「飲めた人」自体が少なく、評価レビューも限られています。
“買えるだけで価値がある”と考えるウイスキー愛好家も多いのが現状です。
白州ストーリー オブ ザ ディスティラリー2025「抽選販売第2弾」
「白州 Story of the Distillery 2025 EDITION」が、2025年10月7日(火)に再び数量限定で抽選販売されることが決定。
今回の第2弾は、2025年5月に発売された初回分と同一の商品であり、再チャンスを待っていたウイスキー愛好家にとっては見逃せない好機です。
購入には初回同様、応募・抽選が必要で、当選者のみが購入可能。
購入権の譲渡や転売は禁止されており、応募者本人が購入することが前提。
【抽選販売第2弾の概要】
内容 | 詳細 |
---|---|
発売日 | 2025年10月7日(火) |
商品名 | 白州 Story of the Distillery 2025 EDITION |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 43% |
定価(税込) | 16,500円 |
応募期間 | 2025年7月31日(木)9:00 ~ 9月3日(水)23:59 |
第1回 応募期間 | 2025年7月31日(木)9:00 ~ 8月18日(月)23:59 |
第2回 応募期間 | 2025年8月19日(火)0:00 ~ 9月3日(水)23:59 |
応募回数 | 各回につき、お一人様1回ずつ応募可能 |
備考 | 完全抽選制/当選者のみ購入可能/譲渡・転売禁止 |
今回も先着順ではなく完全抽選制で、応募期間中各1回、1人2回の応募が可能。
ボリューム感のあるアンケート、当たる確率も低い…
最近は定価に近い価格で流通している事もあるので、通販サイトを定期的にチェックしてみるのもベターです。
使用原酒やコンセプトなどの詳細について詳しく解説↓

白州Story of the Distillery 2025テイスティング・レビュー
白州ストーリー オブ ザ ディスティラリー2025の評価は?
実際にテイスティンググラスに注ぎレビューしていきましょう。
カラーは澄み切ったイエローゴールド。
香りは伸びやかで甘いバニラと洋梨やオレンジの爽やかなフルーツ、奥に潜むほのかなバターとスパイス。
口に含むと澄み切った滑らかな甘みがまず訪れる。
黄桃や洋梨、柑橘を連想させるフルーティーな味わいが、クリーミーなテクスチャーにより立体的な膨らみを見せる。
飲み進めると、心地の良い酸味が中盤あたりに主張を見せてくるのに気付く。
同時にここでわずかにスパイシーなニュアンスと軽やかに香るビートスモークを見つける事が出来た。
ボディはミディアムライトで飲みやすく整っている印象。
フルーティな味わいを下支えするかのように奥に潜む軽やかな樽香とビターな味わいがこのウイスキーを多角的味わいへと導き、バランスの秀逸さを演出。
フィニッシュでは、中盤から膨らみ続けているフルーティーな酸味が心地よく爽やかで上品な印象を残す。
ピートスモークはこの時点ではそれほど強く感じず、筆者の全体的な印象はフルーティー&バニラを伴う甘さが中心で優和なウイスキー。
加水しても、爽やかな印象は変わらず、少々ビターな印象が残るが飲みやすい。
ロックにするとバニラの香りが開くと同時に訪れるホロ苦さが癖になる味わい。
ハイボールにすると、軽やかで芳香豊か、フルーティーな甘みと滑らかな舌触りが心地よく主役として楽しめるハイボール。
「おすすめの飲み方」白州ストーリー オブ ザ ディスティラリー2025
筆者の印象としては、当初想定したよりもスモーキーフレーバーは穏やかで繊細でフルーティな印象。
その秀逸な味わいのバランスを楽しむなら、ストレートが最もおすすめ。
しかし、同時に芳香高く爽やかながらも味わい深いハイボールも筆者の好みにとても合いました。
「白州12年と比較」違いは?
白州12年、白州ストーリー オブ ザ ディスティラリー2025を飲み比べると、白州ストーリーオブディスティラリーの使用原酒に多少の若さを感じるが、爽やかなフルーツ香が好感を持てる。
白州12年はフルーティー・スモーキー・スパイシーのバランスの良さが言うまでもなく秀逸で、味わい深い。
どちらが好みかと言われると迷う所…。
クオリティーは同レベルに近いと捉えています
白州ストーリーオブディスティラリーは良い意味で白州らしさが出ている限定ボトル。
筆者はこの12年との比較から白州原酒が持つ、特有の森林のような香り立ちを再認識でき面白みを感じました。
白州Story of the Distillery 2025 コストパフォーマンス&評価まとめ
白州ストーリー オブ ディスティラリー2025
- シングルモルトウイスキー白州の年に1度の限定ウイスキー
- 抽選販売だが、ネット通販もあり
- 味わいはスモーキーよりもバランスに優れる
- ストレートでもハイボールでも!
年に1度サントリーよりリリースされる限定シングルモルトウイスキー
『白州 Story of the Distillery 2025』
公式サイトを読み解くとスモーキーな原酒を使用してる印象を持っていましたが、筆者がこのウイスキーから最も強く感じたのはフルーティーで爽やかなバランスの良さ。
正直拍子抜けした感はありましたが、良い意味でも想像を裏切られました。
国産ウイスキーに求めるスムースな飲みやすさと、白州に期待する「森林」を思わせる存在感のある味わいとの共存…このバランスが見事だと筆者は感じました。
これからウイスキーを飲み始めたい初心者にも、味わい深いウイスキーを求める愛好家からも、白州ストーリー オブ ディスティラリー2025は水準以上の評価を得るのではないでしょうか。
定価設定は安いとまでは感じませんが、国産のクラフトディスティラリーを含め軒並み2万円近いボトルが多くリリースされている中、この価格ならば妥当とも思える味わい。
ビンテージを選ばなければ、定価に近い価格で通販サイトで見かけることもあります。
国産ウイスキー「白州」らしい繊細かつ清廉な味わいに触れたい方は、1度試してみることをおすすめします。
評価:コスパ普通
白州の森を思わせる、香ばしくビターな免税店限定ボトル。
スパニッシュオーク樽原酒を使用した、繊細でウッディな味わい。
甘さとほろ苦さが織りなす、“大人の白州”と呼びたくなる一本。
サントリーウイスキー季(TOKI)は、白州・山崎・知多の原酒をブレンドした軽やかで香り高いブレンデッドジャパニーズウイスキー「サントリーウイスキー季(トキ)」
白州モルトをキーモルトに、爽やかな青々しさと知多グレーンのなめらかさを活かし、ハイボールに最適化された味わいが特徴。
海外市場向けに開発され、日本国内では主に逆輸入品として流通
味わいやウイスキーの詳細をレビューしました↓

鹿児島県、御岳蒸留所が造るシングルモルトジャパニーズウイスキー。
自社培養酵母と厳選した二条大麦を使用し、ソレラシェリー樽で丁寧に熟成されるというこだわりの製法。
芳醇でコク深く、ドライフルーツやバニラ香、滑らかな口当たりが特長。
リーズナブルに国産ウイスキーでスモーキーな味わいを求めるなら、富山県三郎丸蒸留所が造るスモーキーさを極めたブレンデッドウイスキー「SAB. NIGHT BLACK」
落ち着いたスモーク香と黒胡椒、ウッディさ、土っぽいピート感が特徴で、口当たりは滑らか。
奥深く複雑なスモーキー&スパイシーな味わい。
このウイスキーの前身、名作と呼ばれた「十年明」レビューしました↓

最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを
スモーキーなウイスキーが好みの方は白州の次はコチラ↓

ウイスキーのおつまみには味わい深いチョコレートが最適↓

白州 Story of the Distillery 2025の次は…
国産ウイスキーならでは、白檀香る味わいを嗜んでみては↓
