サントリーから ウイスキー造り100周年を記念し、2023年限定発売が始まった ハイボール缶。
人気のシングルモルトウイスキー白州・山崎と続き、第3弾に発売されたのは
サントリー プレミアムハイボール白州 シェリー樽原酒ブレンド
この記事では実際に試飲し、値段にその価値を感じるかを評価。
白州12年のハイボールとの比較など、白州ハイボール缶シェリー樽の味わいについて筆者が感じたことを 口コミ・レビューしていきます。
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プレミアムハイボール 白州ハイボール缶シェリー樽
サントリーのウイスキー作り100周年を記念して発売された「白州ハイボール缶シェリー樽」はプレミアムハイボールシリーズの3作目
これまで、以下の順番で発売されました。
↓クリックでレビュー記事へ
- サントリー プレミアムハイボール白州
- サントリー プレミアムハイボール山崎
- サントリー プレミアムハイボール 白州シェリー樽原酒ブレンド(当記時)
- サントリープレミアムハイボール白州<清々しいスモーキー>
どれも高額にもかかわらず、限定発売ということもあり瞬く間に売り切れました。
今回、原酒に選定されたのは貴重な シェリー樽原酒。
争奪戦のさらなる加熱ぶりが目に浮かびます。
白州ハイボール缶シェリー樽の発売日や定価コンセプトなどは、以前別記事で触れました↓
白州ハイボール缶シェリー樽が買える場はコンビニやスーパー
- 酒屋
- スーパー
- ドン・キホーテ
- コンビニ
白州ハイボール缶シェリー樽は、前作までと同様に買える場所は上記のように多岐に渡ります。
筆者が買った場所はイオン系のスーパー。
発売日の前日に入手できました。
缶にはシェリー樽を想わせるワインレッドの帯
第1弾で発売された白州ハイボール缶 デザインはほぼ同じですが、ハイボール缶の下部にシェリー樽の風合いを連想させるワインレッドの帯が入っています。
寒さが身にしみる年末年始、 シェリー樽のワードに購買意欲がさらに掻き立てられました。
「シェリー樽原酒ブレンド」シェリーカスクとは?
今作のテーマでもある シェリー樽 を簡単に説明すると、スペインの酒精強化ワイン「シェリー」の熟成に使用した後の空き樽。
ウイスキーを熟成させるのに広く使用されているホッグスヘッドよりも大きな樽で、シェリー酒からの影響によりレーズンを想わせるフルーティーで芳醇な味わいをウイスキー原酒へもたらします。
シェリーカスクについては以前 詳しく触れました↓
「白州ハイボール缶シェリー樽」テイスティング・レビュー
サントリープレミアムハイボール「白州」の評価は?
ハイボールに合うグラス(うすはり)に注ぎレビューしていきましょう。
香りは麦と若干のバニラを伴うチョコレートと甘やかなフルーツ。
口に含むとまず最初に感じる味わいの印象は穏やか。
柔らかい香りと共にバランスの良いフルーツ香、バニラチョコのような甘味も少々感じられ飲みやすい。
白州のトレードマークともいえる ピート を思わせる香り立ちは控え目で、わずかにオイリーに感じるコクと麦芽&果実の甘さがボディの中核をなしている。
味わいの前半に感じる甘やかな香り立ちは、前作に感じた爽やかな香りとは対照的にも思えるが、中盤にさしかかる頃には白州らしいほのかにスモーキーでビターな味わいが少しずつ現れ、フィニッシュまで続くことにより満足度が高まる。
今回のテーマでもあるシェリー樽原酒の味わいはというと、確かにフルーティーな甘みやわずかなチョコレート感から感じ取る事は出来るのだが、それほど強くは無く、フレーバーのバランスの一つといった印象。
それよりもフィニッシュ近づくにつれ顔を出してくる白州原酒の味わいのバランスが面白い。
缶のまま飲んでみると、先程までまとまっていると感じていたバランスが崩れるように感じた。
氷が無い事により当然ではあるが、必要以上にアルコール感を感じてしまい、華やかな飲みやすさが影をひそめ、パワフルな味わいに。
白州12年のハイボールと比較
前作ではノンビンテージの白州ハイボールと比較しましたが、今回はシェリーカスク原酒という事で、味により深みのある白州12年のハイボールと比較。
白州12年のハイボールと比較してみると、当然ではあるが、旨み・香り立ちどれをとってもやはりステージが違う…。
飲み比べると、白州ハイボール缶シェリー樽が甘いせいか、白州12年のハイボールに普段感じているハチミツのような甘味をあまり感じず、いつも以上にドライでスモーキーな味わいに。
白州12年のフレーバーの中核に据えてある熟成香とピートの香りの融合の素晴らしさに改めて気付かされました。
ハイボールとしての複雑なフレーバーによる香り立ちやクオリティーに関していえば白州12年のハイボールに軍配が上がるかもしれません。
しかし、飲みやすさを含め気軽に飲みたいロケーションなどでは白州ハイ ボール缶シェリー樽にポテンシャルの高さを実感。
ウイスキー愛好家だけでなく、初心者にも好まれる味わいなのは白州ハイボール缶シェリー樽なのかもしれません。
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サントリー白州ハイボール缶シェリー樽 値段に価値は?
白州ハイボール缶シェリー樽に限らず、サントリー プレミアムハイボールシリーズすべてに言える事ですが、値段は決して安いものでは有りません。
貴重なシェリー樽原酒を味わえるからと言って満足に値するとも限りません。
しかし、グラスに氷を入れて飲むと、少し濃いめの白州ハイボールが2杯分完成します。
シェリーカスクの香りがそれほど高い訳では有りませんが、確かに他の銘柄のハイボール缶とは一線を画す旨さ。
1杯に換算すると330円。
飲みやすく上質な味わいを、缶を開けてグラスに注ぐだけで飲めるハイボール缶、筆者個人的にはコスパが良いと捉えています。
「白州ハイボール缶シェリー樽を口コミ」どこで買える?値段の価値を評価 まとめ
白州ハイボール缶「サントリー プレミアムハイボール白州 シェリー樽原酒ブレンド」
- 白州ハイボール缶シェリー樽はサントリー プレミアムハイボール第3弾
- テーマはシェリーカスクの原酒
- 白州のシェリー樽熟成は貴重
- 程よいシェリーカスクの香り
シェリー樽に由来する甘くフルーティな香りがテーマとなった
「白州ハイボール缶シェリー樽」
クリスマス・年末年始とお酒を飲む機会が増えるこの時期、寒さでこわばった体に一息つかせてくれるような充足感のある味わい。
言うまでもありませんが白州は品薄…。
その上、シェリー樽での熟成を経たウイスキー原酒となると、大変貴重で口にする機会はそう 多くはないと思われます。
ハイボールとはいえ貴重なこの機会を逃す手はありません。
シェリーカスクの香りと共に年の瀬・年始め 少し贅沢をしてみるのも良いかもしれません。
評価:コスパ良好
スモーキーなハイボール缶ならこれもオススメ。
三郎丸蒸溜所が生産するウイスキーと炭酸のみで構成される本格的味わい。
安い価格がも魅力的
味わいなどを詳しくレビュー↓
安価にシェリーカスクのウイスキーでハイボールを楽しむのにおすすめなウイスキー
ハイランドパークとマッカランがキーモルト使われ、シェリーカスクでの追熟が行われたブレンデッドモルトウイスキー。
この仕様でこの価格は魅力的
ハイボールを嗜むにはグラスも大切。
飲み口の薄いグラスで飲むと味わいが大きく変化します。
美しく儚いフォルムも魅力的な逸品
ハイボールにおすすめのグラスをまとめました↓
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを
スモーキーなウイスキーがお好みの方はコチラ↓