蒸留所・・・メーカーズマーク蒸溜
地域・・・ケンタッキー州ロレット
熟成・・・約6年
アルコール度数・・・45%
目次
メーカーズマーク蒸留所
製造者の印という名のバーボンウイスキー「メーカーズマーク」
生産者のウイスキー作りへの思いから手紙によく使われる赤い封蝋が施されています。
数あるバーボンの中でも滑らかで上品な味わいは他の蒸留所の原酒と一線を画しその存在感を世に知らしめています。
メーカーズマークがスタートするのは1780年、ロバート・サミュエルズがスコッチ、アイリッシュ系の移民としてケンタッキーに移り住み、農業と共に自家用のウイスキー作りを始めたのが切っ掛け。
本格的なウイスキー作りを始めるのは、1840年ロバートの孫にあたる3代目が蒸留所を設立してからの事です。
しかしウイスキー作りは順風満帆とはいかず、第二次大戦中に蒸留所を売却し、生産を中止してしまいます。
その後の1951年、スターヒルファーム農園を買い取りウイスキー作りを再開、現在ではアメリカの国際歴史建造物に指定されています。
この頃にライ麦から現在のスタイルである冬小麦の使用にきりかえ、まろやかな口当たりのバーボンウイスキーを目指す。
「メーカーズマーク」現在のこのネーミング、ボトル形状、赤い封蝋これを作りあげたのは6代目ビルの妻マージー。
夫が作り上げたバーボンウイスキーに妻のアイデアと誇りが込められています。
そして現在に至るまで想いは継承され、1本1本手作業で赤い封蝋が施されています。
この封蝋、開け方も簡単でキャップの部分に突起が出ていて引っ張るだけ。
その封蝋するシーンや蒸留所の景色が登場します
メーカーズマーク レッドトップ 樽熟成
メカーズマークはホワイトオークの樽で、約6年間の熟成を行います。
樽内面の焦がし具合もチャーのレベル3というバーボンウイスキーの中でも程良い焦がし具合でバニラの様な甘みを引き出し、タンニン、焦げ臭が抑えられています。
エンブレムの由来
左下にある星印は、蒸留所の所在地である「スターヒルファーム」を表す。
「S」のアルファベットは、サミュエルズ家の頭文字、それらを囲む円環は同家の歴史を表し、途切れている部分は南北戦争、禁酒法時代の生産の途切れを意味します。
メーカーズマークは映画にも登場
トビー・マグワイア主演のスパイダーマンで適役グリーンゴブリンになるオズボーンが飲むウイスキーとして登場します。
「メーカーズマーク レッドトップ」テイスティング・レビュー
カラーは濃いめの琥珀色
香りはウッディーでバニラ様の甘い香り。
口に含むとバーボン特有のくさみがなく、上品でバニラ系の甘みとウッディーな渋みと酸味がバランスよく訪れる。
ボディは厚く飲みごたえがあり、濃厚で芳醇。
フィニッシュでもバニラ系の甘さと樽香が上品にそしてしっかりと続く。
ロックにすると甘みも感じるが、スッキリとした飲みやすい印象を受ける。
ハイボールにしても飲みやすさを感じるが、バニラ系の甘みもあがり満足度が高い一杯に。
コストパフォーマンス&まとめ
個人的にはバーボンウイスキーよりもスコッチシングルモルトを飲む機会の方が多いのですが、このメーカーズマークレッドトップだけは定期的に購入している様に思います。
かつては、このレッドトップに加え、アルコール度数が高くしっかりした味わいのブラックトップやゴールドトップがラインナップされ、楽しませてくれました。
プレミアムランクの終売、最近行われたサントリーによるウイスキーの値上げ等々メーカーズマークを飲むにあたって逆風が吹いているようにも思えますが、まだまだこの唯一無二な味わいを考えればこの価格はコスパが良いと言えるのではないでしょうか。
家飲みバーボンウイスキーの代表格としてヘビーローテーションしています。
コスパ良好
こちらはレッドトップにメーカズマークのロゴ入りグラスが付いたセット商品
ブラックトップ、ゴールドトップ終売後にリリースされたメーカーズマーク46
焦がしたフレンチオークの板を、熟成した原酒樽の中に沈めて熟成させたバーボンウイスキー
コチラは限定品の「ミントジュレップ」
大容量の1000mlでコスパが良いです。
コチラの記事で触れてあります
関連【メーカーズマーク ミントジュレップ】その飲み方は? サントリーより新発売!
「メーカーズマーク VIP」は元々は贈答用に作られた限定品。
特別な方へのお中元、お歳暮や誕生日プレゼント、父の日にも最適です。
生産量があまり多くないようですのであるうちに、、、
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良いウイスキーLIFEを