ワイルドターキー フォーギブン
- 蒸留所:ワイルドターキー蒸溜所
- 地域:ケンタッキー州ローレンスバーグ
- アルコール度数:45.5%
- バッチナンバー:303
ワイルドターキー フォーギブン
ワイルドターキー蒸留所が詰める限定品『ワイルドターキー フォーギブン』
今回で2度目のリリースとなります。
ワイルドターキー蒸留所に関してはコチラから

この『ワイルドターキーフォーギブン』その言われは大変ユニークな物で、偶然生まれた奇跡のレシピとされています。
ワイルドターキーの蒸留所に勤務する従業員が、飲みごろを迎えタンクに移されていたバーボン原酒の中に、誤ってライウイスキーを注いでしまいました。
当初はマスターディスティラーも大変な損失に繋がると怒っていたようですが、そのウイスキーの出来栄えの良さにミスをしてしまった従業員を許しました。
『Forgiven=許された』
という商品名でそのウイスキーをボトリング。
結果、大変な好評を得て今回このバッチナンバー303のリリースに繋がっていきます。
一般的にライウイスキーはバーボンよりも香りやコクが深いものが多いとされています。
そのライウイスキーの比率が計らずしも高くなってしまったこのウイスキー。
法律の観点からバーボンウイスキーとは名乗れませんが、短期間に2度もリリースされるのも納得です。
フォーギブン復活!! マスターズ キープ アンフォーガットン
その後、伝説となり語り継がれてきた「ワイルドターキーフォーギブン」
最初のリリースから10年以上の歳月を経て形を変えて復活。
その名は「ワイルドターキー マスターズ キープ アンフォーガットン」
『 Unforgotten=忘れられない 』
あの時の偶然の出会い、それをマスターズキープで再現。
「ワイルドターキーフォーギブン」テイスティング・レビュー
ワイルドターキーフォーギブンの評価は?
実際にショットグラスに注ぎテイスティング&レビューしていきましょう
カラーは、ワイルドターキー8年物より薄めのアンバー。
バーボンウイスキーによく見られるエステル臭が低く、バニラの甘い香りが漂います。
口に含むとしっかりとした穀物とナッティーな甘さがゆったりと広がります。
ミディアムボディながら飲みごたえがしっかりと有り、フィニッシュはシンプルでスムースな甘さが続きます。
ロックにするとライ麦の苦みの様なコクと共に甘くスッキリとした印象がうかがえます。
ソーダで割ってハイボールにしてもスムースで飲みやすく切れのあるハイボールに仕上がり、ライウイスキー特有のコクのある香りと味わいも楽しめます。
「ワイルドターキー フォーギブン」コストパフォーマンス&評価 まとめ
- ワイルドターキーフォーギブンは偶然の産物
- バーボン+ライウイスキー
- 2回のリリース
- スムースだがコクのある味わい
許されたバーボンウイスキー「ワイルドターキーフォーギブン」
ライウイスキーが加わる事により、いつものワイルドターキーとはひと味違った側面を見る事が出来ました。
日頃、シングルモルトを好んで飲む機会が多い筆者は、誤ってアードベックとグレンマレイをブレンドしボトリングされた「セレンディピティ」を思い出してしまいます。
こちらも「素敵な偶然に出会う」との意味で、「フォーギブン」同様素晴らしいネーミングでした。
余談ですが同名の映画も中々の名作です。
この『ワイルドターキー フォーギブン』が出来上がるまでの「ストーリー」
そして「味わい」や「設定価格」どれをとっても高水準なウイスキーだと感じ頂くことが出来ました。
前回のバッチは完売してしまい、少々価格が高騰しています。
数量限定品での販売ですので、適正価格のうちに飲まれることをおススメします。
評価:コスパ優良
ワイルドターキー・ライの限定ウイスキー。
ジミー・ラッセル氏厳選のレシピから生み出された特別なライ。
フォーギブンとの飲み比べにもオススメ。
13年から16年の長期熟成原酒のみを使用したバーボンウイスキー。
1954年から「ワイルドターキー」をつくり続けているワイルドターキー蒸溜所責任者ジミー・ラッセル氏の勤続60周年を記念し、息子エディー・ラッセルが長期熟成原酒をブレンドした逸品。
ワイルドターキー陶器ボトル
過去にリリースされた限定品で、セラミックデキャンタにて詰められた逸品。
画像はコヨーテの物ですが、様々な種類がリリースされ楽しませてくれました。
近年では価格が高騰してきておりますが。。。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを