ウイスキーの保存・保管方法、迷っていませんか?
- 賞味期限は有るのか?
- 保存に適した保管場所や気温は?
- 冷蔵庫やワインセラーは必要か?
- 酸化や揮発にパラフィルムの効果は?
ウイスキーの保存、結論から言うと…
保管場所に気を付け、パラフィルムを巻き、酸化や揮発を抑制して保存する
ウイスキー愛好家ならば、誰しもウイスキーの状態を出来る限り最高の状態で保存したいと考えるはず…。
その時、やはり天敵となるのは空気と触れることによる酸化ではないでしょうか。
パラフィルムはウイスキーが空気と触れ合い酸化してしまう事を効果的に抑制します。
パラフィルムがあればウイスキーの保存状況が格段に良くなります。
ウイスキーはシャンパンやワインと違い、開封して直ぐに飲みきるのは難しいと思います。
開封前であったとしてもキャップやコルクの初期状態の悪さでボトルの中のウイスキーが揮発してしまうなんて最悪な状況も…
長期保存を考えるなら、開封前のボトルにもパラフィルムで効果的な対策を施し、適切な環境で保管するのがおすすめ。
この記事ではウイスキーの保存に適した保管場所や気温、パラフィルムの使い方や特製・効果、どこで買えるかなどを記載していきます。
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ウイスキーの保存・保管方法の注意点
ウイスキーを最良の状態で保存するには3つの大事な注意点があります
- 直射日光に当てない
- 気温上昇に注意する
- パラフィルムで外気を遮断
ウイスキーの保存方法はワインや日本酒などの醸造酒ほどシビアでは有りません。
特に長期保存には上記の点に気を付け、大切なコレクションを守りましょう。
ウイスキーに賞味期限は有るのか?
まず最初に賞味期限ですが…
ウイスキーに賞味期限というものは有りません。
例えば、80年代に流通していたような古いウイスキーでも、飲むことは可能。
それどころか、現在の味わいとの違いからウイスキー特級と記されているこの時代のボトルは高価で取引されたりもしています。
しかし、大事なのはウイスキーの状態。
保存方法によっては、味わいは劣化し、その価値は失われます。
ウイスキーの保存に適した保管場所
ウイスキーを保存するのに適しているのは冷暗所。
直射日光を避け、気温が上昇しすぎない場所を選びましょう。
例えば、真夏に30度をゆうに超えてしまうような場所は避けるべきです。
冷蔵庫やワインセラーでウイスキーを保存?
- 冷蔵庫 ×
- ワインセラー 〇
冷蔵庫は気温が一定では有りますが、食材からの匂い移りが懸念され、ウイスキーの保存に適しているとは言えません。
しかし、ハイボール用に常飲しているウイスキーなど、保存期間が短いものを冷蔵庫や冷凍庫で冷やすのは別。
美味しいハイボールにはグラスと作り方が大事です↓
ワインセラーは、ウイスキーの保存に適しているといえます。
しかし、注意点もあります。
ウイスキーのボトルを寝かしてセラーに入れ長期保存すると、開封時にコルクが崩れてしまう事があります。
賛否両論あるかと思いますが、個人的にはウイスキーボトルは寝かさず保管しています。
棚板で高さを調節できるタイプか、縦型に保存できるセラーの選択がベターでしょう。
冷却方法でもワインセラーは種類分けされますが、ワインほどウイスキーは温度にシビアではないので好みのもので良いと思います。
ここまで記述した通り「ワインセラー」ウイスキーの保存に適しているとは思います。
しかし、必要かと言われると、筆者は使用していません。
なぜなら、ウイスキーの本数が増えすぎて対応しきれないという事も有りますが…
パラフィルムを巻いたウイスキーを冷暗所にて段ボールで保存し、夏場は特に温度が上がりすぎないように風通しを心掛ければ十分だと個人的には考えています。
「パラフィルムとは?」ウイスキーの保存に
パラフィルムとは、ウイスキーを保存する為に考案された訳ではなく、実験室などでフラスコなどを効果的に密栓する為に使用する物。
何よりウイスキーの保存に適しているのはパラフィルムが持つその性質と効果。
粘着性はなく伸縮性をもってウイスキーのボトルを密栓できる点にあります。
材質は名前の通りパラフィンで、その適用温度は7~32度です。
半透明で、ウイスキーボトルの外観もほとんど損なう事がありません。
張り付くように伸縮する為、少し変わった形状のデキャンタボトルのウイスキーなどにも使用する事ができます。
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パラフィルムはどこで買える?
上記画像のように、ウイスキーの口に巻き付ける事で密封に効果があるパラフィルム。
使用用途が限られている事からも、一般的にはあまり販売されていません。
筆者は販売店などで売ってるのを見かけた事が有りません。
ホームセンターや100均などでパラフィルムが売っている事は無く、類似品のようなものも存在しませんでした。
パラフィルムはどこで買えるかというと、基本的に購入するのはネット通販。
筆者はAmazonから購入しました。
サイズは2サイズあります。
1列並びの2インチでも十分な量です。
使い方「パラフィルムでウイスキーの保管方法」
「パラフィルム」の使用方法は簡単明瞭で、伸ばしてボトルのキャップ部分に巻きつけるだけで手軽です。
画像くらいの大きさにカットすれば一本のウイスキーボトルを巻くには十分です。
ゆっくり時間をかけて大事に飲みたいウイスキーでしたら、開封した後も毎回巻いて保存するのが良いでしょう。
コレクション用に購入されたウイスキーには、開封前でもパラフィルムを巻きつけて日光の届かない場所への保存をおすすめします。
ウイスキーへパラフィルムの巻き方(使い方)
パラフィルムの使い方はいたって簡単。
ボトルの口にパラフィルムを当て、伸ばすように巻き付けます。
巻き方のコツとしては、パラフィルムを少しずつ伸ばしながらボトルネックに巻き付けていくという事。
冬場などパラフィルムが冷えて伸びにくい時は、手のひらで挟んで少し暖めて巻くと伸びやすい様に思います。
巻き終わると上記画像のようになります。
半透明なので、ボトルネックの文字も読みとれ美観を損ないません。
ボトルにピタッと張り付いているので、空気との触れ合いにも効果があると感じます。
パラフィルムを外す時は、簡単に千切れます。
粘着性が無いので跡形もなく綺麗にはぎ取ることが可能。
ちなみに再利用は出来ません。
今回パラフィルムを巻いたウイスキーは、現在 終売となってしまった竹鶴17年。
暫く飲む予定が無く、大切に保管したいウイスキーには開封前でもパラフィルムを巻いて冷暗所にて保管しています。
「ウイスキー 保存・保管方法」パラフィルムの使い方&どこで買える?まとめ
- ウイスキーに賞味期限は無し
- 保存する時は場所と環境に注意
- パラフィルムでウイスキーの密封力を高める
- 揮発・酸化に効果的
- 大容量で意外と安い
ウイスキーの保存・保管方法で最初に注意したいのが場所と環境。
賞味期限が無いウイスキー、長期の保存では特に気を付けましょう。
直射日光を避け、30度をゆうに超えるような高温になる場所は避けたいところ。
筆者は段ボールに箱詰めし、冷暗所にて夏場は特に風通しを良くして保管しています。
ワインセラーも適しているとは思いますが、必須とは感じていません。
それよりもウイスキーを保管する際に大事と考えているのが…
「パラフィルム」
絶対的なものでは有りませんが、ある一定の効果はあるように感じています。
使い方も簡単でくるりと巻き付けるだけ。
粘着性が無いのでボトル自体が汚れる事も有りません。
パラフィルムは以前は一般には販売しておらず、どこで買えるのかと、入手するのが大変でした。
しかし近年ではインターネットを経由して容易に入手できるようになりました。
4インチの物は特に、いくら使ってもなくならないと感じるほど大容量でコスパも最高です。
大事なウイスキーを最良の状態で保存するのに大変重宝する逸品。
ウイスキーのコレクションが増えてきたら、パラフィルムを巻いて冷暗所で保管しておく事をおすすめします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを
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