シェリー樽熟成で定評のあるグレンドロナック蒸留所よりピーテッド麦芽で仕込んだシングルモルトウイスキーをリリースするという発表が有りました。
最近、様々な蒸留所から(マーチャント・ボトラーを含め)ハウススタイルではピートを強く炊かない蒸留所のピーテッドモルトがリリースされていましたが、グレンドロナックからは今回が初の試みではないでしょうか。
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グレンドロナック ピーテッド
以下正規代理店詳細
グレンドロナック ピーテッドは、フェノール値25ppmのピーテッド麦芽を使用し、バーボン樽で熟成後、オロロソシェリー樽、ペドロヒ メネスシェリー樽でそれぞれ追加熟成したものをブレンドしています。香りは心地よいスモーク、ふわふわのシナモンシュガーロール。ほんのりとグースベリー とビターオレンジが華やかさを演出し、挽きたての大麦、バニラ、トフィーへと変化。味わいはヘザーハニー、麦芽糖、ローズヒップ。そして、オークスパイス と白胡椒のアクセント。フィニッシュに柔らかなブラウンシュガーとキャンプファイヤーの残り火を思わせるピートスモークが穏やかに続きます。
フルボディな酒質、ピーテッド麦芽のスモーク、シェリーの華やかな甘みが奏でる新しいハイランドピーテッドの三重奏を是非お楽しみください。Whisk-e Ltd. より引用
グレンドロナックと言えばシェリー樽の濃厚な香りは勿論ですが、メーカー詳細にもある様に確かにフルボディな酒質で、力強いフレーバーが印象的です。
フェノール値25ppmのピーテッド麦芽を使用するという事、通常20ppmがおおよそ中程度のスモーキーなウイスキーを作り出します。
目安としてはボウモアが20ppm位だと言われています。
25ppmとはいえピートによるしっかりとしたインパクトがのったこのウイスキーへの期待が高まります。
発売日は2016年の1月15日、正規代理店のウィスク・イーからのリリース。
アルコール度数は46度で、最近流行のノンエイジでのリリースです。
追加熟成も期間については触れられていないのですが、シェリー樽の中でも濃厚なペドロヒメネスシェリー樽も使用されていますので、濃厚さにも期待してしまうのですが、、、
画像からはシェリー樽の影響をあまり受けていないように見えます。
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テイスティングコメント
色:輝きのあるハーベストゴールド
香り:ピートスモーク、シナモンシュガー、グースベリー、シトラス、バニラ、トフィー
味: ヘザーハニー、ローズヒップ、大麦、ホワイトペッパー、キャンプファイヤーの残り火Whisk-e Ltd. より引用
テイスティングコメントからもシェリー樽からの影響よりもスモーキーなウイスキーである事の方がうかがえます。
熟成もノンエイジでのリリースですので、その辺りをシェリー樽での追熟で補ったのでしょうか。
発売まであと半月少々、ラベルに記載された「ピーテッド」の文字、筒に描かれたピートを切り出す様子の描写、期待せずにはいられません。
価格は6,000円位の設定でのリリースです。
この価格でしたら十分に一度は試してみたいラインナップの一つになるのではないでしょうか。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを
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