蒸留所・・・余市蒸溜所、宮城峡蒸溜所
地域・・・北海道、宮城県
アルコール度数・・・43 %
ニッカウヰスキー
ウイスキー愛好家にだけでなく、日本中にジャパニーズウィスキーブームをもたらしたNHK 放送の連続テレビ小説「マッサン」
主人公の竹鶴政孝氏は勿論、ニッカウヰスキーも脚光をあび今では原酒が足りず、値上げ&終売の連続です。
スコットランド修業時代も描かれていて、ウイスキー作りを「マッサン」が苦労して成し遂げていく姿に元気を貰えます。
劇中で流れる「中島みゆき」さんの曲、バグパイプの音も素晴らしくドラマにあっていました。
国内のブームだけでなく海外でも様々な賞を獲得し、国内外問わず注目を集めています。
ニッカウヰスキーが誕生したのは1934年、北海道の余市町に工場を建設し「大日本果汁株式会社」としてスタートをきります。
社名の通り、当初ウイスキーが製品化されるまでの間はリンゴ果汁などの販売を行っていました。
そして6年後の1940年、初のウイスキー「ニッカ角瓶」が市場に送り出されます。
更にウイスキーの販路は拡大していき、1952年には現在の「ニッカウヰスキー」に社名が変更され、じわじわと世間的知名度も上がり、サントリーとの2大ウイスキーメーカー時代が始まります。
北海道の余市蒸留所の雪深く美しい情景が登場します。
竹鶴政孝さん・リタ婦人のお墓
竹鶴政孝さん・リタさんが眠られる「美園の丘の墓地」
いま私たちの生活の身近にウイスキーがある喜びは、このお二人のご尽力無くしてはあり得ません。
余市蒸留所の見学と共に花やウイスキーをお供えされる方々も多くいらっしゃいます。
竹鶴17年
スコットランドでウイスキー作りを最初に学んだ日本人「竹鶴政孝」の名前を冠したピュアモルトウイスキー。
北海道余市蒸留所の重厚で力強いタイプのモルト原酒とローランドタイプで柔らかく華やかな宮城峡モルト原酒をバッティングして作られたウイスキー。
モルトウイスキーでありながら、ブレンデッドウイスキーに匹敵するやわらかさをもつウイスキー作りをコンセプトとして作られました。
世界的なウイスキーコンテストでも多数の賞を受賞しています。
WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)2015 ワールド・ベスト・ブレンデッドモルト(ピュアモルト)受賞
WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)2014 ワールド・ベスト・ブレンデッドモルト(ピュアモルト)受賞
WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)2012 ワールド・ベスト・ブレンデッドモルト(ピュアモルト)受賞
ISC(インターナショナルスピリッツチャレンジ)2008 金賞受賞
ニッカ 竹鶴17年 テイスティング&レビュー
カラーは琥珀色。
香りはベリー系のフルーティーな香りにわずかにスモーキー。
口に含むと香りからの甘さよりドライさを感じる。しっかりとした骨格、南国系フルーツ、スモーキーな味わいも程良く感じられバランスも良い。
フィニッシュはすっきりとしているが、物足りなさを感じないのはシェリー樽系の甘い香りがほのかに漂うからだろう。
ロックにしても印象はさほど変わらず満足感を得られる。
ハイボールにすると相性が良く、少しリッチで味わい豊かな仕上がりになる。
コストパフォーマンス&まとめ
ウイスキーの父と名高い「竹鶴政孝」
その名に恥じることなく味わい深く、スモーキーな一面がある物の、どこか飲みやすく穏やかな雰囲気も感じとられます。
ニッカウヰスキーだけでなく、国内大手メーカーのサントリーなども近年の原酒不足による値上げ、終売そして「ノンエイジ化」が進められてきました。
この竹鶴ブランドも例外ではなく大幅な値上げがありました。
しかし、何とかノンエイジ化は避け年数表記された物が市場へ送り出されています。
ニッカの看板商品ともいうべきシングルモルト「余市」「宮城峡」は共にノンエイジ化の波にのまれてしまいました。
以前までは気軽に飲めていた「竹鶴17年」も最近の値上がりや品薄からの価格高騰で親しみやすいとは言い難くなってしまいましたが、日本が誇る素晴らしいウイスキーに違いありません。
日曜日の夜など明日からの英気を養う一杯には最高です、、、
コスパ優良
「竹鶴 17年」は品薄状態が長く続いています。
定価で販売されているのを見かけたらチャンスです。
コチラは「ノンエイジ」の商品。
ノンエイジながら味わいもしっかりとしていて良いウイスキーです。
価格の割に満足度を得られます。
コチラは限定品の「シェリー樽フィニッシュ」
以前はこのような限定ボトルもさほど高額では無かったのですが、、、
シェリー樽由来の味わいがしっかりと表現され、ボディも厚く飲みごたえがありました。
最近ではチョコレートなどもコラボして作られています。