サントリーより
2015年に200周年を迎えたラフロイグ蒸留所。
記念すべく「ラフロイグ ロア」の発売がサントリーさんから発表になりました。
200周年の年には15年物を限定で復活させるなど、近年精力的に様々なタイプの原酒をリリースしているラフロイグ。
数あるアイラ島の蒸溜所の中でもラフロイグ蒸留所はその強烈な個性で多くのファンを持ち、一度飲んだら忘れられない味わいにこの蒸留所をナンバーワンにあげる方も多くいらっしゃいます。
今回リリースされた「ラフロイグ ロア」
ラベルデザイン、「LORE」と名付けられたネーミング、期待している方も多いのではないでしょうか。
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ラフロイグ ロア 再販決定
※追記
限定で販売されたのがちょうど一年前。
好評のうちに瞬く間に完売したのですが、2017年9月13日に再販されることが決定されました。
その後、現在に至るまで市場でもある程度流通するようになりました。
ラフロイグ ロア
ラフロイグ蒸留所については以前コチラで触れました
「LORE(ロア)」とは?
今回のタイトルである「LORE」その意味合いは「伝承」。
現ラフロイグ蒸溜所長のジョン・キャンベル氏が、1815年の創業以来受け継がれてきた技術と経験を次世代へ伝承していくという思いからのネーミング。
以前リリースされた定番アイテム「クォーターカスク」のように中身の原酒に直結する名前ではありませんが、期待感を持てます。
ラフロイグ ロアの特徴は?
ヨーロピアンオークの新樽で熟成した後、ファーストフィルのバーボン樽に移し替えてさらに熟成させた“ダブルマチュアード”原酒をはじめ、ラフロイグ蒸溜所が保有する数種のモルト原酒をヴァッティングしました。
リッチでスモーキーかつアイラ島の海岸を連想 させる潮の香りがします。
スモーキーでありながら、バーボン樽熟成ならではの柔らかな甘み、芳醇でフルーティな味わいがあり、長い余韻が続きます。
熟成の影響を強く受ける樽を選んだ構成。
ファーストフィルとは、シェリーやバーボンウイスキーなどを熟成させた後にシングルモルトウイスキーを熟成させる事をさします。
通常ではスコッチウイスキーの熟成に新樽は使われることが少なく、このファーストフィル以降の樽が使われることが多いのですが、今回の「ロア」では新樽を使っての熟成が行われています。
濃厚な新樽熟成からのウッディーでバニラのような甘みとラフロイグならではのスモーキーな味わいがうまく調和している事を期待します。
ちなみに「ファーストフィル」以降にもう一度ウイスキーの熟成に樽を使用する事を「セカンドフィル」と呼びます。
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新樽で熟成した原酒を更にファーストフィルのバーボン樽で熟成させる「ダブルマチュアード」
このダブルマチュアードとは二段階熟成の様な意味合いで、一度熟成させたウイスキー原酒に再度違う種類の樽で追加熟成させることをさします。
MHDがリリースしている「ラガブーリン」などのクラシックモルトシリーズもこのダブルマチュアードで限定品を瓶詰めしています。
熟成年数は表記なしのノンエイジ。
若い原酒も含まれているからこそのダブルマチュアードでしょうか。
注目したいのはアルコール度数、ラフロイグ ロアでは48度でのボトリング。
アイラモルトでのこのアルコール度数は期待を持ってしまいます。
やはり個性的なウイスキーを味わう場合、高めのアルコール度数は個人的に満足感を得られることが多く、力強さにも直結していくように思います。
以前発売された「ラフロイグ アンカンモア」もしっかりとした味わいで好印象でした。
関連 ラフロイグ アンカンモア 重厚スモーキーなアイラウイスキー LAPHROAIG
発売日は2016年9月13日、サントリーからのリリース。
本国スコットランドではいち早く発売されており、少量ですが現在オークションで購入する事も可能なようです。
日本では3,000本の限定品としてのリリース。
その価格はメーカー希望小売価格で10,000円。
通販で流通したとしても低価格とは言えませんがこの限定本数でこの価格だと即完売してしまうのではないでしょうか。
再販も決定した事ですし、見かけたら早めにトライした方が良さそうですね。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを
ラフロイグロアの次は…
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